山崎まさよし、地元山口県で初のチャリティーライヴを開催

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9月にデビュー15年目に突入した山崎まさよしが、自身の出身地である山口県防府市にて、10月14日に初のチャリティーライヴを行なった。

これは、7月21日に水害に襲われ、約3ヵ月経った現在でも復旧作業が行なわれている同市に何か協力できないかと山崎が働きかけたのをきっかけに行なわれたイベントで、エフエム山口と防府市文化振興財団が主催となり。地元住民を中心にチケットを販売。グッズも合わせた売り上げを、災害への義援金として寄付する。

◆山崎まさよしライヴ写真

会場の約1,600席は即完売し、ライヴ当日は当日券が出るかわからない状況にも関わらず、遠方からファンが駆けつけ、立ち見も入れて約1,800人の地元住民およびファンが集まった。

山崎まさよしのライヴを初めて観るという観客が多い中、1曲目はアルバムタイトルにもなっている「アトリエ」を鍵盤で弾き始めると、会場からは割れんばかりの拍手と、「お帰り!」「ありがとう!!」という声が飛び交った。

「東京で防府の災害を知った時に、当時住んでいた地区もすぐ近くで、自分が今できることは何なんだろうと。できるだけ早い復興を願います」と話した山崎は、「防府天満宮に行ったら誰も気づかなくて、地元の中学生に話しかけても「このオジサン誰だろ?」って顔されて(笑)。さすがに長いこと地元を離れたら、オーラさえもなくなるんでしょうね」と、地元でのエピソードを明かして会場を沸かした。

その後、山口県の富海がモチーフの「最後の海」、「未完成」などを挟み、「ツバメ」、自身主演の映画主題歌『8月のクリスマス』をピアノで歌い上げ、ライヴ後半戦ではデビュー曲「月明かりに照らされて」を筆頭に、SMAPがカヴァーした「セロリ」、「ヤサ男の夢~昼休み」をつなげ、1,800人の観客が総立ちで盛り上がる中、本編ラストは「全部、君だった。」でしっとりと締めくくった。

アンコールでは、「ECOやチャリティーに対して、自分ができることを考えるのは本当に難しい。ライヴは形としては残らないが、少しでも来てくれたお客さんの心に残れば」と、最新アルバム『IN MY HOUSE』から「ア・リ・ガ・ト」を披露。新旧織り交ぜた全18曲にわたる弾き語りライヴを堪能した1,800人の老若男女は、笑顔で会場を後にした。

◆山崎まさよしオフィシャルサイト
◆山崎まさよしユニバーサルミュージック公式サイト
◆iTunes Store 山崎まさよし(※iTunesが開きます)
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