ナイトメア:結成10周年目前、5人の心を覗くソロ・インタヴューで綴る総力特集
メンバー・ソロ・インタヴューで綴る、ナイトメア 10th Anniversary Eve 総力特集
ナイトメアの挑戦は、終わらない。
INTERVIEW-01 YOMI編
昔の自分との一番の違いって、精神的なところなの。
なんかね、強くなれた気がする。
YOMI:ファンの子のなかには“ぽっちゃりしてた頃のYOMIさんが大好きです”っていう子がいるんですけど。俺も昔の自分は大好きだし、いまの自分も大好きで。だけど、昔(の自分)といまの一番の違いって、精神的なところなの。なんかね、強くなれた気がする。そういう面では、ダイエットしてよかったなと思いますね。
YOMI:あざっす!!(超笑顔)
YOMI:昔って、どっちかっていうと自分は“ついていく”感じだったじゃないですか? キャラ的にもライヴでの見え方でも。だけど、このままでは自分たちの目指すところにはいけないんじゃないかなって、2年前に武道館やったときぐらいから思いだして。フロントマンというのを意識しだして、変わってきたっていうのがあるのかもしれない。
YOMI:うん、そうですね。やってきましたね。始めた頃は、自分的にも“前よりもよくなるだろうな〜”ぐらいのやわらかい感じでやってたんだけど、いまは全部やってきてよかったなって、すごく思います。
YOMI:いや、特には(笑)。褒められないですね。みんなは“もっともっと!”なんですよ。いま自分でも成長できているとは思うけど、みんなは“もっともっと!”って感じでいってくれる。そのほうがうれしいかな。
YOMI:今回のツアーではきっちり歌う曲と、感情重視で歌う曲を、自分のなかで分けて歌ってたんですよ、曲によって。今回のアルバムのなかでも Ni〜ya曲は、新たな自分の発見が一番できた曲だったんですよ。俺が今後歌っていきたい曲はこういう曲のなのかもしれないってことに気づけた曲でした。
YOMI:デカイですよね〜。でも、柩とNi〜yaと一緒に、GLAYの日産スタジアムのライヴの2日目を観に行かせてもらったんですよ。あれを観たおかげかもしれないけど、その後にやった武道館はすごく近くに感じたし。だから、さいたまスーパーアリーナも、あれを観てるからそこまでの気負いはなくて。しかも、何年後かの自分たちをGLAYのライヴに重ね合わせて観ることができたんですよ。
YOMI:怖さはないかな。最近、ナイトメアって、ちゃんと(客席が)うまる会場しかやってなかったから。こうやって、うまるかどうか分かんない、みたいなところで自分たちにプレッシャーを与えて。そのほうがプラスになるんじゃないかな。メンバーも事務所もレコード会社も。苦しまないとダメです。“ヤバい”って自分たちが思わないと、成長が止まっちゃう気がする。
YOMI:そうそうそう! 叩かれて叩かれて。
YOMI:いや、それはどうかなぁ(笑)。
YOMI:咲人やRUKAさんは、“曲作り期間が欲しい”っていってるけど、もらったらもらったでできるかどうかは分かんない、みたいなことを本人はいってるからね。(一同笑)そうなのかも(笑)。
YOMI:「Rem_」のほうは歌いやすかった。いままでのナイトメアという感じでやれたから。
YOMI:難しかったですね〜。こういう曲調自体、ナイトメアでは初めてなんで戸惑った部分もあったんですけど……最近、プライベートとかで普通に友だちと飲みにいくときも、意識して歌が聴こえるバーだったり、ピアノの弾き語りで歌ってくれるようなお店に……。
YOMI:そそそそっ(笑)。
YOMI:違う違う、デートとかじゃないから。友だちとだから(笑)。そうやって、人と遊ぶときも歌の勉強じゃないけど、そういう場所にいって雰囲気のある曲を聴いてるのもあって、(この曲は)自分が、そういところで歌ってるイメージで歌ってみた。
YOMI:声を張って感情を表すって、意外と簡単なんですね。こういう風に声を張らずに、弱く歌いながらも歌に起伏をつけていくのはすっごい難しくて。そういう部分はもっと勉強しなきゃって思いましたね。
YOMI:だから歌ってるとせつない気持ちになりますよ。昔の彼女を思い出して。
YOMI:咲人的には、“君”の部分を人それぞれいろんな意味を持ってくれていいっていってて。自分的にはこの“君”っていうのは、ファンだったりナイトメアに関わってくれる関係者の人たちだったりに置き換えて歌いました。来年(2010年)は結成10周年というのもあって、ナイトメアはもっとすごいところに連れてってくれそうだなっていう感じを出せればいいかなっていう風に思ってました。
YOMI:自分のなかでは「Nothing you lose」的な、感情を重視したヴォーカリストになっていければいいなというのと、個人的な目標としてはピアノとか習って、10周年の間に自分で作曲してたり、もちろん歌詞も書いて。そういうところを頑張っていきたい。
取材・文●東條祥恵
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