JASMINE、超話題の大型新人デビューシングル「sad to say」リリース大特集

ポスト

JASMINE (ジャスミン) 超話題のデビューシングル「sad to say」リリース大特集

――歌詞を書くにしろ、歌を歌うにしろ、全然作り込んでないんだね。

JASMINE:そうですね。そのまんまですね。

――この曲を聴いて、リスナーにはどんなことを感じてほしい?

JASMINE:いわゆる失恋ソングって、失恋した瞬間というよりも、失恋してちょっと時間が経ってからの気持ちを歌ってるじゃないですか。この曲はそうじゃなくて、傷ついたその瞬間を歌ってるんですね。その瞬間って"悲しい"じゃなくて"悔しい"だと思うんですよ。それが和らいでいって、悲しいっていう気持ちが沸いてくると思うんですけど、その最初の瞬間は悔しさや怒りの感情がうわーっ! ってなってるから、みんなも聴いてうわーっとなってもらえればなと(笑)。みんなの気持ちを代弁した曲になってるんで、共感してもらえたら嬉しいですね。

――カップリングには「I'm in luv wit u」の"1989 remix"と"laid back remix"が入ってるけど、リミックスということは、オリジナルもあるの?

JASMINE:オリジナルはクラブで歌ってた曲。元々2番を友達が歌ってて、1番を私が歌ってたんですけど、一人でライヴをする時に一人でこの曲を歌わせてって言って。1番を書いた時は彼氏がいたんで普通にラヴ・ソングなんですけど、新たに2番を書いた時は別れちゃってたんで、曲全体のつじつまがあってないんです(笑)。まさかその時は売り物にするなんて思ってなかったし。けどこの曲も自由に聴いてもらえればなと。

――この曲はラップのようなフロウで歌ってるのが印象的でした。

JASMINE:そういうつもりはなかったんですけど、自然にこうなったというか。言葉でリズムを取るのが日本語だと固くなっちゃうんですよね。それじゃいつまで経っても洋楽には勝てねえってことで、言葉の固さを出さないように歌ったらメロディー・ラップみたいな感じになったんですけど、私的には自分が気持ちいいように歌ってるだけですね。

――難しいこと考えてるんだね。

JASMINE:いつまでも洋楽に勝てねえなっていうのは中学の頃から思ってましたね。日本語の固さをどうしたらいいんだろうってずっと思ってました。

――すごい中学生だ!

JASMINE:なんなんでしょうね。他に考えることがなかったんでしょうね(笑)。

――そしてもう1曲、アップリフティングな「恋」も収録されています。

JASMINE:これは普段の自分と恋をしてる時の自分はこんだけ違うぞってことを歌ってます。最初にトラックをもらった時に、黒人のおじさん3人がピシッとスーツを着てハットを被って雨上がりの濡れたコンクリートの上でタップダンスを踊ってるっていう絵が浮かんだんで、そういう感じでいこうと思ったんですけど、歌詞には何も反映されませんでした(笑)。

――快心の1枚になりましたか?

JASMINE:はい。けどすでに次が楽しみですね。私、飽き症なんで、全部違わないとダメなんですよ。だからこの次のシングルも「sad to say」とは全然違ったタイプの曲になると思うし、その後も色んな曲をどんどん出していきたいです。

――今後どんなシンガーを目指しますか?

JASMINE:等身大のシンガーですね。綺麗ごとを歌うんじゃなくて、私が思うことをそのまま音楽にして、なおかつ聴いていて気持ち良い歌を歌っていきたいです。それは今回のシングルでも同じですけどね。

取材・文●川口真紀

NEW DISC

「sad to say」
amazonで購入
「sad to say」
ワンネイション

2009年6月24日リリース
AICL-2017
\1,223(tax in)

  • 【収録曲】
  • 1.sad to say
  • 2.i'm in luv wit u(1989 remix)
  • 3.恋
  • 4.i'm in luv wit u(laid back remix)

MOVIE

「sad to say」PV映像「sad to say」PV映像

この記事をポスト

この記事の関連情報