エイミー・ワインハウス、倒れた原因は肺気腫

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エイミー・ワインハウスが先週、自宅で気を失い病院に運び込まれたが、その原因が明らかになった。彼女は軽い肺気腫を患っているという。先週月曜日(16日)に倒れて以来、現在も入院中だが、父親によるとタバコを止め回復に向かっており、週末行なわれるフェスティヴァルには予定通り出演するつもりだという。

肺気腫は、喫煙などで肺の中の細胞が破壊され、息切れを引き起こす。結果、体内に十分な酸素が行き渡らなくなり、病状が進むと死にいたる危険もあるという。幸いにもエイミーの場合「その兆候がある」という程度で、医師もフェス出演にゴー・サインを出しているそうだ。

専門医は「エイミーがこの先、喫煙を止め健康管理を怠らなければ、歌うことに支障はないだろう」とBBCに話している。しかし、肺気腫に侵された細胞が元の状態に戻ることはなく「ひどくなれば息が続かず、パフォーマンスするのが難しくなる」と忠告している。

専門医は、肺気腫は喫煙者だけでなく、ドラッグを使用する若者の間でも多く見られる疾患だと話している。エイミーの父親もそのことは十分承知しており、『Sunday Mirror』紙のインタヴューでは「タバコとコカインにより、彼女の肺は70%しか機能していない。ドラッグ・ディーラーやピート・ドハーティのような連中を娘のそばに近寄せたくない」と話している。

エイミーは今週、ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領のバースデー・コンサート(6月27日)、グラストンベリー・フェスティヴァル(28日)と立て続けに2本のビッグ・パフォーマンスが予定されている。

Ako Suzuki, London
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