石川セリ、23年ぶりセクシーに復活

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石川セリが新曲を含むベスト盤『Re:Sexy』をリリースした。なんと新曲は、23年ぶりだ。

井上陽水夫人としても知られている石川セリは、モデルとしても絶大な人気を博し、代表曲のひとつ、「ダンスはうまく踊れない」は、井上陽水が彼女への求愛のために作った歌だという。このあたりの伝説の残り方は、まるで海外アーティストにまつわるエピソードのようなかっこよさだ。

1971年公開の映画『八月の濡れた砂』の主題歌「小さな日曜/八月の濡れた砂」で1972年にデビューした石川セリは、1985年に掛けてコンスタントな活動を続け、現在までにアルバム16枚(ベスト・アルバム含む)シングル12枚のリリースを重ねてきた。その石川セリが、23年ぶりの新曲を携えての復活である。相変わらずに美しさが全面に押し出されたジャケットも素敵だ。

彼女の最新のレコーディング作品は、谷川俊太郎のソング・ブックとなるが、自身の冠アルバムではないため、オリジナル・レコーディングとなると1985年のアルバム『RAKUEN』まで遡る。

今回23年振りの新曲を携えて華麗なる復活を遂げた石川セリだが、『Re:Sexy』は、新曲3曲、リミックス1曲、リ・トラックダウン1曲、アウトテイク1曲、自らピックアップした過去作品12曲を含んだ全18曲収録のベスト盤という内容だ。過去作品と現代を一本の線で結ぶ石川セリの等身大を伝えると共に、ここが本格的活動再開の始まりとなるという。

新曲に関しては、バンド:DEMI SEMI QUAVERのDIVA、小説家・女優としても活躍中のエミ・エレオノーラと石川セリの完全コラボレーションで行われ、そうそうたるプレイヤーの起用を持って、大人の感性、セクシーなセリワールドが構築されたようだ。

『Re:Sexy』のリリースに伴い、東京、大阪、福岡のビルボードライブでのツアーも決定、ステージとしては6年ぶり、ミニツアーとしては25年ぶりとなる。

5月16日、17日 ビルボード大阪
5月19日、20日 ビルボード福岡
5月27日、28日 ビルボード東京
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