櫻の園は女の園? 福田沙紀「(みんなで)ガールズトークしてます!」
実写版『ヤッターマン』の、ヤッターマン2号ことアイちゃん役としても話題の福田沙紀。彼女が初主演を務める映画『櫻の園-さくらのその-』の撮影が順調だ(セーラー服を着た出演者たちの大きな画像は記事下部リンクより)。
本作は、18年前に日本アカデミー賞優秀賞ほか、全21の映画賞を受賞して話題となった『櫻の園』と同じ、中原俊監督が、リメイクではなく、原作の「櫻の園」をリ・イメージし、全く新しい「櫻の園」を作り上げた挑戦作。
キャストは、主演に福田沙紀。さらに『受験のシンデレラ』の寺島咲、渡辺謙を父に持つモデルの杏、 AKB48の大島優子、『セブンティーン』専属モデルの武井咲、はねゆりなど、次世代を担う若手スターが名を連ねている。
先日、ロケ地の一つ、山形県寒河江市にて快晴の満開の櫻の下で、キャストと中原監督による記者会見が行なわれた。
── 18年という長い期間を経て再び「櫻の園」を映画にするにあたっての考えは?
中原:前作は、演劇部の一日一瞬を捉えた映画であった。今回は長い伝統の中の女子高の演劇部を捉えます。演劇部が新たに生まれ変わる、という話にしたい。
── それぞれの出演者の役柄と意気込みを教えてください。
福田:結城桃(ゆうき・もも)役の福田沙紀です。初めての主演作となりますが、きばりすぎないようにしたい。演じる桃という役は、一生懸命頑張る子というより、天才肌の子。マイペースな感じなんです。自分らしさを出しながら演じていきたいと思います。
寺島:赤星真由子(あかぼし・まゆこ)役の寺島咲です。「櫻の園」は今しか出来ない、輝いた時の瞬間を見せられる映画だと思います。凛とした役なので、姿勢、身振りなどもきちんと見えるように心がけたいです。いい作品になるように頑張ります。
杏:沙紀、咲ときたので、私サキならいいのですが…。小笠原葵(おがさわら・あおい)役の杏です。初めての映画出演です。葵という役は、高校の女子生徒たちの憧れの的です。陸上部のハイジャンプ選手でハイジャンプもしなければいけないし、ロシアのチェーホフの「櫻の園」の難しい台詞が一杯の劇中劇をやらなければならないという、とてもハードルが高いのですが、頑張りたいです。
はねゆり:横田奈々美(よこた・ななみ)役のはねゆりです。この役は、明るくて人懐こいんです。(大島優子が演じる)美登里と仲良しで、(杏が演じる)葵と同じクラス。自然に見えればいいと思っています。
大島優子:沢美登里(さわ・みどり)役の大島優子です。美登里は女子高にいそうな女の子らしい子で、活発なんだけどミーハーなところがあります。お嬢様学校の生徒というのは初めてですが、のびのびとやりたいです。
武井咲:水田真紀(みずた・まき)役の武井咲(えみ)です。初めての演技で緊張しています。不安で一杯ですが、楽しみたいです。役は舞台監督をやる1年生でちょっと生意気かな?一生懸命やりたいです。
── ここ(寒河江)をロケ地に決めたのは?
中原:第一に櫻の時期が合ったことです。東北全県を回って、ロケハンの最終日に見つけ「ここだ」と思いました。見事な桜で、いい桜に出会えて、桜の神様が手助けをしてくれるんじゃないかと思っています。
── 何故、前作から18年たってこの映画を再び撮るのか?
中原:前作には福田さんが演じる桃は出てきていないし、今回は全く別物です。18年前にも、こんな話はあったかもしれない、18年前のもう一つの話、パラレルな話と思って欲しい。学校の演劇部を巡って起こる話はまだまだ作れそうな気もします。
── お嬢様学校の生徒、というのはなかなかないかと思うが、共感できる部分はあるか?
福田:衣裳合わせの時、物凄く着心地が悪かったです。制服はいいんですが、「お嬢様」という言葉が自分にあっていないのを判ってますし、お嬢様学校がどういうものなのか、近くにあったこともないので今はイメージが沸きません。ただ、私の演じる桃は、もともとそういうところに馴染めない子なので、いいのかもしれません。
杏:みんな、学校の中でアウトサイダー的なとこがあるからね。
福田:そう、さばさばしているタイプが集まってる。
── 福田さんは「地」でやってるの?
福田:地、(笑)。地は若干抑えてます。今までは表に気持ちを出せない役とか強い役が多かったので、目も強い芝居になっていた。今回は和らげる方向を心がけてます。
── 本当に女子高みたいですが、カメラが回ってないところは何を話しているの?
福田:もう、ガールズトークです。それぞれがサバサバしていて、イエーイみたいな感じ。
大島:直ぐに意気投合しました。
杏:私は一人だけ20超えなんで。若干ドキドキしてます。何とか馴染むように頑張ります。
── 福田さんは『ヤッターマン』もあるし、大変ですね。
福田:同時進行です。場所もスタッフも違うので、切り替えられますし、違いを楽しむことも出来て、刺激的な毎日です。『櫻の園-さくらのその‐』はほんわかした雰囲気で楽しくやってます。
── 『櫻の園-さくらのその-』は、普遍的なところを描くそうですが。
中原:今の時代だからこうなった、と言うより、高校生の彼女たちが脱皮して、何かを掴んでいくということは、いつの時代も変らないと思う。常にあるものを機軸としていきます。すばらしいキャストが集まったので、色んな人に色んなお芝居をしてもらいます。
── あえて作品のテーマを言うと?
中原:青春、ということです。前作は吉田秋生(よしだ・あきみ)さんの漫画のテイストでしたけど、今回は自分としては、チェーホフ寄りかもしれません。この少女たちが、伝統に対抗する、というよりも新しく作り上げていくものです。
映画『櫻の園-さくらのその-』は、2008年秋、全国ロードショー
<会見について>
場所:山形県寒河江(さがえ)市、寒河江公園
出席者:福田沙紀、寺島咲、杏、はねゆり、大島優子、武井咲/中原俊監督
撮影ロケ現場:寒河江公園、山形県立寒河江高等学校
●福田沙紀、AKB48の大島優子ほか。『櫻の園』の “女の園” の様子をフォトアルバムで!
本作は、18年前に日本アカデミー賞優秀賞ほか、全21の映画賞を受賞して話題となった『櫻の園』と同じ、中原俊監督が、リメイクではなく、原作の「櫻の園」をリ・イメージし、全く新しい「櫻の園」を作り上げた挑戦作。
キャストは、主演に福田沙紀。さらに『受験のシンデレラ』の寺島咲、渡辺謙を父に持つモデルの杏、 AKB48の大島優子、『セブンティーン』専属モデルの武井咲、はねゆりなど、次世代を担う若手スターが名を連ねている。
先日、ロケ地の一つ、山形県寒河江市にて快晴の満開の櫻の下で、キャストと中原監督による記者会見が行なわれた。
── 18年という長い期間を経て再び「櫻の園」を映画にするにあたっての考えは?
中原:前作は、演劇部の一日一瞬を捉えた映画であった。今回は長い伝統の中の女子高の演劇部を捉えます。演劇部が新たに生まれ変わる、という話にしたい。
── それぞれの出演者の役柄と意気込みを教えてください。
福田:結城桃(ゆうき・もも)役の福田沙紀です。初めての主演作となりますが、きばりすぎないようにしたい。演じる桃という役は、一生懸命頑張る子というより、天才肌の子。マイペースな感じなんです。自分らしさを出しながら演じていきたいと思います。
寺島:赤星真由子(あかぼし・まゆこ)役の寺島咲です。「櫻の園」は今しか出来ない、輝いた時の瞬間を見せられる映画だと思います。凛とした役なので、姿勢、身振りなどもきちんと見えるように心がけたいです。いい作品になるように頑張ります。
杏:沙紀、咲ときたので、私サキならいいのですが…。小笠原葵(おがさわら・あおい)役の杏です。初めての映画出演です。葵という役は、高校の女子生徒たちの憧れの的です。陸上部のハイジャンプ選手でハイジャンプもしなければいけないし、ロシアのチェーホフの「櫻の園」の難しい台詞が一杯の劇中劇をやらなければならないという、とてもハードルが高いのですが、頑張りたいです。
はねゆり:横田奈々美(よこた・ななみ)役のはねゆりです。この役は、明るくて人懐こいんです。(大島優子が演じる)美登里と仲良しで、(杏が演じる)葵と同じクラス。自然に見えればいいと思っています。
大島優子:沢美登里(さわ・みどり)役の大島優子です。美登里は女子高にいそうな女の子らしい子で、活発なんだけどミーハーなところがあります。お嬢様学校の生徒というのは初めてですが、のびのびとやりたいです。
武井咲:水田真紀(みずた・まき)役の武井咲(えみ)です。初めての演技で緊張しています。不安で一杯ですが、楽しみたいです。役は舞台監督をやる1年生でちょっと生意気かな?一生懸命やりたいです。
── ここ(寒河江)をロケ地に決めたのは?
中原:第一に櫻の時期が合ったことです。東北全県を回って、ロケハンの最終日に見つけ「ここだ」と思いました。見事な桜で、いい桜に出会えて、桜の神様が手助けをしてくれるんじゃないかと思っています。
── 何故、前作から18年たってこの映画を再び撮るのか?
中原:前作には福田さんが演じる桃は出てきていないし、今回は全く別物です。18年前にも、こんな話はあったかもしれない、18年前のもう一つの話、パラレルな話と思って欲しい。学校の演劇部を巡って起こる話はまだまだ作れそうな気もします。
── お嬢様学校の生徒、というのはなかなかないかと思うが、共感できる部分はあるか?
福田:衣裳合わせの時、物凄く着心地が悪かったです。制服はいいんですが、「お嬢様」という言葉が自分にあっていないのを判ってますし、お嬢様学校がどういうものなのか、近くにあったこともないので今はイメージが沸きません。ただ、私の演じる桃は、もともとそういうところに馴染めない子なので、いいのかもしれません。
杏:みんな、学校の中でアウトサイダー的なとこがあるからね。
福田:そう、さばさばしているタイプが集まってる。
── 福田さんは「地」でやってるの?
福田:地、(笑)。地は若干抑えてます。今までは表に気持ちを出せない役とか強い役が多かったので、目も強い芝居になっていた。今回は和らげる方向を心がけてます。
── 本当に女子高みたいですが、カメラが回ってないところは何を話しているの?
福田:もう、ガールズトークです。それぞれがサバサバしていて、イエーイみたいな感じ。
大島:直ぐに意気投合しました。
杏:私は一人だけ20超えなんで。若干ドキドキしてます。何とか馴染むように頑張ります。
── 福田さんは『ヤッターマン』もあるし、大変ですね。
福田:同時進行です。場所もスタッフも違うので、切り替えられますし、違いを楽しむことも出来て、刺激的な毎日です。『櫻の園-さくらのその‐』はほんわかした雰囲気で楽しくやってます。
── 『櫻の園-さくらのその-』は、普遍的なところを描くそうですが。
中原:今の時代だからこうなった、と言うより、高校生の彼女たちが脱皮して、何かを掴んでいくということは、いつの時代も変らないと思う。常にあるものを機軸としていきます。すばらしいキャストが集まったので、色んな人に色んなお芝居をしてもらいます。
── あえて作品のテーマを言うと?
中原:青春、ということです。前作は吉田秋生(よしだ・あきみ)さんの漫画のテイストでしたけど、今回は自分としては、チェーホフ寄りかもしれません。この少女たちが、伝統に対抗する、というよりも新しく作り上げていくものです。
映画『櫻の園-さくらのその-』は、2008年秋、全国ロードショー
<会見について>
場所:山形県寒河江(さがえ)市、寒河江公園
出席者:福田沙紀、寺島咲、杏、はねゆり、大島優子、武井咲/中原俊監督
撮影ロケ現場:寒河江公園、山形県立寒河江高等学校
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