90年代ビーイング・ヒット作が1,000円廉価版で登場
欲しかったゲームソフトがthe Bestシリーズとして安価に再発売されたときの喜びも大きいが、音楽CDの世界でも、ここまで安くなると喜びを飛び越えて、マジかい?…と、うろたえてしまう。
1990年代の音楽界を彩ったビーイング・グループのヒット音源が、2007年12月12日に廉価版として再発され、これらが好調にセールスを伸ばしているのだ。「BEST OF BEST 1000」と名付けられたこのシリーズ、名の通り、なんと1枚1,000円。
10タイトルがリリースされたが、そのどれもが時代を映し出す作品のひとつ。高いサウンド・クオリティと有無を言わさぬメロディ・センス、その徹底的な作りこみと品質の高さこそ、時代を超えて感動を呼び起こす作品のコアであることが分かる。
今回発売となった全10作品を、下記に紹介しよう。
■BEST OF BEST 1000 大黒摩季“今だから語れる制作秘話”
90年代を代表する「自立系女性アーティスト」大黒摩季の代表曲12曲を収録。大ヒット曲「ら・ら・ら」「夏が来る」「あなただけ見つめてる」ほかを網羅。当時、「ダンサブルユーミンがドリカム」なら「ダンサブル中島みゆき」で行こうというのが、元々のコンセプトだったというエピソードや、「ららら」の歌詞は実は、最後から2行目がなかなかイメージが定まらなくて、プロデューサーのアイデアで「ららら」にしてしまった、といった今だから語れる知られざる制作秘話の数々…。ビーイング時代の大黒摩季のヒット曲の仕掛けがこの1枚に凝縮。
■BEST OF BEST 1000 T-BOLAN“T-BOLANの黄金期を語る名曲揃い”
90年代をドラマティックに駆け抜けた4ピースロックバンド、T-BOLAN。彼らの黄金期とも言える91~93年のナンバーを中心に全11曲を収録。ライナーでは、名曲「離したくはない」の制作秘話を初めて公開。また、デモ段階ではメジャーコード進行で作り上げられていたが、結果的に大幅な修正が加えられた「じれったい愛」、デモテープの中から発掘された「サヨナラから始めよう」などなど、ファンならずとも耳馴染みのあるナンバーばかりの最強入門盤。
■BEST OF BEST 1000 MANISH“90年代に咲いた女性ユニットの軌跡”
高橋美鈴、西本麻里の2人で構成されたポップ・デュオ、MANISHの92年のデビューシングル「恋人と呼べないDistance」から94年のシングルまで全10曲を収録。
90年代らしいきらびやかなサウンドとダンサブルな打ち込みビートに元気いっぱいのボーカルをぶつけたそのサウンドは、その後の女性J-POPボーカリストブームの先鞭を切った出来映え。
■BEST OF BEST 1000 WANDS“WADSのベストセラーを一挙網羅”
1993年度のベストセリング・アーティスト、WANDSの最も輝いていた第一期~第二期までの作品の中から全11曲を厳選収録。初期のきらびやかなJ-POP大ヒットナンバーはもとより、当時世界を席捲していたグランジに影響を受け始めた「世界が終るまでは…」その後の「WORST CRIME ~About a rock star who was a swindler~」まで収録されている。時を経て、WANDSが永遠のポップアイコンであり続けることを納得させる一枚。
■BEST OF BEST 1000 ZYYG“初めてのZYYG名曲集”
90年代ビーイング系ロックの雄、ZYYG初となるベスト・セレクション集。デビューシングルにして70万枚のヒットを記録した「君が欲しくてたまらない」はもとより、栗林誠一郎が在籍していた第一期ZYYG(1993~94)と、バンドサウンドを追求した第二期(1994~99)の作品もまんべんなく収録。ポップなメロディーとパンキッシュなサウンドを持ったZYYGサウンドは、現在のJ-PUNKにもつながる優良音源。ZYYGのエピソード満載の書き下ろしライナーノーツは貴重。
■BEST OF BEST 1000 Mi-Ke“90年代女性J-POPトリオの元祖”
90年代前半、B.B.QUEENSのコーラス・ユニットとしてすい星のように現れ、短期間であらゆるポップス分野を網羅したMi-Ke。歌謡界とニューミュージック界の橋渡し役として、その後のJ-POPに少なからぬ影響を与えた3人娘の軌跡をコンパクトに凝縮・収録した全11曲。卓越したパロディーセンスに改めてマニアックなこだわりが伺い知
れる。
■BEST OF BEST 1000 FIELD OF VIEW“爽やかな貴公子達の贈り物”
FIELD OF VIEWの1995~97年までの黄金時期の作品を中心にセレクトした全10曲。「君がいたから」のコーラスワーク、坂井泉水の作詞になる「突然」「Last Good-Bye」「DAN DAN心魅かれていく」などのポップなUK路線とイメージ作りは、J-POPヒット曲創造の源泉。90年代中期のビーイングサウンドの指南書的作品集。
■BEST OF BEST 1000 PAMELAH“90年代のダンスミュージックを彩るハウス・ユニット”
2002年に活動停止したダンス系男女ユニットPAMELAH(パメラ)の全盛期ナンバー全10曲を収録。
豪快なギターサウンドと四つ打ちビートに、女性ボーカルが絡む完成形のJ-POPサウンドは、ハウスブームの先駆けか。90'sリバイバルの急先鋒的一枚。
■BEST OF BEST 1000 B.B. クイーンズ“90年代J-POPブームはここから始まった”
CD時代初のミリオンヒットを記録し、その後の90年代J-POPシーンの牽引役になったB.B.QUEENSの厳選12曲を収録。
お馴染みの大ヒット曲「おどるぽんぽこりん」「ギンギラパラダイス」から「カエルの合唱」「赤とんぼ」といった童謡まで、企画物バンド的イメージをも払拭する恰好のテキスト盤。90年代ビーイングとJ-POPの神髄を表現。
■BEST OF BEST 1000 織田哲郎“知られざる作曲エピソードを初公開”
作曲家として評価の高い織田哲郎がBMGビクター時代に残した音源を中心に、編纂されだ全13曲。織田哲郎名義での唯一のNo.1ヒット曲「いつまでも変わらぬ愛を」ほかを収録。「織田は自分の楽曲が作品になるまで知らなかった」ほかライナーノーツにはビーイング時代の織田の知られざる作曲エピソードを公開。万人向けのJ-POPサウンドだけではない織田のメロディーメーカーぶりも伺える。
1990年代の音楽界を彩ったビーイング・グループのヒット音源が、2007年12月12日に廉価版として再発され、これらが好調にセールスを伸ばしているのだ。「BEST OF BEST 1000」と名付けられたこのシリーズ、名の通り、なんと1枚1,000円。
10タイトルがリリースされたが、そのどれもが時代を映し出す作品のひとつ。高いサウンド・クオリティと有無を言わさぬメロディ・センス、その徹底的な作りこみと品質の高さこそ、時代を超えて感動を呼び起こす作品のコアであることが分かる。
今回発売となった全10作品を、下記に紹介しよう。
■BEST OF BEST 1000 大黒摩季“今だから語れる制作秘話”
90年代を代表する「自立系女性アーティスト」大黒摩季の代表曲12曲を収録。大ヒット曲「ら・ら・ら」「夏が来る」「あなただけ見つめてる」ほかを網羅。当時、「ダンサブルユーミンがドリカム」なら「ダンサブル中島みゆき」で行こうというのが、元々のコンセプトだったというエピソードや、「ららら」の歌詞は実は、最後から2行目がなかなかイメージが定まらなくて、プロデューサーのアイデアで「ららら」にしてしまった、といった今だから語れる知られざる制作秘話の数々…。ビーイング時代の大黒摩季のヒット曲の仕掛けがこの1枚に凝縮。
■BEST OF BEST 1000 T-BOLAN“T-BOLANの黄金期を語る名曲揃い”
90年代をドラマティックに駆け抜けた4ピースロックバンド、T-BOLAN。彼らの黄金期とも言える91~93年のナンバーを中心に全11曲を収録。ライナーでは、名曲「離したくはない」の制作秘話を初めて公開。また、デモ段階ではメジャーコード進行で作り上げられていたが、結果的に大幅な修正が加えられた「じれったい愛」、デモテープの中から発掘された「サヨナラから始めよう」などなど、ファンならずとも耳馴染みのあるナンバーばかりの最強入門盤。
■BEST OF BEST 1000 MANISH“90年代に咲いた女性ユニットの軌跡”
高橋美鈴、西本麻里の2人で構成されたポップ・デュオ、MANISHの92年のデビューシングル「恋人と呼べないDistance」から94年のシングルまで全10曲を収録。
90年代らしいきらびやかなサウンドとダンサブルな打ち込みビートに元気いっぱいのボーカルをぶつけたそのサウンドは、その後の女性J-POPボーカリストブームの先鞭を切った出来映え。
■BEST OF BEST 1000 WANDS“WADSのベストセラーを一挙網羅”
1993年度のベストセリング・アーティスト、WANDSの最も輝いていた第一期~第二期までの作品の中から全11曲を厳選収録。初期のきらびやかなJ-POP大ヒットナンバーはもとより、当時世界を席捲していたグランジに影響を受け始めた「世界が終るまでは…」その後の「WORST CRIME ~About a rock star who was a swindler~」まで収録されている。時を経て、WANDSが永遠のポップアイコンであり続けることを納得させる一枚。
■BEST OF BEST 1000 ZYYG“初めてのZYYG名曲集”
90年代ビーイング系ロックの雄、ZYYG初となるベスト・セレクション集。デビューシングルにして70万枚のヒットを記録した「君が欲しくてたまらない」はもとより、栗林誠一郎が在籍していた第一期ZYYG(1993~94)と、バンドサウンドを追求した第二期(1994~99)の作品もまんべんなく収録。ポップなメロディーとパンキッシュなサウンドを持ったZYYGサウンドは、現在のJ-PUNKにもつながる優良音源。ZYYGのエピソード満載の書き下ろしライナーノーツは貴重。
■BEST OF BEST 1000 Mi-Ke“90年代女性J-POPトリオの元祖”
90年代前半、B.B.QUEENSのコーラス・ユニットとしてすい星のように現れ、短期間であらゆるポップス分野を網羅したMi-Ke。歌謡界とニューミュージック界の橋渡し役として、その後のJ-POPに少なからぬ影響を与えた3人娘の軌跡をコンパクトに凝縮・収録した全11曲。卓越したパロディーセンスに改めてマニアックなこだわりが伺い知
れる。
■BEST OF BEST 1000 FIELD OF VIEW“爽やかな貴公子達の贈り物”
FIELD OF VIEWの1995~97年までの黄金時期の作品を中心にセレクトした全10曲。「君がいたから」のコーラスワーク、坂井泉水の作詞になる「突然」「Last Good-Bye」「DAN DAN心魅かれていく」などのポップなUK路線とイメージ作りは、J-POPヒット曲創造の源泉。90年代中期のビーイングサウンドの指南書的作品集。
■BEST OF BEST 1000 PAMELAH“90年代のダンスミュージックを彩るハウス・ユニット”
2002年に活動停止したダンス系男女ユニットPAMELAH(パメラ)の全盛期ナンバー全10曲を収録。
豪快なギターサウンドと四つ打ちビートに、女性ボーカルが絡む完成形のJ-POPサウンドは、ハウスブームの先駆けか。90'sリバイバルの急先鋒的一枚。
■BEST OF BEST 1000 B.B. クイーンズ“90年代J-POPブームはここから始まった”
CD時代初のミリオンヒットを記録し、その後の90年代J-POPシーンの牽引役になったB.B.QUEENSの厳選12曲を収録。
お馴染みの大ヒット曲「おどるぽんぽこりん」「ギンギラパラダイス」から「カエルの合唱」「赤とんぼ」といった童謡まで、企画物バンド的イメージをも払拭する恰好のテキスト盤。90年代ビーイングとJ-POPの神髄を表現。
■BEST OF BEST 1000 織田哲郎“知られざる作曲エピソードを初公開”
作曲家として評価の高い織田哲郎がBMGビクター時代に残した音源を中心に、編纂されだ全13曲。織田哲郎名義での唯一のNo.1ヒット曲「いつまでも変わらぬ愛を」ほかを収録。「織田は自分の楽曲が作品になるまで知らなかった」ほかライナーノーツにはビーイング時代の織田の知られざる作曲エピソードを公開。万人向けのJ-POPサウンドだけではない織田のメロディーメーカーぶりも伺える。
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