カムデン・マーケットを救え!

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ロンドンの名所の1つでもあるカムデン・マーケットを近代的なショッピング・センターに改造しようという計画が上がり、反対運動が起きている。昔は日曜のみ開かれるアンティーク・マーケットとして有名だったこの場所。最近は週7日間オープンし、売られているものも新品が多くなったが、雑多でどこか怪しげなユニークな雰囲気はまだ健在だ。

ロンドンはこの数年、開発ブームで古い建物がどんどん取り壊されているが、カムデン周辺もそのターゲットになったようだ。運河の近くに最新のショッピング・センターを建て、どこにでもあるハイストリート・チェーン店をテナントに入れるという。

2週間ほど前、この開発計画に反対するキャンペーンの一環としてギグを開いたグレアム・コクソンはこう話している。「近代化を試みる哀れな計画だ。どうしようっていうんだ? またスターバックスにカーフォーン・ウェアハウス(携帯電話を販売するチェーン店)か? 洋服屋や靴屋、チーズ・メーカーなんかのインデペンデントな店じゃなきゃダメだろ。でももちろん、そうはならないんだろ」

マーケット内にあり、ロック・ミュージシャンの写真展や、ダーティ・プリティ・シングスやコールド・ウォー・キッズなどのスペシャル・ギグを開いてきた伝説的なギャラリーProud Galleriesは、すでに近くへ移転することを発表している。

街中がきれいになるのは悪いことではないが、最近のロンドンは無個性化が進みすぎている感が……。最近のところでは、歴史あるコンサート会場ハマースミス・パレーが周辺の開発計画により取り壊された。

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Ako Suzuki, London
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