【Hotwire Music Business Column】ロドニー・ビンゲンハイマー、ウォーク・オブ・フェイムで輝く星に
ロドニー・ビンゲンハイマーの名前が、3月9日にハリウッド・ブルバードにあるウォーク・オブ・フェイムの星型に刻まれる。フォンダ・シアターで開催される記念公演では、ドナス、レッド・クロス、ニンフスといった彼が成功に導いた全てのバンドが出演し、パフォーマンスを行なう。
キャリア初期のロドニーは、ソニー&シェールのPRを務め、テレビや映画にエキストラとして出演していた。様々な活動の中でもDJとして最もよく知られていた彼は、米ロサンゼルスのKROQで70年代からラジオ番組を担当していた。自分が好きな曲をかけるポリシーに常に徹し、輸入盤やインディーズの新曲、バンドから直接送られてきた楽曲を中心に選んでいた。ラモーンズ、ブロンディー、ランナウェイズ、ヴァン・へレイン、デュラン・デュラン、ノー・ダウト、バングルズ、コールドプレイなど多数のアーティストをいち早くラジオで紹介した人達の1人がロドニーだった。
彼が紹介した中には、ロサンゼルスの外では人気が伸びなかったが、ドラマラマやエージェント・オレンジのように地元で売れるようになったバンドがいた。中でもロッターズの「シット・オン・マイ・フェイス・スティーヴィー・ニックス」はカリフォルニア州で大人気となったが、それ以外の場所ではラジオで耳にすることは少なかった(ナイジェル・ニトロという名前を使っていたロッターズのヴォーカルは、若い頃はDJマイク・ロジャーズとして東京のラジオで名を馳せていた)。
ロドニーは、『ロドニー・オン・ザ・ROQ』というタイトルで数々のコンピーレーションを成功させている。日本のバンドの曲も多数かけていたロドニーのお気に入りは、The 5678sと少年ナイフだった。70年代に経営していた自身のクラブ“ロドニー・ビンゲンハイマーズ・イングリッシュ・クラブ・ディスコ”はグラム・ロックの拠点となり、デヴィッド・ボウイやイギー・ポップなど数多くのセレブが集っていた。
熱狂的な音楽愛好家だったロドニーは、決して名声に溺れることのない謙虚な人物だった。彼の人生を描いたドキュメンタリー映画『ザ・メイヤーズ・オブ・サンセット・ストリップ』が高く評価されたのが数年前。そして、今ようやく彼の功績が認められた証として特別な星が贈られるのだ。おめでとう、ロドニー!!
キース・カフーン(Hotwire)
キャリア初期のロドニーは、ソニー&シェールのPRを務め、テレビや映画にエキストラとして出演していた。様々な活動の中でもDJとして最もよく知られていた彼は、米ロサンゼルスのKROQで70年代からラジオ番組を担当していた。自分が好きな曲をかけるポリシーに常に徹し、輸入盤やインディーズの新曲、バンドから直接送られてきた楽曲を中心に選んでいた。ラモーンズ、ブロンディー、ランナウェイズ、ヴァン・へレイン、デュラン・デュラン、ノー・ダウト、バングルズ、コールドプレイなど多数のアーティストをいち早くラジオで紹介した人達の1人がロドニーだった。
彼が紹介した中には、ロサンゼルスの外では人気が伸びなかったが、ドラマラマやエージェント・オレンジのように地元で売れるようになったバンドがいた。中でもロッターズの「シット・オン・マイ・フェイス・スティーヴィー・ニックス」はカリフォルニア州で大人気となったが、それ以外の場所ではラジオで耳にすることは少なかった(ナイジェル・ニトロという名前を使っていたロッターズのヴォーカルは、若い頃はDJマイク・ロジャーズとして東京のラジオで名を馳せていた)。
ロドニーは、『ロドニー・オン・ザ・ROQ』というタイトルで数々のコンピーレーションを成功させている。日本のバンドの曲も多数かけていたロドニーのお気に入りは、The 5678sと少年ナイフだった。70年代に経営していた自身のクラブ“ロドニー・ビンゲンハイマーズ・イングリッシュ・クラブ・ディスコ”はグラム・ロックの拠点となり、デヴィッド・ボウイやイギー・ポップなど数多くのセレブが集っていた。
熱狂的な音楽愛好家だったロドニーは、決して名声に溺れることのない謙虚な人物だった。彼の人生を描いたドキュメンタリー映画『ザ・メイヤーズ・オブ・サンセット・ストリップ』が高く評価されたのが数年前。そして、今ようやく彼の功績が認められた証として特別な星が贈られるのだ。おめでとう、ロドニー!!
キース・カフーン(Hotwire)
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