アイアン・メイデン、怒涛の来日公演を緊急レポ
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武道館ごと揺れ響く爆音、凄まじい歓声とともにアイアン・メイデンが現われた! ニュー・アルバムのアートワークを踏襲した“戦場”を再現したステージで、観客をその世界に引きずり込む。
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70年代のNew Wave Of British Heavy Metal(NWOBHM)のバンドが、ここまで登りつめるとは一体誰が予想しただろうか? 現在の多様化した音楽シーンの中で今回のような成功に繋がったのは、メイデン独自のスタイルがメタルというジャンルを越え、若い世代に幅広く浸透しはじめたからだと言える。80年代のメタルブームで頂点であったメイデンは、メタルのスタンダードからロックのスタンダードになろうとしている。いま、この現在がメイデンの歴史の中でもっとも売れている状態と言っていい。『POWER SLAVE』あたりを黄金期と言っていた時代は過去のものとなり、今後も語り継がれていく伝説が今まさに武道館の中で生まれようとしていた。
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アンコールでは、「The Evil that Men Do」で長身のエディが登場、兵士の姿で赤く目を光らせながらステージを徘徊していく。武道館が大合唱に包まれ、ブルース・ディッキンソンが合図をとり、全員一斉に拳を突き上げる。興奮状態はそのまま「Hallowed Be Thy Name」のラストまで続いていった。
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撮影:(c)Tomomi Mori/creativeman
●セットリスト 10/25@武道館
01.Different World
02.These Colours Don't Run
03.Brighter Than a Thousand Suns
04.Pilgrim
05.Longest Day
06.Out of the Shadows
07.Reincarnation of Benjamin Breeg
08.For the Greater Good of God
09.Lord of Light
10.Legacy
11.Fear of the Dark
12.Iron Maiden
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13.2 Minutes to Midnight
14.The Evil that Men Do
15.Hallowed Be Thy Name
●この後の公演
10/28(土)東京国際フォーラム
10/30(月)大阪城ホール
10/31(火)名古屋市民会館
●詳しくはコチラで
http://www.creativeman.co.jp/
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