＜SUMMER SONIC 06＞熱風吹き荒れる！　クラムボン、圧巻のライヴ

“オシャレ”とか、“かわいい”とか。クラムボンに対する世間一般の評価とは、そういったものが多いのではないだろうか？　その評価は決して間違ってはいないが、ここではあえて“否”と言いたい。彼らの魅力は、ライヴだ。

この日、クラムボンが見せたライヴは、まさに圧巻の一言だった。原田郁子、ミト、伊藤大助から繰り出されるのは、３人で演奏しているとは思えないほどヴァラエティに富んでいながら、異様にタイトなサウンド。クライマックスに演奏された「THE NEW SONG」、「バイタルサイン」では、その驚異的な演奏力と楽曲クオリティの高さに会場は驚きとともに歓喜の悲鳴を上げる。ベースのミトも滝のような汗を流しながら、熱いパフォーマンスでそれに応えた。

この日のショウを目の当たりにした多くの人々は、クラムボンが日本でも有数のライヴバンドであることを（再）認識したはずだ。さんさんと降り注ぐ、というよりは、ギンギンに照りつける太陽のなかで。

文●宮崎敬太


SUMMERSONIC 06 TOKYO
2006.8.13
URBAN/DANCE STAGE

１.はなれ ばなれ
２.シカゴ
３.That's the Spirit
４.THE NEW SONG
５.バイタルサイン
６.サラウンド
７.sonor

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