「ビデオiPod」登場! 同時にiTunesも6に進化

ポスト
アップルコンピュータは、本日都内でプレス向けの発表会を行い、かねてから噂されていたビデオ対応iPodを正式に発表した。

ビデオ再生に対応したiPodはハードディスク搭載モデルで、30GBモデルと60GBモデルの2種類が用意される。操作部分は第四世代iPodと同じだが、カラー液晶の解像度が320×240ドットとなり、パネル自体もかなり大きくなった。ぱっと見、上半分が液晶画面のような印象を受けるほどだ。

また、ハードディスクを内蔵しながらもずいぶん薄くなった。30GBモデルは従来のiPod 20GBの約半分、60GBモデルでもiPod 20GBの約3分の2の薄さだ。

新iPodのメニューには「Video」という項目が追加され、音楽を聞くのと全く同じ感覚でビデオを再生できる。再生できる動画形式は、MPEG-4およびH.264。Podcastなど従来のiPodで再生できるコンテンツはすべて対応している。

ビデオiPodの登場と同時に音楽総合管理ソフトiTunesもバージョンアップして「iTunes 6」となった。iTunes 5の登場からわずか5週間でメジャーバージョンアップが行われたことになる。

iTunes6は正式にビデオの販売をサポートした(ビデオは1本1.99ドル)。ビデオの種類としてはミュージックビデオのほかに、Pixar Animation Studios製作の短編映画や、ディズニーやABCの提供を受け、現在全米で放送中の人気テレビ番組が購入できるようになっている。ちなみに提供されるテレビ番組は、ABC提供の「Desperate Housewives」「Lost」「Night Stalker」の3本、Disney Channel提供の「That’s So Raven」「The Suite Life of Zack & Cody」の計5本となる。

テレビ番組の価格はビデオ同様1本あたり1.99ドル。音楽データと同じFairPlayによる著作権保護が施されている。

動画のダウンロード販売で気になるのはファイルサイズの大きさだ。ミュージックビデオなら5曲分、1時間のテレビ番組でもアルバム5枚程度。テレビ番組を購入するのはブロードバンドユーザーがメインになりそうだ。

新iPodの美しく大きなディスプレイは迫力満点。ビデオiPodもiPod nano同様、ホワイトとブラックの2モデルを用意するという。国内発売はほんの少し先で、1週間後に工場からの出荷が開始される予定だ。

価格は30GBモデルが34800円、60GBモデルが4万6800円。iTunes 6はアップルコンピュータのWebサイトからダウンロード可能だ。

問い合わせ先:アップルコンピュータ
http://www.apple.com/jp/
この記事をポスト

この記事の関連情報