デトロイトの新世代クリエイター、RECLOOSEが2ndをリリース
![](https://img.barks.jp/image/review/1000010597/recloose.jpg)
ちなみに、この「Dust」はジャイルス・ピーターソンがプロモ段階のCD-Rでパワー・プレイしていた曲。おまけに、リリース前にも関わらず、自身のラジオ番組“WORLD WIDE”で2004年のベスト・ソングに選出してしまったことは、すでに有名な話。今作で見られる変化は、スカのようなスロウ・トラック「Mana's Bounce」やサマー・ブリージンな「Turkish Delight」を聴けばよくわかるはず。RECLOOSE特有の音使いは相変わらずだが、その質感はこれまでのディープなブロークン・ビーツというより、むしろもっとオーガニックで柔らかさすら感じられる音へとシフトしているのだ。かと思えば、「Makutu Man」のようなブロークン・ジャズ・トラックも健在で、彼の表現の幅の広さには感服するほかない。
さまざまな人種が住むニュージーランドという土地で結実した、ワールド・ブロークン・ビーツ。この作品でも再び大きな話題を呼びそうだ。
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