ソカの伝道師ルピー、初来日公演直撃インタビュー!

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New Album
『ワン・オン・ワン』
2004年10月20日発売
WARNER MUSIC JAPAN
WPCR-11924 \2,079(税込)

1 テンプテッド・トゥ・タッチ
2 ドゥ・ザ・ダム・シング
3 イフ・アイ・キャント(ハヴ・ユー)
4 ヘルプレス
5 クライム・オブ・ザ・センチュリー
6 ウーマン(アイル・オールウェイズ・ビー・ゼア)
7 スティームローラー
8 パンクト
9 フローント・イット
10 ワン・オン・ワン
11 ユー・ネヴァー・ノウ
12 ホワット・ハプンズ・イン・ダ・パーティ
13 テンプテッド・トゥ・タッチ(ブームチューンズ・リミックス)
14 ジャンプ(ボーナス・トラック)
15 スキン・トゥ・スキン(ボーナス・トラック)

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Message Version1
陽気なカリビアン、ルピーが「テンプテッド・トゥ・タッチ」に合わせてコメントしてくれたぞ!
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──日本でも大ヒットとなったアルバム『ワン・オン・ワン』は、どんなテーマで制作された作品ですか?

ルピー この作品のテーマは「ぼくと一緒に“1on1”(一対一)になろうよ」っていうこと。たとえリスナーが目を閉じていていても、ぼくという人間がみんなの目の前にいるような作品にしたかったんだ。このアルバムには、ハッピーな曲も、ネガティヴな曲も、ポジティヴな曲もある。人間って常にハッピーじゃいられないだろ? 収録されたすべての曲には、ルピーという人間のパーソナリティーの一部が入ってる。ぼくはこのアルバムで、ルピーという人間を知ってもらいたかったんだ。

──では、このアルバムで思い入れのある曲を教えてください。


ルピー 1曲選ぶっていうのは、ものすごく難しいよ。でも、あえて選ぶなら「ウーマン(アイル・オールウェイズ・ビー・ゼア)」だ。これは、ぼくの母親に捧げた曲。そして、ぼくのハートに一番近い、パーソナルな曲なんだ。ぼくは母も父もエイズで亡くしている。子供のころ、2人はいつもケンカばかりしていて、ぼくはそれがとてもイヤだった。でも、彼女はどんな時でもぼくに対して明るく振舞ってくれて、いつもぼくをサポートしてくれる天使のような女性だった。だから、ぼくはこの曲で、“君がどんな状況に陥っても、ぼくはいつでも君の側にいる。たとえそれが、エイズのようにネガティヴなことでも”と彼女に対する思いを歌った。同時に、これは母だけでなく世界中すべての女性に対しての思いでもあるんだ。

──なるほど。では、まだ日本であまり知られていない“ソカ”という音楽について教えてください。


ルピー ソカってのは、とにかくパワフルでポジティヴな音楽さ。トリニダード・ドバゴで生まれたカリプソっていう音楽がルーツになっている。そのカリプソにソウルの要素をブレンドしたのがソカだ。でも、ソカはカリプソに代表されるカリブ音楽に限らず、ソウルやラップ、R&B、ダンスホールなどさまざまな要素がミックスされたものでもあるんだ。

──あなたがこれまで影響されたアーティストなどはいますか?


ルピー 特に具体的な誰かに影響受けたというわけじゃない。ぼくは家族が聴く音楽の中で育った。彼らはみんな違うタイプの音楽を聴いていて、ドイツ人だった母はローリング・ストーンズやビートルズみたいなロックっぽいもの。バルバドス人の父はボブ・マーリーやジミー・クリフみたいなレゲエ。2人の兄たちは、ヒップホップとかダンスホール・レゲエみたいなのが好きだった。ぼくはといえば、シャーデーやアッシャー、UB40、ルシアーノといったアーティストを聴いていたんだ。だからぼくは、多かれ少なかれそれらすべて音楽から影響を受けているんだよ。


インタビュー後半では、バルバドスの音楽シーンやカーニバルのことなどを話してもらった>>>GO!
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