Janne Da Arc「月光花」特集 interview
──今回の「月光花」は、よみうりテレビ・日本テレビ系アニメ『ブラック・ジャック』のオープニングテーマでもあるそうですね。
yasu:もともとは『ARCADIA』の選曲会のときに作ってた曲だったんです。だから、少しアニメの内容と歌詞の内容がピッタリとリンクしてるという感じではないんですけど、“儚なさに挫けそうになるけど頑張っていこう”みたいな内容ではありますね。
──サビの愛しさと儚さが畳み掛けられていく歌詞とフレーズが胸を締め付けますよね。
yasu:自分で歌ってるときは、特に“切なく歌ってやろ!”っていう意識はないんですけど、自然にそういう歌い方になるんですよね。歌詞と曲の感じに自然に引っ張られるというか、自然に抑揚が付く感じですね。
──ストリングスが曲全体のイメージを大きく包み込むような楽曲でもありますが、それ故に、個々の音もストリングスの響きを活かした音色になっているように思うんですけど、音に関して特に意識した点はありますか?
you:やっぱりね、今回はストリングスの響きを一番に考えた音作りをしましたね。デモの段階で、もうすでにストリングスが前面に出てきている楽曲だったんで、それを崩さんとこうと思ったんですよ。だから、あんまり目立ったギターは弾かんとこって(笑)。
ka-yu:ベースに関してはですね、歌とピアノの絡みを意識した音決めをしましたね。そこはかなりこだわったかな。それと、最近ではドラムとベースを同時に録っていくというスタイルじゃなく、ドラムを先に録ってしまって、ベースを後から乗せていくというパターンでレコーディングしていることもあって、よりドラムの音を意識したベースを弾けるようになったんですよね。まぁ、曲によっては同時に録った方がいい曲もあると思うけど、今回はドラムの音もすごくこだわってたこともあったんで、そこに合わせる形でベースが弾けたことは良かったかなと。
──鍵盤はクラシックなピアノ音ですよね。
kiyo:そう。ストリングスとピアノが共存する感じを作り出したかったんですよ。ストリングスは、16人くらいに生で弾いてもらってるんですよ。
shuji:ドラムの音に関しては作曲者であるyasuのこだわりも強かったんで、かなりそこは話し合いましたね。
yasu:ドラムの音でベースの音が決まって、そこからギターや鍵盤の音も変わってくるんで、ドラムの音にはすごくこだわりはありますね。僕ね、ドラムに関しては皮の音が好きなんで、いつもshujiに“皮の音、皮の音”って言うんですけど(笑)、今回は胴鳴りする感じが欲しかったんですよね。
──カップリングの「WING」はyouくん作曲ですが。
you:はい。曲自体はね、シングル候補曲を作っていた中の1曲で、特にドラマのテーマや歌詞の内容に合わせて作ったわけじゃなかったから、かなりポップなんですよ(笑)。
yasu:Janne Da Arcのカップリングにはない感じのポップさを持った曲ですね。でも、曲はすごくキャッチーなんやけど、歌詞は、自殺サイトで知り合い、どうせ死ぬなら華やかな舞台で死のうとなぜかバンドを組む若者達をテーマにしたドラマ『GO!GO!HEAVEN』(テレビ東京系深夜ドラマ・毎週日曜25:00~25:30 1/9スタート)のエンディング・テーマなんで、内容はかなりネガティヴなんですよ。そこの違和感も面白い曲やと思いますね、この曲は。
──なるほど。3月27日には大阪城ホールライヴが決定してますが、2004年を振り返りつつ2005年はどんな年にしたいですか?
yasu:2004年はレコーディングが多かったから、2005年はライヴの年にしたいなと。“男尻”(男子限定ライヴ)も、変わらずやっていきたいですしね。やっぱりバンドをやっているからには、男の子にも認めてもらえるバンドでもいたいんで。2005年のライヴのスタートは大阪城ホールという初めての場所なんで、どんな感じになるのかがまだ想像が付かないんですけど、頑張りたいと思ってます。
you:2004年はセルフ(プロデュース)で作品を作ったりもしたし、新鮮だったし楽しい1年だったんで、2005年も変わらず、地味にじっくりと頑張っていきたいと思いますね。2005年は最初のライヴが大阪城ホールということで、なんやかんや思い入れがある場所やから気合い入っているんで、精一杯頑張りたいと思います。
ka-yu:2004年は過ぎてしまえば可もなく不可もなくって感じだったんで(笑)、2005年もそんな調子で過ごせたらいいなと思います(笑)。でも、やっぱ大阪城ホールは地元でもあるんで気合い入れて頑張りたいです。
kiyo:大阪城ホールも3月末ということで、まだ先や先やと思ってたんやけど、もう機材の準備とか始まってるんで、気引き締めて頑張りたいと思います。2005年も2004年同様に日々楽しく過ごせたらなと思います。
shuji:2004年はずっとレコーディングしてた印象があるんですけど、個人的にはあんなにリリースした割には、レコーディングに縛られた印象はなかったんで、2005年も音源を出しつつ、ライヴもやりつつ楽しく過ごせたらいいなと思ってます。まずは大阪城ホールが楽しみですね。
──最後に2005年、個人的に克服したいこと、もしくは目標を。
yasu:なんか楽器を弾けるようになりたいですね。鍵盤も指1本奏法なんでね(笑)。やってみたいことはないなぁ~。ウチのメンバー、野心がある奴1人もおらんからなぁ(笑)。
ka-yu:またそんな綺麗ごと言うて好感度を高めようとするぅ(笑)。
yasu:あははは、なにがやねん! あ、分った分った、“野心”って言うからそう思うんやったら、無欲や、無欲(笑)。
you:それなら納得できる(笑)。俺も両手で鍵盤弾けるようになりたい(笑)。
ka-yu:右手の爪のマニキュアを上手に塗れるようになりたいですね(笑)。あと、バイクのA級ライセンス取りたいかな。
kiyo:部屋を片付けたい。なんか“いつか使うやろ”と思って取っておく癖があるから、それを克服したいかなと(笑)。
shuji:遊びでできるようなセッション・バンドみたいなのをやってみたいですね。あと、もうちょっと頭良くなりたいかな(笑)。
一同:めっちゃ自虐的やなぁ(爆笑)。
[ 取材・文●武市尚子 ]
yasu:もともとは『ARCADIA』の選曲会のときに作ってた曲だったんです。だから、少しアニメの内容と歌詞の内容がピッタリとリンクしてるという感じではないんですけど、“儚なさに挫けそうになるけど頑張っていこう”みたいな内容ではありますね。
──サビの愛しさと儚さが畳み掛けられていく歌詞とフレーズが胸を締め付けますよね。
yasu:自分で歌ってるときは、特に“切なく歌ってやろ!”っていう意識はないんですけど、自然にそういう歌い方になるんですよね。歌詞と曲の感じに自然に引っ張られるというか、自然に抑揚が付く感じですね。
──ストリングスが曲全体のイメージを大きく包み込むような楽曲でもありますが、それ故に、個々の音もストリングスの響きを活かした音色になっているように思うんですけど、音に関して特に意識した点はありますか?
you:やっぱりね、今回はストリングスの響きを一番に考えた音作りをしましたね。デモの段階で、もうすでにストリングスが前面に出てきている楽曲だったんで、それを崩さんとこうと思ったんですよ。だから、あんまり目立ったギターは弾かんとこって(笑)。
ka-yu:ベースに関してはですね、歌とピアノの絡みを意識した音決めをしましたね。そこはかなりこだわったかな。それと、最近ではドラムとベースを同時に録っていくというスタイルじゃなく、ドラムを先に録ってしまって、ベースを後から乗せていくというパターンでレコーディングしていることもあって、よりドラムの音を意識したベースを弾けるようになったんですよね。まぁ、曲によっては同時に録った方がいい曲もあると思うけど、今回はドラムの音もすごくこだわってたこともあったんで、そこに合わせる形でベースが弾けたことは良かったかなと。
──鍵盤はクラシックなピアノ音ですよね。
kiyo:そう。ストリングスとピアノが共存する感じを作り出したかったんですよ。ストリングスは、16人くらいに生で弾いてもらってるんですよ。
shuji:ドラムの音に関しては作曲者であるyasuのこだわりも強かったんで、かなりそこは話し合いましたね。
yasu:ドラムの音でベースの音が決まって、そこからギターや鍵盤の音も変わってくるんで、ドラムの音にはすごくこだわりはありますね。僕ね、ドラムに関しては皮の音が好きなんで、いつもshujiに“皮の音、皮の音”って言うんですけど(笑)、今回は胴鳴りする感じが欲しかったんですよね。
──カップリングの「WING」はyouくん作曲ですが。
you:はい。曲自体はね、シングル候補曲を作っていた中の1曲で、特にドラマのテーマや歌詞の内容に合わせて作ったわけじゃなかったから、かなりポップなんですよ(笑)。
yasu:Janne Da Arcのカップリングにはない感じのポップさを持った曲ですね。でも、曲はすごくキャッチーなんやけど、歌詞は、自殺サイトで知り合い、どうせ死ぬなら華やかな舞台で死のうとなぜかバンドを組む若者達をテーマにしたドラマ『GO!GO!HEAVEN』(テレビ東京系深夜ドラマ・毎週日曜25:00~25:30 1/9スタート)のエンディング・テーマなんで、内容はかなりネガティヴなんですよ。そこの違和感も面白い曲やと思いますね、この曲は。
──なるほど。3月27日には大阪城ホールライヴが決定してますが、2004年を振り返りつつ2005年はどんな年にしたいですか?
yasu:2004年はレコーディングが多かったから、2005年はライヴの年にしたいなと。“男尻”(男子限定ライヴ)も、変わらずやっていきたいですしね。やっぱりバンドをやっているからには、男の子にも認めてもらえるバンドでもいたいんで。2005年のライヴのスタートは大阪城ホールという初めての場所なんで、どんな感じになるのかがまだ想像が付かないんですけど、頑張りたいと思ってます。
you:2004年はセルフ(プロデュース)で作品を作ったりもしたし、新鮮だったし楽しい1年だったんで、2005年も変わらず、地味にじっくりと頑張っていきたいと思いますね。2005年は最初のライヴが大阪城ホールということで、なんやかんや思い入れがある場所やから気合い入っているんで、精一杯頑張りたいと思います。
ka-yu:2004年は過ぎてしまえば可もなく不可もなくって感じだったんで(笑)、2005年もそんな調子で過ごせたらいいなと思います(笑)。でも、やっぱ大阪城ホールは地元でもあるんで気合い入れて頑張りたいです。
kiyo:大阪城ホールも3月末ということで、まだ先や先やと思ってたんやけど、もう機材の準備とか始まってるんで、気引き締めて頑張りたいと思います。2005年も2004年同様に日々楽しく過ごせたらなと思います。
shuji:2004年はずっとレコーディングしてた印象があるんですけど、個人的にはあんなにリリースした割には、レコーディングに縛られた印象はなかったんで、2005年も音源を出しつつ、ライヴもやりつつ楽しく過ごせたらいいなと思ってます。まずは大阪城ホールが楽しみですね。
──最後に2005年、個人的に克服したいこと、もしくは目標を。
yasu:なんか楽器を弾けるようになりたいですね。鍵盤も指1本奏法なんでね(笑)。やってみたいことはないなぁ~。ウチのメンバー、野心がある奴1人もおらんからなぁ(笑)。
ka-yu:またそんな綺麗ごと言うて好感度を高めようとするぅ(笑)。
yasu:あははは、なにがやねん! あ、分った分った、“野心”って言うからそう思うんやったら、無欲や、無欲(笑)。
you:それなら納得できる(笑)。俺も両手で鍵盤弾けるようになりたい(笑)。
ka-yu:右手の爪のマニキュアを上手に塗れるようになりたいですね(笑)。あと、バイクのA級ライセンス取りたいかな。
kiyo:部屋を片付けたい。なんか“いつか使うやろ”と思って取っておく癖があるから、それを克服したいかなと(笑)。
shuji:遊びでできるようなセッション・バンドみたいなのをやってみたいですね。あと、もうちょっと頭良くなりたいかな(笑)。
一同:めっちゃ自虐的やなぁ(爆笑)。
[ 取材・文●武市尚子 ]
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