ブラーのデーモン、伝説の女性シンガーに曲を提供

ブラーのデーモン・アルバーンが、伝説の女性シンガー、マリアンヌ・フェイスフルために曲を書いた。これは、間もなくリリースされるフェイスフルのニュー・アルバム『Before The Poison』に収録される。本作は、フェイスフルのファンであるシンガー／ソング・ライター達が彼女のために曲を提供し制作されたもの。

フェイスフルは、'60年代、美少女アイドルとしてデビュー。瞬く間にポップ・アイコンとしての地位を得た。しかし、ミック・ジャガーとの付き合いを通じアルコールとドラッグにはまり、“堕落した天使”としてスキャンダラスな人生を送ることになる。その後、様々な困難を乗り越えたフェイスフルは、70年代後半に大人のシンガーとして復帰。エンジェルの歌声はアルコールとドラッグのためシワガレ声に変わったが、その人生経験と共に歌に重みを増すことになった。

'02年の『Kissin' Time』以来の新作となる『Before The Poison』には、アルバーンのほか、ニック・ケイヴも曲を提供。９月27日に英国で発売される。

フェイスフルは現在、ロンドンで上演中のトム・ウエイツが書き下ろしたミュージカル『The Black Rider: The Casting Of The Magic Bullets』に出演している。

Ako Suzuki, London