デーモン・アルバーン、喪失感と悲しみの中、ブラーの新しい音楽を制作
Photo by Reuben Bastienne-Lewis
デーモン・アルバーンは、今週リリースするブラーの8年ぶりのニュー・アルバム『The Ballad Of Darren』を、パンデミックや友人たちの死に対峙した後の“余波の作品”と考えているそうだ。
◆ブラー画像
この数年でトニー・アレン、ブラーのツアー・マネージャーだったクレイグ・ダフィ氏らを喪ったアルバーンは、曲を作っているとき「物思いにふけっていた」とBBC 6ミュージックのインタビューで話している。
「でも、途方に暮れたり、悲しいのは悪いことではないんだ」「途方に暮れるというのは、エキサイティングなときもある。何か新しいものを発見する可能性がある状況にいるってことだから。僕は、それがときに、曲作りの役に立つと思ってる」
ギタリストのグレアム・コクソンも、それには同意するそうで、「意識的に“これは一時的な状況だ”って口にし、できる限り、それを活用しようとするのはいいことだ。悲しみを無駄にするな。そういうこと全ては活かすためにあるんだ」と話している。
ブラーの通算9作目のスタジオ・アルバム『The Ballad Of Darren』は、今週金曜日(7月21日)にリリース。来月には、東京/大阪で開催される<サマーソニック2023>で来日する。
Ako Suzuki