【速レポ】<中津川 WILD WOOD 2026>Original Love & CADEJO、ギブソンサポートのプレミアムステージで日本初ライブ

Parklifeステージでは<“Gibson presents” プレミアム・ライブ>と銘打って、Original Love & CADEJOのライブが行われた。今年初めての試みとなる、ギブソンのサポートによる特別なライブステージだ。ライブ前にはMCにより、このステージがギブソンサポートのプレミアムライブであること、さらにOriginal Love & CADEJOのライブは日本初であることが明かされた。
また、中津川公園内ふれあいセンターの1階では、ギブソンの特設ブースで最新ギターの展示、キャップやタオルといったアパレルの販売が行われていることも告知された。「唯一無二のギブソンサウンドを軸に繰り広げられる、魂を揺さぶる珠玉のライブ、お楽しみください!」と、Original Love & CADEJOへとバトンが渡された。

Original Loveの田島貴男(Vo, G, Sax)と共にステージに立ったのは、韓国・ソウルを拠点に活動する、イ · テフン(Vo, G)、キム · ジェホ(B)、キム · ダビン(Dr)による3人組バンド、CADEJO(カデホ)だ。即興音楽をベースに、ファンク、ソウル、ジャズ、レゲエ、ロックなどを取り入れてアウトプットしている彼らとOriginal Loveの相性の良さは、今年4月に配信リリースされたコラボEP『From a South Island』で証明されているだけに、どんなライブになるのか注目される。サウンドチェックの時点で、丘の中腹あたりから腕を組んで眺めていた音楽通っぽい男性が、「いいねぇ!」と呟いていたほど、マニアの期待感も高そうだ。

メロウなSEに乗せて4人でステージに上がると、大歓声が寄せられた。ドラムのカウントから、ギターを持った田島が破裂音満載のスキャットを開始すると、誘われるようにジェホのベース、ワウを使ったテフンのギター、ダビンのドラムが集まって音を出す。オープニングはOriginal Loveの「THE ROVER」だ。CADEJOの3人はどっしりと大地に根を張ったぶっといサウンドを繰り出して、田島もそれに負けじとファンキーに声を張り上げる。テフンのノイジーさを加えたワウギターによるソロから、終盤は田島が幻想的なギターソロを弾き、徐々にカオティックにグルーヴしていく4人に、思わず「フゥー!」と歓声が飛んだ。

続いては、CADEJOの曲「FREEVERSE」へ。スライ & ザ・ファミリー・ストーンを彷彿とさせる、ひたすら1コードでループするファンクで、ドラム、ベースが牽引するリズムに乗せて、テフンと田島が掛け声のように歌う。田島はサックスソロを聴かせて拍手喝さいを浴びた。



「今日初めて、日本でOriginal Love & CADEJOのライブをやります! よろしくお願いします!」と田島が挨拶すると、Original Loveの「Million Secrets Of Jazz」が披露された。サックスを吹きボーカルを取る田島と、ジャジーで洒落たアンサンブルでそれを支えるCADEJOの3人。クラップをしながら身を委ねるオーディエンスを陶酔させた演奏は、田島のサックスと3人それぞれとの掛け合いで、さらにグルーヴィーに空間を揺らした。
田島がギターを持ち、テフンと共に、深くリバーブの聴いたギターリフを弾いて始まったのは、コラボインスト曲「Naruhodo」。深く掘り進んでいくようなダブサウンドが、午後3時のParklifeを白日夢のように包み込む中、うつむきながら演奏に没頭する4人。いつまでも延々と終わらないように思えるほどの迫力に、大いに引き込まれた。
テフンがMCで「Tシャツ買ってください! いっぱい買ってください。韓国に帰れなくなってしまいます(笑)」と流暢な日本語で笑わせると、12月にワンマンライブを行うことを告知して温かい応援の拍手を集める。CADEJOの曲「Love Your Harmony」では、テフンがカッティングしながらしゃがれた歌声を聴かせ、田島がSAXで寄り添うと、《Love Your Harmony》とシングアロングを求めて、徐々に白熱する演奏に乗せて、観客から声が集まり一体となっていく。

タイトなリズムに乗せて、穏やかで繊細なギターが奏でられると、田島が歌いだした「接吻」のAメロにドッと歓声が上がる。サビに差し掛かると、テフンがハーモニーをつけ、珠玉のメロディをさらに芳醇な香りを加え、フィールド上は両手を掲げて揺らしながらうっとりと名曲に酔いしれる。抑え気味な演奏と田島のファルセットによるコーラスが曲を締めくくると、大喝采となった。
EP『From a South Island』からの「Groove God’s Love」で、再びステージは白熱の様相を呈してきた。チキチキチキ…と小気味よくハイハットを叩くダヨンのドラムに、スタッカート気味に軽やかなベースラインを走らせるジェホ、テフンが乾いたギターの音でカッティングすると、田島は歌の合間に艶やかにフレーズを畳みかける。いずれの音も、生の楽器の音がダイレクトに感じられるもので、大自然の中で聴くにはこれ以上なく贅沢なサウンドだった。
ラストはコラボ曲「3000」で締めくくり。オルタナティブなざらついた演奏に、田島のハーモニカが乗ったインストは、中津川の原点であるフォークジャンボリーへのリスペクトが込められていたのかも、と想像してしまった。

取材・文◎岡本貴之
撮影◎TAWARA(magNese)
■セットリスト 【Parklife】
1.THE ROVER
2.FREEVERSE
3.Million Secrets Of Jazz
4.Naruhodo
5.Love Your Harmony
6.接吻
7.Groove Godʼs Love
8.3000
■<中津川 WILD WOOD 2026>
9月19日(土) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
9月20日(日) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
〒509-9132 岐阜県中津川市茄子川1683-797
open10:00 / start11:00 / 21:00終演予定
▼出演アーティスト ※A-Z順
【9/19(土)】
10-FEET / dustbox / GLIM SPANKY / Hump Back / JUN SKY WALKER(S) / 神はサイコロを振らない / KREVA / 黒夢 / Lucky Kilimanjaro / Omoinotake / Original Love & CADEJO / Penthouse / 礼賛 / レトロリロン / スガ シカオ / 水曜日のカンパネラ / 東京スカパラダイスオーケストラ / ユニコーン / 水平線(Opening Act)
【9/20(日)】
浅井健⼀ / THE BAWDIES / THE CHERRY COKE$ / FLYING KIDS / HEY-SMITH / 黒木渚 / moon drop / ねぐせ。 / 日食なつこ / Nothing’s Carved In Stone / OKAMOTO’S / サバシスター / 聖飢魔II /ストレイテナー / 竹内アンナ / 土岐麻子×和田唱×川口大輔 / w.o.d. / ヤバイTシャツ屋さん / ヤングスキニー / 板歯目(Opening Act)







