【インタビュー:後編】黒夢、アリーナ公演<THE PERFECT DAYS TO DIE>と怒涛のフェス出演を語る「恐れることもない。どう転がっても黒夢でしかない」

2026.07.25 19:00

Share

■黒夢って概念ですから
■動いてようとなかろうと、ここにいる

──その人時さんは、フェスに関しては?

人時:興味がないというか(笑)、観に行ったこともないし、体験があまりないので。風の噂で聞く程度でしたよね。釣り好きのくせして、そういうアウトドアは好きじゃないという(笑)。去年からフェスのお話をいただいて、出るようになって特に感じるのは、僕らはフェス文化が日本にない時代から活動してて、イベントとかはあったけど、毎年恒例でやるようなフェスで育ってないので、やってる側にはジレンマだったりストレスっていうのは少なからずありましたよね。どこのフェスに行っても、スタッフさんも、PAエンジニアさんも一発勝負だし、多少のサウンドチェックはあるけど、トラブルと隣り合わせだったりするから、すごくリスクのある催し物なのは事実ですよね。ワンマンではある程度追い込めて、問題があればそれを解消するための時間がとれる。そこがフェスとの大きな違いですね。観てる側は「ワーイ!」ってお酒飲んだりして、楽しんでもらえるのが一番いいんですけど、やってる側はシビアです。

清春:カッコいいバンドもいるんですよ、そういう人たちとは喋りたいし。TOSHI-LOWくんとかNOBUYA (ROTTENGRAFFTY)くんとか。年上の僕らからしたら、本当にカッコいいなと思う人たちがいて、すげーなと思う。

──なるほど。

清春:少なくとも、フェスに“ロック”っていう言葉を付けるんであれば、どこかでロックじゃなきゃいけないと思うんですよね。フェス側がとんでもないものを出してくる時があるじゃないですか。“本当にこれ好きなの?”っていう。せめてカッコいいと思うものを選びなさいよと(笑)。こだわりがないというのかさ。そうするとお客さんもこだわりなくフェスに来るよね。その中に入った時に、僕なんかは“誰のためにやってるの?”って思っちゃうから、ぶっ壊したくなっちゃうんです(笑)。多種多様なフェスはまだロックって名前が付いてないからいいんですよ(笑)。やっぱりロックは事件になってほしいよね。

──そういうドキドキワクワク感がほしいですね。

清春:今、フェスがロックアーティストの主戦場だと思うんです。でも、さっき話たように’90年代のオリコンチャートが現代のフェスに変わった。今はもう飽和状態で、何年も苦しみながらフェスをやってたりもする。飽和してパーンと弾けて、新しく何かを作る時に革新的なものが生まれる。破壊と再生じゃないですけど、日本は早くこれを呼び起こしたほうがいいんですよね。だから、ここはもう勢いのある<LuckyFes>(BARKS / LuckyFM共催)じゃないですか。みんなのラッキーを叶えるために(笑)。

──ありがとうございます(笑)。最後にお訊きしたいのは、黒夢のお二人がこの先に見据えるものは何ですか?ということです。

清春:お互いのミュージシャン人生の中で言うと、僕らが黒夢をやってた年数なんて少ないんですよ。ファンにとって黒夢のライヴをやるっていうのは、僕ら二人にしか叶えられないことだから、もちろん大事。だけど、僕ら二人が生きてること自体が黒夢が続いてるってことだと思えば、たいしたことじゃない気もする。黒夢があったほうが人時さんと会う機会が増えるなぐらいでね(笑)。黒夢を通じて話せることはたくさんあるんです。最近はお互いのライヴを観に行ったりもできるようになったんですけどね。黒夢の展望って、その程度じゃない?

人時:“黒夢が動きますよ”ってことが世間一般にインフォメーションされたのが2024年2月で、その前から水面下では動き始めるじゃないですか。その話がスタッフ陣に回って、風の噂になったり。再始動が正式発表されると、仲間や後輩たちから「本当ですか!?」っていう連絡が一斉に来たんですよね。黒夢が動くってなると周りがザワつく。それって、僕一人の力では起こり得ないことなんで、“すごいな”って常々感じているんです、他人事のようですけど(笑)。求めてくれる方々がいるのは間違いないんだなって。今後の展望はあるのかっていうとわからないし、音源を新しく作るとか何も話してないんですよね。そういったヴィジョンは見えてないけど、今回のリメイクを作ってる最中に、冗談半分で「次に作る時は全部打ち込みだね」なんて話はしましたね(笑)。

清春:うん、みんなわかんないでしょ(笑)。

人時:清春さんの言ってた「大人になってから半分くらい周りの人の話を聞くようになった」っていう部分は、本当に大きいかなっていう気がしてます。スタッフさんやファンの方々の「黒夢をやって!」という期待をいただけたり、喜んでいただけるのであれば。自分から“ああ動きたい、こう動きたい”っていうのは、正直ないっちゃない。

清春:黒夢って概念ですから。動いてようと動いてなかろうと、ここにいるんですよ。

取材・文◎志村つくね
撮影◎森好弘/青木カズロー/上溝恭香

▶【インタビュー:前編】『Drug TReatment 2026』『CORKSCREW 2026』へ

 

■<THE PERFECT DAYS TO DIE -ザ パーフェクト デイズ トゥ ダイ->
7月17日(金) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
7月18日(土) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
7月19日(日) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
9月06日(日) 東京・GARDEN THEATER

 

■黒夢 ワンマン公演
10月30日(金) 東京・LINE CUBE SHIBUYA

■<KUROYUME 2027 ZEPP TOUR「2027」>
2月08日(月) 神奈川・KT Zepp Yokohama
2月09日(火) 神奈川・KT Zepp Yokohama
2月12日(金) 福岡・Zepp Fukuoka
2月14日(日) 福岡・Zepp Fukuoka
2月21日(日) 北海道・Zepp Sapporo
2月26日(金) 大阪・Zepp Osaka Bayside
2月27日(土) 大阪・Zepp Osaka Bayside
3月05日(金) 愛知・Zepp Nagoya
3月06日(土) 愛知・Zepp Nagoya
3月11日(木) 東京・Zepp Haneda
3月12日(金) 東京・Zepp Haneda
3月13日(土) 東京・Zepp Haneda

 

■フェス/ライヴイベント出演情報
▼<LuckyFes’26>
8月11日(火祝) 茨城・国営ひたち海浜公園
▼<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZO>
8月15日(土) 北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
▼<MONSTER baSH 2026>
8月23日(日) 香川・国営讃岐まんのう公園
▼<中津川 WILD WOOD 2026>
9月19日(土) 岐阜・中津川公園内 特設ステージ
▼<Karatsu Drop Festival 2026>
9月26日(土)-27(日) 佐賀・虹の松原海水浴場 東の浜
▼<マグロック & ポップ 2026>
10月4日(日) 静岡・清水マリンパーク

 

初回限定盤
通常盤

■黒夢セルフカバーアルバム『Drug TReatment 2026』
2026年7月15日発売
【初回限定盤(CD+Blu-ray)】
YCCW‐10433/B 7,700円(税抜7,000円)
※スリーブ仕様
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1218
【通常盤(CD)】
YCCW‐10434 3,850円(税抜3,500円)
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1219
▼Disc-1(CD) 全12曲収録 ※初回限定盤・通常盤共通
01.MIND BREAKER
02.DRIVE
03.C.Y.HEAD
04.CAN’T SEE YARD
05.DISTRACTION
06.Spray
07.NITE & DAY
08.Sick
09.NEEDLESS
10.Like@Angel
11.BAD SPEED PLAY
12.13 new ache 2026 mix〔bonus track〕
▼Disc-2(Blu-ray)収録内容 ※初回限定盤
01.「NEEDLESS」Music Video
02.「NEEDLESS」Music Video Making Movie
03.黒夢Zepp TOUR CORKSCREW 2025 DOCUMENT Part.1

 

初回限定盤
通常盤

■黒夢セルフカバーアルバム『CORKSCREW 2026』
2026年7月15日発売
【初回限定盤(CD+Blu-ray)】
YCCW‐10435/B 7,700円(税抜7,000円)
※スリーブ仕様
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1220
【通常盤(CD)】
YCCW‐10436 3,850円(税抜3,500円)
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1221
▼Disc-1(CD) 全12曲収録 ※初回限定盤・通常盤共通
01.MASTURBATING SMILE
02.FASTER BEAT
03.SPOON & CAFFEINE
04.後遺症 -aftereffect-
05.CANDY
06.少年
07.ROCK’N’ROLL
08.HELLO, CP ISOLATION
09.YA-YA-YA!
10.MARIA
11.LAST PLEASURE
12.I HATE YOUR POPSTAR LIFE 2026 mix〔bonus track〕
▼Disc-2(Blu-ray)収録内容 ※初回限定盤
01.「少年」Music Video
02.「少年」Music Video Making Movie
03.黒夢Zepp TOUR CORKSCREW 2025 ドキュメント Part.2

 

●黒夢セルフカバーアルバム先着特典/記念企画 情報
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/news/detail/1632
①タワーレコード(先着特典+限定特典)
1.先着特典:『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』オリジナル缶バッジ
2.『CORKSCREW 2026』と『Drug TReatment 2026』の初回限定盤2枚同時予約 / 購入対象 限定特典:「ラバー・キーホルダー」*完全数量限定
▼対象店舗
全国のタワーレコード、タワーレコードオンライン(EC)
詳細:https://tower.jp/article/feature_item/2026/05/11/0701
②Amazon (W特典)
1.限定特典:『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』メガジャケット    
2.『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』クリアファイル(A4サイズ)
③全国CDショップ共通特典
『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』クリアファイル(A4サイズ)
▼対象店舗
HMV&BOOKS、新星堂などの全国のCDショップ、楽天BOOKS、セブンネットショッピングなどのWEBサイト、ヨドバシカメラなどCDや音楽映像ソフトを販売する家電量販店や書籍店、ライブ会場CD販売など。

●リリース記念企画
①「タワラブ!」コラボ・ポスター掲出&プレゼント企画
タワーレコード限定の特別な写真を使用した「タワラブ!」コラボ・ポスター(B1サイズ)を全国のタワーレコードで掲出。また、応募された購入者の中から抽選で10名に「タワラブ!」コラボポスターをプレゼント。
掲出期間:2026年7月14日(火)~2026年7月27日(月)
※終了日は店舗によって異なる場合がございます。 
掲出店舗:タワーレコードおよびTOWER RECORDS mini全店
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/news/detail/1638
②パネル展の開催とプレゼント企画
パネル展を全国のCDショップで開催決定。『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』麻布台ヒルズ東京にて、世界的フォトグラファー・RKによって撮影された貴重なショットをパネル展示。抽選で貴重な展示パネルのプレゼントも。
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/news/detail/1641

 

■『黒夢 最新アリーナ公演オンエア記念特集!黒夢/SADS/清春7番組集中放送』

▼『黒夢<THE PERFECT DAYS TO DIE-ザ パーフェクト デイズ トゥ ダイ->』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~アーカイブ配信あり
※7月17日~19日にTOYOTA ARENA TOKYOで開催するアリーナ3DAYS公演より、2日目のライブの模様を独占放送・配信。“死”という言葉を含んだタイトルは、逆説的に、ロックミュージシャンとしての生きざまを体現したライブになることを予感させる。
出演:黒夢
収録日:2026年7月18日
収録場所:東京 TOYOTA ARENA TOKYO

▼『黒夢 2025.02.09 CORKSCREW A GO GO! SAINT MY FAKE STAR』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~1カ月間アーカイブ配信あり
※黒夢デビュー30周年を記念し、2025年、10年ぶりに復活。デビュー日に東京ガーデンシアターで開催した熱狂のライブを独占放送・配信。
収録日:2025年2月9日
収録場所:東京 東京ガーデンシアター

▼『黒夢 Music Video Collection』
9月放送・配信予定
※黒夢デビュー30周年を記念し軌跡をたどるMV集を、清春と人時の撮り下ろしインタビューも交え一挙放送・配信。

▼『清春 debut 30th anniversary year TOUR 天使ノ詩「NEVER END EXTRA」The Birthday』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~1カ月間アーカイブ配信あり
※ロックボーカリストとして多大な影響を与えてきた清春が、黒夢でのデビューから30周年を記念し60本超の全国ツアーを開催。2024年の誕生日公演を独占放送・配信。
収録日:2024年10月27日
収録場所:東京 恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホール

▼『清春 Music Video Collection』
9月放送・配信予定
※黒夢でのメジャーデビューから30周年、ソロデビュー20周年のダブルアニバーサリーを記念したMV集を、清春のセレクトで本人インタビューと合わせてお送りする。

▼『SADS 1999-2003「SAD ASIAN DEAD STAR」』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~1カ月間アーカイブ配信あり
※清春率いるロックバンドSADSが、2024年、約20年ぶりに初期メンバーで復活。初期の5枚のアルバムからの楽曲を披露した2日間限定公演を独占放送・配信。
収録日:2024年6月29日、30日
収録場所:東京 Zepp Haneda(TOKYO)

▼『SADS Music Video Collection』
9月放送・配信予定
※SADS限定復活、最新ライブ独占放送を記念し、清春セレクトのMV集を本人インタビューと合わせて一挙放送・配信!

WOWOW 黒夢特集番組サイト:https://www.wowow.co.jp/music/kuroyume2026/

 

 

3 / 3
続きを読む