【ライヴレポート】黒夢、アリーナ公演<THE PERFECT DAYS TO DIE>初日に鮮烈な名演と絆「人生において一心同体なんだと思います」

2026.07.21 07:01

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黒夢が2026年7月17日、東京・TOYOTA ARENA TOKYOにてアリーナ会場としては自身最大規模となる3日連続公演<THE PERFECT DAYS TO DIE>の初日公演を開催した。

2025年2月に約10年ぶりの復活を遂げた黒夢は、同年7月から全国Zeppツアーを開催し、フェスにも多数出演するなど、精力的な活動を続けてきた。そして2026年7月15日に2枚同時発売されたばかりの濃密なリテイクアルバム『Drug TReatment 2026』と『CORKSCREW 2026』も話題を呼んでおり、iTunes Storeのアルバムランキングで1位2位を独占するなど、好セールスを記録している。この3日連続公演は、従来のセルフカバーの概念を吹き飛ばす新たな名盤を引っ提げてのアリーナ公演というわけだ。

関東地方はまだ梅雨明けせず、蒸し暑い日々が続いている。この日の正午には東京23区にレベル4大雨危険警報が発表されるなど、不安定な天気。それでも開場時刻には会場周辺の雨は止んでいた。今回の舞台となるTOYOTA ARENA TOKYOは、お台場にて2025年秋に開業。男子プロバスケットボールリーグB.LEAGUE所属のアルバルク東京のホームアリーナだ。

場内に浅川マキ、THE STREET SLIDERS、THE MODSなどの楽曲が流れ、続々とオーディエンスが集まってくる。事前にヒントが与えられているような気がするものの、どんなライヴになるのか、まったく予想がつかない。そこが黒夢の魅力とも言える。

開演時刻の午後7時が迫ったところで場内アナウンスが。公共交通機関の遅延により、開演が午後7時15分となるとのこと。一瞬、客席の緊張が緩んだが、黒夢を受け入れる態勢は万全である。

時計の針が15分を指すや否や、客電が落ち、SEのTHE MISFITS「Last Caress」が高らかに鳴り響く。神々しい光の中、サポート陣とともにまずは人時(B)がステージへ。やや間を置いて、全身真っ赤な衣装に身を包んだ清春(Vo)が登場。黒夢の2人が並ぶシルエットが視界に入っただけで、ゾクゾクするものがある。

<THE PERFECT DAYS TO DIE>初日公演のオープニングナンバーは挨拶代わりの「FAKE STAR」。そして「DRIVE」「Spray」といったアンセムで観客を束ねていく。

「3日間もあるので、今日はあと20分で終わりたいと思います」とみんなを笑わせる清春。彼と人時がこの日をいかに楽しみにしていたかがトークの端々から伝わってくる。

<THE PERFECT DAYS TO DIE>のDAY 1を支えるミュージシャンは、KOKI (G / The BONEZ)、堀崎翔 (G)、SATOKO (Dr)といった新鮮な布陣。KOKIと堀崎の黒夢参加は直近のフェス出演で新風をもたらし、SATOKOは近年の清春や黒夢の活動になくてはならない存在だ。そんな彼らが黒夢の2人とステージ上でどんな化学反応を生み出すのかにも期待が膨らむ。

この日は情趣のコントロールが巧みで、「Walkin’ on the edge」「REASON OF MYSELF」の極上のグルーヴから名曲「NITE & DAY」へと繋ぐ構成。その直後に清春と人時が二人揃って“タバコの煙り吐き出して”「少年」を炸裂させるのだから、最高だ。これらの曲におけるKOKIと堀崎の貢献度の高さにも特筆すべきものがあった。

人時がたっぷりとベースソロを披露し、ベースという楽器の奥深さを示すと、本編は終盤へ。「C.Y.HEAD」「CANDY」「後遺症 -aftereffect-」といった激烈曲の連発ののち、「Sick」で締め括るなど問答無用。もちろん、ファンの悦びも最高潮である。

アンコールに応えて、黒夢が再びステージに姿を現わし、ファンに向けて感謝の言葉を述べた。なかでも印象的だったのは、清春のこんな発言だ。

「黒夢が去年で終わらなかったのは90%人時さんのおかげです。彼とは人生において一心同体なんだと思います」──この言葉に、人時は終始にこやかに清春と観客を見つめている。

アンコール1曲目の「MIND BREAKER」の余韻のなか、「NEEDLESS」がエモーショナルに場内を支配する。この曲の歌詞に関して、清春が「20代で紡いだ言葉が50代の今、逆にリアルに感じる」という趣旨の発言をしていたことも印象深い。

「天使の羽で破壊せよ!」の叫びを合図に「Like @ Angel」の大合唱が生まれた。いつ観ても美しい光景だ。観客の多くが“ああ、今夜もまた、楽しいライヴが終わってしまうと確信したであろう数秒後に、「BEAMS」のイントロが聴こえてきた。まさかこの名曲を披露するとは。「Like @ Angel」で締め括るという定型も素晴らしいが、「BEAMS」で終わるというある種の型破りも喜ばしい。初日ラスト曲に感嘆の声が広がっていく。周囲が優しい光線に包まれ、約2時間のライヴは幕を閉じた。

<THE PERFECT DAYS TO DIE>の初日が終わってみれば、新たな生命を吹き込まれた2枚の名盤『Drug TReatment 2026』と『CORKSCREW 2026』を軸とした趣向だった。もちろん、非常に満足度の高いライヴではあったが、帰り道に“そういえば、あの曲この曲、やってない!”と気付く贅沢な夜。こんな刺激的なライヴが明日も明後日も同じ会場で観られるのだ。我々は2026年を黒夢と共に生きている。

取材・文◎志村つくね
撮影◎森好弘

 

■黒夢 <THE PERFECT DAYS TO DIE>
2026.07.17(金)@TOYOTA ARENA TOKYO セットリスト
01.FAKE STAR
02.DRIVE
03.Spray
04.MARIA
05.Walkin’ on the edge
06.Reason of myself
07.NITE & DAY
08.少年
-Bass Solo-
09.ROCK’N’ ROLL
10.C.Y.HEAD
11.CANDY
12.後遺症 -aftereffect-
13.Sick
encore
14.MIND BREAKER
15.NEEDLESS
16.Like@Angel
17.BEAMS

 

▶【ライヴレポート】<THE PERFECT DAYS TO DIE>初日公演
▶【ライヴレポート】<THE PERFECT DAYS TO DIE>2日目公演へ
▶【ライヴレポート】<THE PERFECT DAYS TO DIE>3日目公演へ

 

■<THE PERFECT DAYS TO DIE -ザ パーフェクト デイズ トゥ ダイ->
7月17日(金) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
7月18日(土) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
7月19日(日) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
9月06日(日) 東京・GARDEN THEATER

 

■黒夢 ワンマン公演
10月30日(金) 東京・LINE CUBE SHIBUYA

■<KUROYUME 2027 ZEPP TOUR「2027」>
2月08日(月) 神奈川・KT Zepp Yokohama
2月09日(火) 神奈川・KT Zepp Yokohama
2月12日(金) 福岡・Zepp Fukuoka
2月14日(日) 福岡・Zepp Fukuoka
2月21日(日) 北海道・Zepp Sapporo
2月26日(金) 大阪・Zepp Osaka Bayside
2月27日(土) 大阪・Zepp Osaka Bayside
3月05日(金) 愛知・Zepp Nagoya
3月06日(土) 愛知・Zepp Nagoya
3月11日(木) 東京・Zepp Haneda
3月12日(金) 東京・Zepp Haneda
3月13日(土) 東京・Zepp Haneda

 

■フェス/ライヴイベント出演情報
▼<LuckyFes’26>
8月11日(火祝) 茨城・国営ひたち海浜公園
▼<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZO>
8月15日(土) 北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
▼<MONSTER baSH 2026>
8月23日(日) 香川・国営讃岐まんのう公園
▼<中津川 WILD WOOD 2026>
9月19日(土) 岐阜・中津川公園内 特設ステージ
▼<Karatsu Drop Festival 2026>
9月26日(土)-27(日) 佐賀・虹の松原海水浴場 東の浜
▼<マグロック & ポップ 2026>
10月4日(日) 静岡・清水マリンパーク

 

初回限定盤
通常盤

■黒夢セルフカバーアルバム『CORKSCREW 2026』
2026年7月15日発売
【初回限定盤(CD+Blu-ray)】
YCCW‐10435/B 7,700円(税抜7,000円)
※スリーブ仕様
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1220
【通常盤(CD)】
YCCW‐10436 3,850円(税抜3,500円)
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1221
▼Disc-1(CD) 全12曲収録 ※初回限定盤・通常盤共通
01.MASTURBATING SMILE
02.FASTER BEAT
03.SPOON & CAFFEINE
04.後遺症 -aftereffect-
05.CANDY
06.少年
07.ROCK’N’ROLL
08.HELLO, CP ISOLATION
09.YA-YA-YA!
10.MARIA
11.LAST PLEASURE
12.I HATE YOUR POPSTAR LIFE 2026 mix〔bonus track〕
▼Disc-2(Blu-ray)収録内容 ※初回限定盤
01.「少年」Music Video
02.「少年」Music Video Making Movie
03.黒夢Zepp TOUR CORKSCREW 2025 ドキュメント Part.2

 

初回限定盤
通常盤

■黒夢セルフカバーアルバム『Drug TReatment 2026』
2026年7月15日発売
【初回限定盤(CD+Blu-ray)】
YCCW‐10433/B 7,700円(税抜7,000円)
※スリーブ仕様
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1218
【通常盤(CD)】
YCCW‐10434 3,850円(税抜3,500円)
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1219
▼Disc-1(CD) 全12曲収録 ※初回限定盤・通常盤共通
01.MIND BREAKER
02.DRIVE
03.C.Y.HEAD
04.CAN’T SEE YARD
05.DISTRACTION
06.Spray
07.NITE & DAY
08.Sick
09.NEEDLESS
10.Like@Angel
11.BAD SPEED PLAY
12.13 new ache 2026 mix〔bonus track〕
▼Disc-2(Blu-ray)収録内容 ※初回限定盤
01.「NEEDLESS」Music Video
02.「NEEDLESS」Music Video Making Movie
03.黒夢Zepp TOUR CORKSCREW 2025 DOCUMENT Part.1

 

●黒夢セルフカバーアルバム先着特典/記念企画 情報
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/news/detail/1632
①タワーレコード(先着特典+限定特典)
1.先着特典:『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』オリジナル缶バッジ
2.『CORKSCREW 2026』と『Drug TReatment 2026』の初回限定盤2枚同時予約 / 購入対象 限定特典:「ラバー・キーホルダー」*完全数量限定
▼対象店舗
全国のタワーレコード、タワーレコードオンライン(EC)
詳細:https://tower.jp/article/feature_item/2026/05/11/0701
②Amazon (W特典)
1.限定特典:『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』メガジャケット    
2.『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』クリアファイル(A4サイズ)
③全国CDショップ共通特典
『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』クリアファイル(A4サイズ)
▼対象店舗
HMV&BOOKS、新星堂などの全国のCDショップ、楽天BOOKS、セブンネットショッピングなどのWEBサイト、ヨドバシカメラなどCDや音楽映像ソフトを販売する家電量販店や書籍店、ライブ会場CD販売など。

●リリース記念企画
①「タワラブ!」コラボ・ポスター掲出&プレゼント企画
タワーレコード限定の特別な写真を使用した「タワラブ!」コラボ・ポスター(B1サイズ)を全国のタワーレコードで掲出。また、応募された購入者の中から抽選で10名に「タワラブ!」コラボポスターをプレゼント。
掲出期間:2026年7月14日(火)~2026年7月27日(月)
※終了日は店舗によって異なる場合がございます。 
掲出店舗:タワーレコードおよびTOWER RECORDS mini全店
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/news/detail/1638
②パネル展の開催とプレゼント企画
パネル展を全国のCDショップで開催決定。『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』麻布台ヒルズ東京にて、世界的フォトグラファー・RKによって撮影された貴重なショットをパネル展示。抽選で貴重な展示パネルのプレゼントも。
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/news/detail/1641

 

■『黒夢 最新アリーナ公演オンエア記念特集!黒夢/SADS/清春7番組集中放送』

▼『黒夢<THE PERFECT DAYS TO DIE-ザ パーフェクト デイズ トゥ ダイ->』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~アーカイブ配信あり
※7月17日~19日にTOYOTA ARENA TOKYOで開催するアリーナ3DAYS公演より、2日目のライブの模様を独占放送・配信。“死”という言葉を含んだタイトルは、逆説的に、ロックミュージシャンとしての生きざまを体現したライブになることを予感させる。
出演:黒夢
収録日:2026年7月18日
収録場所:東京 TOYOTA ARENA TOKYO

▼『黒夢 2025.02.09 CORKSCREW A GO GO! SAINT MY FAKE STAR』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~1カ月間アーカイブ配信あり
※黒夢デビュー30周年を記念し、2025年、10年ぶりに復活。デビュー日に東京ガーデンシアターで開催した熱狂のライブを独占放送・配信。
収録日:2025年2月9日
収録場所:東京 東京ガーデンシアター

▼『黒夢 Music Video Collection』
9月放送・配信予定
※黒夢デビュー30周年を記念し軌跡をたどるMV集を、清春と人時の撮り下ろしインタビューも交え一挙放送・配信。

▼『清春 debut 30th anniversary year TOUR 天使ノ詩「NEVER END EXTRA」The Birthday』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~1カ月間アーカイブ配信あり
※ロックボーカリストとして多大な影響を与えてきた清春が、黒夢でのデビューから30周年を記念し60本超の全国ツアーを開催。2024年の誕生日公演を独占放送・配信。
収録日:2024年10月27日
収録場所:東京 恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホール

▼『清春 Music Video Collection』
9月放送・配信予定
※黒夢でのメジャーデビューから30周年、ソロデビュー20周年のダブルアニバーサリーを記念したMV集を、清春のセレクトで本人インタビューと合わせてお送りする。

▼『SADS 1999-2003「SAD ASIAN DEAD STAR」』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~1カ月間アーカイブ配信あり
※清春率いるロックバンドSADSが、2024年、約20年ぶりに初期メンバーで復活。初期の5枚のアルバムからの楽曲を披露した2日間限定公演を独占放送・配信。
収録日:2024年6月29日、30日
収録場所:東京 Zepp Haneda(TOKYO)

▼『SADS Music Video Collection』
9月放送・配信予定
※SADS限定復活、最新ライブ独占放送を記念し、清春セレクトのMV集を本人インタビューと合わせて一挙放送・配信!

WOWOW 黒夢特集番組サイト:https://www.wowow.co.jp/music/kuroyume2026/