【ライヴレポート】黒夢、アリーナ公演<THE PERFECT DAYS TO DIE>2日目の爆発的完成度「ここにいる全員が自由であってください!」

2026.07.21 07:02

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黒夢が7月17日から19日の3日間、東京・TOYOTA ARENA TOKYOにて自身最大日数のアリーナ3DAYS公演<THE PERFECT DAYS TO DIE>を開催した。先ごろ公開したその初日のレポートに続いて、2日目の模様をお届けする。

7月18日、開場直前のTOYOTA ARENA TOKYOには晴れ間が見えている。昨夜の鮮烈な名演を体験し、あるいは噂を聞きつけ、会場に集う人々もどこかリラックスした表情だ。今夜もリテイクアルバム『Drug TReatment 2026』と『CORKSCREW 2026』からの選曲が中心となると予想されるが、黒夢は常に何をしでかすかわからない。なお、この2日目の模様はWOWOWにて9月に独占放送/配信されることが決定している。

定刻の午後6時を5分ほど過ぎた頃、場内が暗転し、青を基調とした照明がステージを照らす。ここで流れるSEが定番のTHE MISFITS「Last Caress」でないことにまずは驚く。神秘的な旋律に導かれるようにして、人時(B)とサポート陣が各々の配置につく。清春(Vo)がステージ中央へと一歩進むごとに、歓声が大きくなる。

そのSEに続いての1曲目は、まさかの「BEAMS」だった。昨夜のアンコールラスト曲から今宵のショウが開幕するという展開に、客席は文字通り狂喜している。ここから「Spray」「少年」と続く冒頭の流れを観ただけでも、ただ事ではないDAY2になると確信した。オーディエンスがこれらの名曲をシンガロングする光景は胸に迫るものがある。

2日目のサポートメンバーはKOKI(G/The BONEZ)、Daiki(G)、SATOKO(Dr)という顔ぶれ。昨夜の堀崎翔(G)の位置を受け継いだDaikiは、昨年の黒夢の復活劇を支え、『Drug TReatment 2026』と『CORKSCREW 2026』のレコーディングでも活躍の名手だ。昨夜も感じたことだが、KOKIのクールな佇まいは最新型の黒夢に調和している。清春と人時が絶大な信頼を寄せるSATOKOの華と技については、言うまでもなく見事だ。

本日限定の趣向ということで、清春が管楽器の2人を呼び込む。清春のソロ活動でお馴染み、SOIL & “PIMP”SESSIONSのタブゾンビ(Tp)と栗原健(Sax)だ。彼らを加えての「HELLO, CP ISOLATION」「YA-YA-YA!」がゴージャスにフロアを揺らす。更には栗原がアレンジを施したヴァージョンの「REASON OF MYSELF」も飛び出し、同曲の前夜とは趣の異なる艶めかしさをオーディエンスは満喫した。

こうした化学反応を目撃するたびに、黒夢の音楽は優れたミュージシャンたちと出会うことによって更新されてきたのだと気付く。そこへ清春の天才的な歌唱と人時の高度な技術が融合するのだから、その在り方はますます稀有なものになる。

人時の爆音ベースソロ・タイムを経て、本編は終盤へ。昨夜は披露されなかった「MASTURBATING SMILE」「FASTER BEAT」「SPOON & CAFFEINE」の連発に観客は休む間もなく飛び跳ねている。清春が「ひどく!」と煽れば、人々は「後遺症に犯されてる!」と絶叫する。ある意味で特殊なこのコール&レスポンスが定着したことも2026年の黒夢の特徴だろう。「後遺症 -aftereffect-」と「Sick」でライブ本編は爆発的な終焉を迎えた。

アンコールの声援に応えて、彼らが再び舞台へと歩み出る。昨夜と比べて清春はややお喋りモードで、MCのたびにファンとの交流を楽しみ、マイペースを貫いていた。

「僕ら、大きい会場でやるのはあまり好きじゃないんですけど、やったほうがグッズ売れますよって言われて」などと観客を笑わせていたが、大規模会場で観る黒夢のワンマンライヴも至高。たとえば、このアンコールで披露した「NITE & DAY」は格別で、お立ち台やステージに腰かけて切なく歌う清春に魅了された向きも多かったはず。舞台の両サイドまでやって来て、観客に語りかけるような彼の姿が感動的だった。

この日はダブルアンコールも飛び出したわけだが、赤い照明のなか、けたたましくサイレンと爆音が鳴り「カマキリ」が迫ってきた時には慄(おのの)いた。「ここにいる全員が自由であってください! 思い通りに生きてください!」清春のメッセージが胸を貫く。「NEEDLESS」の途中で、ヘッドホンを外し、観客の声を直に聴こうとする清春。その横で汗だくになりながら轟音を巧みに操る人時。ラストの「Like@Angel」のイントロで客電が全開になり、場内の一人ひとりが照らし出される。キラキラと波打つような情景がたとえようもなく美しい。この曲が華麗に着地した頃、開演から約2時間半が経過していた。ステージの去り際、固く抱き合う清春と人時の姿には、互いへの敬意が溢れていた。

<THE PERFECT DAYS TO DIE>2日目は、意外性がありつつも極めてファン想いなセットリストだった。一部の楽曲を入れ替え、配列を変えることによって、新たな趣が生まれる。これが同会場連続公演の醍醐味なのだ。黒夢のTOYOTA ARENA TOKYO公演はいよいよ7月19日に最終日を迎える。そして、この日は人時の54回目の誕生日にあたる。清春はMCの中で人時が考えたセットリストになることを予告していたが、果たして、どんな光景が広がるのだろう? この喜びがいつまでも終わってほしくない。そう願える2026年が愛おしい。

取材・文◎志村つくね
撮影◎森好弘 上溝恭香

 

■黒夢 <THE PERFECT DAYS TO DIE>
2026.07.18(土)@TOYOTA ARENA TOKYO セットリスト

01.BEAMS
02.Spray
03.少年
04.HELLO,CP ISOLATION
05.YA-YA-YA!
06.Reason of myself
07.Walkin’ on the edge
-Bass Solo-
08.MASTURBATING SMILE
09.FASTER BEAT
10.SPOON & CAFFEINE
11.C.Y.HEAD
12.LAST PLEASURE
13.後遺症 -aftereffect-
14.Sick
encore
15.MARIA
16.NITE & DAY
encore2
17.カマキリ
18.NEEDLESS
19.Like@Angel

 

▶【ライヴレポート】<THE PERFECT DAYS TO DIE>初日公演へ
▶【ライヴレポート】<THE PERFECT DAYS TO DIE>2日目公演
▶【ライヴレポート】<THE PERFECT DAYS TO DIE>3日目公演へ

 

■<THE PERFECT DAYS TO DIE -ザ パーフェクト デイズ トゥ ダイ->
7月17日(金) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
7月18日(土) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
7月19日(日) 東京・TOYOTA ARENA TOKYO
9月06日(日) 東京・GARDEN THEATER

 

■黒夢 ワンマン公演
10月30日(金) 東京・LINE CUBE SHIBUYA

■<KUROYUME 2027 ZEPP TOUR「2027」>
2月08日(月) 神奈川・KT Zepp Yokohama
2月09日(火) 神奈川・KT Zepp Yokohama
2月12日(金) 福岡・Zepp Fukuoka
2月14日(日) 福岡・Zepp Fukuoka
2月21日(日) 北海道・Zepp Sapporo
2月26日(金) 大阪・Zepp Osaka Bayside
2月27日(土) 大阪・Zepp Osaka Bayside
3月05日(金) 愛知・Zepp Nagoya
3月06日(土) 愛知・Zepp Nagoya
3月11日(木) 東京・Zepp Haneda
3月12日(金) 東京・Zepp Haneda
3月13日(土) 東京・Zepp Haneda

 

■フェス/ライヴイベント出演情報
▼<LuckyFes’26>
8月11日(火祝) 茨城・国営ひたち海浜公園
▼<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZO>
8月15日(土) 北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
▼<MONSTER baSH 2026>
8月23日(日) 香川・国営讃岐まんのう公園
▼<中津川 WILD WOOD 2026>
9月19日(土) 岐阜・中津川公園内 特設ステージ
▼<Karatsu Drop Festival 2026>
9月26日(土)-27(日) 佐賀・虹の松原海水浴場 東の浜
▼<マグロック & ポップ 2026>
10月4日(日) 静岡・清水マリンパーク

 

初回限定盤
通常盤

■黒夢セルフカバーアルバム『CORKSCREW 2026』
2026年7月15日発売
【初回限定盤(CD+Blu-ray)】
YCCW‐10435/B 7,700円(税抜7,000円)
※スリーブ仕様
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1220
【通常盤(CD)】
YCCW‐10436 3,850円(税抜3,500円)
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1221
▼Disc-1(CD) 全12曲収録 ※初回限定盤・通常盤共通
01.MASTURBATING SMILE
02.FASTER BEAT
03.SPOON & CAFFEINE
04.後遺症 -aftereffect-
05.CANDY
06.少年
07.ROCK’N’ROLL
08.HELLO, CP ISOLATION
09.YA-YA-YA!
10.MARIA
11.LAST PLEASURE
12.I HATE YOUR POPSTAR LIFE 2026 mix〔bonus track〕
▼Disc-2(Blu-ray)収録内容 ※初回限定盤
01.「少年」Music Video
02.「少年」Music Video Making Movie
03.黒夢Zepp TOUR CORKSCREW 2025 ドキュメント Part.2

 

初回限定盤
通常盤

■黒夢セルフカバーアルバム『Drug TReatment 2026』
2026年7月15日発売
【初回限定盤(CD+Blu-ray)】
YCCW‐10433/B 7,700円(税抜7,000円)
※スリーブ仕様
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1218
【通常盤(CD)】
YCCW‐10434 3,850円(税抜3,500円)
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1219
▼Disc-1(CD) 全12曲収録 ※初回限定盤・通常盤共通
01.MIND BREAKER
02.DRIVE
03.C.Y.HEAD
04.CAN’T SEE YARD
05.DISTRACTION
06.Spray
07.NITE & DAY
08.Sick
09.NEEDLESS
10.Like@Angel
11.BAD SPEED PLAY
12.13 new ache 2026 mix〔bonus track〕
▼Disc-2(Blu-ray)収録内容 ※初回限定盤
01.「NEEDLESS」Music Video
02.「NEEDLESS」Music Video Making Movie
03.黒夢Zepp TOUR CORKSCREW 2025 DOCUMENT Part.1

 

●黒夢セルフカバーアルバム先着特典/記念企画 情報
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/news/detail/1632
①タワーレコード(先着特典+限定特典)
1.先着特典:『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』オリジナル缶バッジ
2.『CORKSCREW 2026』と『Drug TReatment 2026』の初回限定盤2枚同時予約 / 購入対象 限定特典:「ラバー・キーホルダー」*完全数量限定
▼対象店舗
全国のタワーレコード、タワーレコードオンライン(EC)
詳細:https://tower.jp/article/feature_item/2026/05/11/0701
②Amazon (W特典)
1.限定特典:『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』メガジャケット    
2.『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』クリアファイル(A4サイズ)
③全国CDショップ共通特典
『CORKSCREW 2026』『Drug TReatment 2026』クリアファイル(A4サイズ)
▼対象店舗
HMV&BOOKS、新星堂などの全国のCDショップ、楽天BOOKS、セブンネットショッピングなどのWEBサイト、ヨドバシカメラなどCDや音楽映像ソフトを販売する家電量販店や書籍店、ライブ会場CD販売など。

●リリース記念企画
①「タワラブ!」コラボ・ポスター掲出&プレゼント企画
タワーレコード限定の特別な写真を使用した「タワラブ!」コラボ・ポスター(B1サイズ)を全国のタワーレコードで掲出。また、応募された購入者の中から抽選で10名に「タワラブ!」コラボポスターをプレゼント。
掲出期間:2026年7月14日(火)~2026年7月27日(月)
※終了日は店舗によって異なる場合がございます。 
掲出店舗:タワーレコードおよびTOWER RECORDS mini全店
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/news/detail/1638
②パネル展の開催とプレゼント企画
パネル展を全国のCDショップで開催決定。『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』麻布台ヒルズ東京にて、世界的フォトグラファー・RKによって撮影された貴重なショットをパネル展示。抽選で貴重な展示パネルのプレゼントも。
詳細:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/news/detail/1641

 

■『黒夢 最新アリーナ公演オンエア記念特集!黒夢/SADS/清春7番組集中放送』

▼『黒夢<THE PERFECT DAYS TO DIE-ザ パーフェクト デイズ トゥ ダイ->』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~アーカイブ配信あり
※7月17日~19日にTOYOTA ARENA TOKYOで開催するアリーナ3DAYS公演より、2日目のライブの模様を独占放送・配信。“死”という言葉を含んだタイトルは、逆説的に、ロックミュージシャンとしての生きざまを体現したライブになることを予感させる。
出演:黒夢
収録日:2026年7月18日
収録場所:東京 TOYOTA ARENA TOKYO

▼『黒夢 2025.02.09 CORKSCREW A GO GO! SAINT MY FAKE STAR』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~1カ月間アーカイブ配信あり
※黒夢デビュー30周年を記念し、2025年、10年ぶりに復活。デビュー日に東京ガーデンシアターで開催した熱狂のライブを独占放送・配信。
収録日:2025年2月9日
収録場所:東京 東京ガーデンシアター

▼『黒夢 Music Video Collection』
9月放送・配信予定
※黒夢デビュー30周年を記念し軌跡をたどるMV集を、清春と人時の撮り下ろしインタビューも交え一挙放送・配信。

▼『清春 debut 30th anniversary year TOUR 天使ノ詩「NEVER END EXTRA」The Birthday』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~1カ月間アーカイブ配信あり
※ロックボーカリストとして多大な影響を与えてきた清春が、黒夢でのデビューから30周年を記念し60本超の全国ツアーを開催。2024年の誕生日公演を独占放送・配信。
収録日:2024年10月27日
収録場所:東京 恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホール

▼『清春 Music Video Collection』
9月放送・配信予定
※黒夢でのメジャーデビューから30周年、ソロデビュー20周年のダブルアニバーサリーを記念したMV集を、清春のセレクトで本人インタビューと合わせてお送りする。

▼『SADS 1999-2003「SAD ASIAN DEAD STAR」』
9月放送・配信予定
放送・配信終了後~1カ月間アーカイブ配信あり
※清春率いるロックバンドSADSが、2024年、約20年ぶりに初期メンバーで復活。初期の5枚のアルバムからの楽曲を披露した2日間限定公演を独占放送・配信。
収録日:2024年6月29日、30日
収録場所:東京 Zepp Haneda(TOKYO)

▼『SADS Music Video Collection』
9月放送・配信予定
※SADS限定復活、最新ライブ独占放送を記念し、清春セレクトのMV集を本人インタビューと合わせて一挙放送・配信!

WOWOW 黒夢特集番組サイト:https://www.wowow.co.jp/music/kuroyume2026/