エミネム、米連邦裁判所が雑誌『Source』に対し差し止め命令

エミネムと『Source』誌の確執が法廷へ持ち込まれた。MTV.comによると、12月16日（火）、米連邦裁判所がエミネムの人種差別的なリリックを掲載した『Source』誌２月号の配布を禁止したという。同号は１月13日に発売される予定だった。

エミネムは、12月15日（月）、ニューヨークの連邦裁判所に提訴。著作権侵害で『Source』誌を訴えた。彼はまた、損害賠償金を求めているが、詳細は明かされていない。

『Source』誌は11月の記者会見で、アフリカ系アメリカ人の女性を人種的に侮蔑する言葉を含む、エミネムの初期時代のレコーディング物を公表。エミネムは当時の年齢とアフリカ系アメリカ人女性との破局を理由に差別的な発言について公式に謝罪した。

これに対し『Source』誌は、レコーディング当時15歳だったというエミネムの主張はウソで、実際は21歳だったと反論した。

エミネムは同誌のオーナー、レイ・ベンジノと１年以上に及ぶ論争を続けている。ベンジノは、ヒップホップが腐敗した原因はエミネムにあると非難。これを聞いたエミネムは、６月のニュージャージー州ジャイアンツ・スタジアムのコンサートで、2000年ソース・アワード最優秀リリック賞のトロフィーを地面に叩きつけた。

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