オーディオスレイヴのトム・モレロ、イラク攻撃に反対

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AudioslaveのギタリストTom Morelloと、元Rage Against The MachineのヴォーカリストZack De La Rochaがイラクへの攻撃に反対する嘆願書に署名した。

Morelloは世界情勢とテロ、米国の外交政策について次のような考えをLAUNCHに話してくれた。「9月11日の同時多発テロ以降、2つの相反する感情がある」「ひとつは極めて残忍な暴力によって殺された罪のない犠牲者たちに全米が注いだ驚くべき量の共感と善意。そしてもうひとつは、俺の希望のひとつで、国境を越えて伝わってほしいと思う感情……それは、この国で罪のない命が奪われてはならないし、また他のどこであっても、俺たちの名の下に罪のない人たちが犠牲となってはならないということだ」

Morelloは次のように付け加えている。「またスランプに陥っている経済について、とんでもなく多くのごまかしが行なわれているようだ。西海岸で大規模な湾岸労働者のストライキがあったり、その他にもいろいろとね。そして戦争の準備が進めば、怖ろしい悲劇になるだろう。それはただ、国際的な暴力のサイクルを加速させるにすぎない」

「アフガニスタンでは、現在までにタリバンやアルカイダ以外の罪のない市民が2万人以上も殺されている。'91年以来、米国がイラクに課した経済封鎖で100万人以上の子供たちが命を落としている。こういった国際的な暴力のサイクルは、他国の経済を軍事的にコントロールしても解決しないんだ。そんなことをしても、単に暴力のサイクルが加速し続けるだけで、さらに危険な世界を作ってしまうだけだ」

Audioslaveの1stシングル「Cochise」のタイトルは、限りない獰猛さを持って偏見に立ち向かったアメリカ先住民の戦士の名から付けられている。

Darren Davis, New York and Gary Graff, Detroit (C)LAUNCH.com
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