ジョージ・ハリソン最後の曲を収録したジュールス・ホランドのアルバムが近日米国リリース
George Harrisonが最後にレコーディングした曲のひとつが来年1月8日米国発売(英国では11月19日発売)のJools Hollandのアルバム『Big Band Rhythm & Blues』に収録されている。Harrisonが彼の息子Dhaniと共同で書いた“Horse To The Water”は、新曲として最初にレコーディングされるまで10年以上かかっている。
不気味かつ皮肉なことに、このHarrisonのトラックの出版クレジットは「RIP Ltd. 2001」となっている。Harrisonは今年初め、「死期が迫っている」とのメディア報道に対してジョークをとばし、RIP(rest in peace:安らかに眠れ)という社名を付けてユーモアセンスを見せた。Harrisonは結局、11月29日にロサンゼルスの友人宅で病に倒れ、死去した。しかし、最終的な死亡場所は未だに謎のままだ。
HollandはHarrisonの参加について次のように語っている。
「Georgeがアルバムに参加してくれてスリルを感じるし、嬉しく思っている。彼は20世紀の最も重要なミュージシャンのひとりってだけじゃなくて、とんでもなく人気のあるグループのリードギタリストだった。もちろん、彼もまたBeatlesにいたんだよね! 一緒にこのレコードを作ってくれる人を捜していて、彼が同意してくれたのはとても光栄だった。ロンドンでトラックをレコーディングし、それからヴォーカルをのせるために彼のいるスイスへ持っていったんだ」
22曲を収録したHollandのアルバムにフィーチャーされている他のロック伝説たちは、Eric Clapton、Sting、Dr. John、Mark Knopfler、Van Morrison、Pink FloydのDavid Gilmour、Simply RedのMick Hucknall、Paul Weller、ClashのJoe Strummer、Hollandの元Squeezeのバンド仲間Paul CarrackとChris Difford、Steve Winwoodら。
英国のブロードキャスト・パーソナリティで時としてSqueezeのキーボーディストでもあるHollandは、彼の新作に参加しているグループについて次のように語る。
「フルタイムのオーケストラを伴ってビッグバンドのブルース・ミュージックをプレイしている唯一のグループだよ。ほとんど全部がワンテイクなんだ……僕の好きな人達はだいたいワンテイクの人達なんだよね。なぜなら彼らは常にプレイしているから。その瞬間を捉えることは、ボトルの中の稲光をつかもうとしているようなものなんだ」
「ここには、ずばぬけて有名な人もいれば、それほど名の知れてない人もいる。けれど僕にとっては皆、素晴らしい人達なんだ。ひとたび曲が始まると、誰であっても全員がその曲の虜になってしまう」
注目曲はMica ParisとDavid GilmourによるScreamin' Jay Hawkinsの“I Put A Spell On You”のリメイク、WellerによるBilly Prestonの“Will It Go Round In Circles”のカヴァー、そしてStereophonicsによるBeatlesの“Revolution”のリメイクなどだ。
『Big Band Rhythm & Blues』の全トラックリスト:
"Seventh Son" by Sting
"Horse To The Water" by George Harrison
"Will It Go Round In Circles" by Paul Weller
"Valentine Moon" by Sam Brown
"The Return Of The Blues Cowboy" by Joe Strummer
"The Hand That Changed Its Mind" by Dr. John
"Nobody But You" by Ruby Turner
"Revolution" by Stereophonics
"I Put A Spell On You" by Mica Paris and David Gilmour
"Oranges And Lemons Again" by Suggs
"All That You Are" by Eric Bibb
"Mademoiselle Will Decide" by Mark Knopfler
"Back O'Town Blues" by Van Morrison
"Town And Country Rhythm And Blues" by Chris Difford
"I Want To Be Around" by John Cale
"I'm Ready" by Steve Winwood
"Say Hello, Wave Goodbye" by Marc Almond
"T-Bone Shuffle" by Mick Hucknall
"It's So Blue" by Paul Carrack
"Outskirts Of Town" by Taj Mahal
"I'm In The Mood For Love" by Jamiroquai
"What Would I Do Without You" by Eric Clapton
Sue Falco, New York LAUNCH.com
不気味かつ皮肉なことに、このHarrisonのトラックの出版クレジットは「RIP Ltd. 2001」となっている。Harrisonは今年初め、「死期が迫っている」とのメディア報道に対してジョークをとばし、RIP(rest in peace:安らかに眠れ)という社名を付けてユーモアセンスを見せた。Harrisonは結局、11月29日にロサンゼルスの友人宅で病に倒れ、死去した。しかし、最終的な死亡場所は未だに謎のままだ。
HollandはHarrisonの参加について次のように語っている。
「Georgeがアルバムに参加してくれてスリルを感じるし、嬉しく思っている。彼は20世紀の最も重要なミュージシャンのひとりってだけじゃなくて、とんでもなく人気のあるグループのリードギタリストだった。もちろん、彼もまたBeatlesにいたんだよね! 一緒にこのレコードを作ってくれる人を捜していて、彼が同意してくれたのはとても光栄だった。ロンドンでトラックをレコーディングし、それからヴォーカルをのせるために彼のいるスイスへ持っていったんだ」
22曲を収録したHollandのアルバムにフィーチャーされている他のロック伝説たちは、Eric Clapton、Sting、Dr. John、Mark Knopfler、Van Morrison、Pink FloydのDavid Gilmour、Simply RedのMick Hucknall、Paul Weller、ClashのJoe Strummer、Hollandの元Squeezeのバンド仲間Paul CarrackとChris Difford、Steve Winwoodら。
英国のブロードキャスト・パーソナリティで時としてSqueezeのキーボーディストでもあるHollandは、彼の新作に参加しているグループについて次のように語る。
「フルタイムのオーケストラを伴ってビッグバンドのブルース・ミュージックをプレイしている唯一のグループだよ。ほとんど全部がワンテイクなんだ……僕の好きな人達はだいたいワンテイクの人達なんだよね。なぜなら彼らは常にプレイしているから。その瞬間を捉えることは、ボトルの中の稲光をつかもうとしているようなものなんだ」
「ここには、ずばぬけて有名な人もいれば、それほど名の知れてない人もいる。けれど僕にとっては皆、素晴らしい人達なんだ。ひとたび曲が始まると、誰であっても全員がその曲の虜になってしまう」
注目曲はMica ParisとDavid GilmourによるScreamin' Jay Hawkinsの“I Put A Spell On You”のリメイク、WellerによるBilly Prestonの“Will It Go Round In Circles”のカヴァー、そしてStereophonicsによるBeatlesの“Revolution”のリメイクなどだ。
『Big Band Rhythm & Blues』の全トラックリスト:
"Seventh Son" by Sting
"Horse To The Water" by George Harrison
"Will It Go Round In Circles" by Paul Weller
"Valentine Moon" by Sam Brown
"The Return Of The Blues Cowboy" by Joe Strummer
"The Hand That Changed Its Mind" by Dr. John
"Nobody But You" by Ruby Turner
"Revolution" by Stereophonics
"I Put A Spell On You" by Mica Paris and David Gilmour
"Oranges And Lemons Again" by Suggs
"All That You Are" by Eric Bibb
"Mademoiselle Will Decide" by Mark Knopfler
"Back O'Town Blues" by Van Morrison
"Town And Country Rhythm And Blues" by Chris Difford
"I Want To Be Around" by John Cale
"I'm Ready" by Steve Winwood
"Say Hello, Wave Goodbye" by Marc Almond
"T-Bone Shuffle" by Mick Hucknall
"It's So Blue" by Paul Carrack
"Outskirts Of Town" by Taj Mahal
"I'm In The Mood For Love" by Jamiroquai
"What Would I Do Without You" by Eric Clapton
Sue Falco, New York LAUNCH.com
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