レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのTom Morello、グラミー賞は以前より“妥当”になったと語る

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'88年のグラミー賞では、メジャーな英国バンド、Jethro TullがBest Hard Rock/Metal Performance, Vocal or Instrumental(ヴォーカル、インストルメンタル部門のベスト・ハードロック/メタル・パフォーマンス)を受賞したが、この賞はMetallicaに与えられるべきだったというのが、一般の多くの人々の評価であった。

この結果、賞の信頼性は大きく揺らぐこととなった。しかし現在、Rage Against The Machineのギタリスト、Tom Morelloが、グラミーの選考委員はやっと道を正してきたとの評価をバンドの公式ウェブサイトで発表した。

「グラミー賞はやっとマトモな道にたどり着いてきたと思う。Rage Against The Machineが6回ノミネートされて、ひとつ獲得したっていう事実は、(少なくともこの10年間に)ちゃちなポップ/ロック以外の曲を演っているアーティストらに対するグラミー主催者の考えがより柔軟になってきたサインだといえる。子供の頃にグラミー賞を観ながら、ノミネート曲の中から一番“ヘヴィメタル”な曲を探したのを覚えているが、そのときはKissの“Beth”だった。Rage Against The MachineやSlipknotDMXがグラミーにノミネートされるようになったということは、賞の審査がより適切なものになってきたことを表している」

Darren Davis、ニューヨーク
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