ジューダス・プリーストのイアン・ヒル、新作『Invincible Shield』で「正しい方向へ二歩前進」
ジューダス・プリーストの創設メンバー、イアン・ヒル(B)によると、新作『Invincible Shield』はこれまでとは違う方法で制作しており、バンドは正しい方向に一歩どころか二歩前進したと感じているそうだ。
『WOUB』のインタビューで、新作のライティングにおいて誇らしい、もしくはエキサイティングだと思うところは何かと問われたヒルは、こう答えている。「僕はライターの1人ではない。ライティングに取り掛かっているのはリッチー(・フォークナー)、グレン(・ティプトン)、ロブ(・ハルフォード)だ。でも、これは(前作)『Firepower』より一歩前に進んでいる。俺らは常に、どのアルバムでもそれを目指している。いつだって進展しようとしている。学びを止めることはない。どのアルバムでも、正しい方向へ一歩進むよう心掛けてきた。このアルバムはおそらく、正しい方向へ二歩前進している。ロックダウンとCOVIDがあったためにね。多くの時間ができた。とくにリッチーにとっては、曲を磨く時間がたっぷりあった。俺らがスタジオに入るときまでに、足したり引いたり、変更したりできた」
「とは言え、ロックダウンのせいで、全て個別にレコーディングされたんだ。集まることが禁じられていたから、俺ら、一緒にスタジオに入るチャンスはあまりなかった。リッチーとスコット(・トラヴィス)は、彼らが住むナッシュビル周辺でレコーディングした。ロブはフェニックスで、俺は、この前のヨーロッパ・ツアー中、ホテルの部屋でだ。ロックダウンが解消されてから、すぐに50周年ツアーを始めたからね」
プロデューサーのアンディ・スニープが、グレン・ティプトンの代わりにツアーに参加しているのが功を奏したという。「彼がラップトップを持っていて、ベースを直に繋いだ。素晴らしいレコーディング方法だ。リラックスでき、トラブルもなかった」と、様々な事情からスタジオで生じがちなプレッシャーを、今回は感じずにすんだそうだ。
「二歩前進した」と考える理由は、『Invincible Shield』は「より洗練され、より完璧だ。流れも断然いい。より多くの光と影がある」からだという。
ジューダス・プリーストの通算19枚目のスタジオ・アルバムとなる『Invincible Shield』は、来週木曜日(3月8日)にリリースされる。
Ako Suzuki
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