スティーヴィー・ニックス、ジャケ写のセミヌードに後悔し、父の言葉が教訓に

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スティーヴィー・ニックスは、1973年にリンジー・バッキンガムとリリースしたアルバム『Buckingham Nicks』のジャケット写真でセミヌードになったことを今でも恥ずかしく思っているそうだ。

◆スティーヴィー・ニックス画像

英国の音楽誌『MOJO』のインタビューでこれまでのキャリアを振り返ったスティーヴィーは、『Buckingham Nicks』用のアートワーク撮影の思い出を問われると、こう答えた。「私って結構、ガードが堅いのよ。だから、リンジーと私のヌードを撮るって話が出たとき、高速で走ってる列車から飛び降りろって言われるより怖いって思った。リンジーからは、“おいおい、これはアートだ。子供じゃないんだから!”って言われたわ。“あんた、何様? 私のこと、わかってるでしょ”って思った。私は有り金100ドルで、ハンド・ペイントの綺麗なシフォンっぽいブラウスを買って、最初はそれを羽織ってた。その格好で、私の長年のギタリスト、ワディの兄弟のジミー・ワクテルが、私たちの写真を山ほど撮影し、それから、”オッケー、次はブラウス無しだ“ってことになったの。私、息ができなかったわ。でも、やったの。罠にはまったネズミのような気分だった」

「(両親に)見せるため、写真を家に持ち帰ったわ。突然目にして驚いてほしくなかったから。でも、卵巣のう腫の手術を受けなきゃいけなくて、写真は5週間、ベッドの下に置きっ放しだったの。アルバムが出たとき、父は“スティーヴィー、なんでノーと言わなかったんだ?”って言ってた。私は、“わからない。選択の余地なんてないと思ったの、ごめんなさい”って答えたの。そしたら、“そうか。前へ進みなさい。でも、君にはいつだって選択肢がある”って言われた。その日、私は大きな教訓を学んだ」

スティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムは1966年、ティーンエイジャーのときパーティーで出会い、その2年後、音楽活動を共にするようになった。そして、1975年に一緒にフリートウッド・マックへ加入した。

Ako Suzuki


▲『Buckingham Nicks』(1973年)


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