アイアン・メイデンのニコ・マクブレイン、1月に脳疾患を発症もツアーに参加

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アイアン・メイデンのドラマー、ニコ・マクブレインが、今年1月に脳の疾患を発症していたことを明かした。

◆ニコ・マクブレイン動画

彼は今週木曜日(8月3日)、声明とビデオ・メッセージを発表し、ファンへこう報告した。「やあ、ボーイズ&ガールズ。みんなが元気にしてることを願ってる! 今日、これを書いているのは、俺が経験したとても深刻な健康上の問題についてみんなに知らせるためだ。俺は1月に脳卒中を発症した。ありがたいことに、TIA(一過性脳虚血発作)と呼ばれる軽いものだった。だが、右側の肩から下に麻痺が残った。当然のこと、俺は自分のキャリアは終わりなのではないかとすごく心配した。だが、妻のレベッカや家族、医師たち、とくにOT(作業療法士)のジュリー、それにメイデン・ファミリーからの愛と支援により、俺は、7割近く回復することができた。10週間にわたる集中的な治療を終えると、ツアーに向けたリハーサルを始める時が来ていた。このことは、もっと早くではなく今、君らに伝えるのが大事だと考えている。これまでは主に、自分がやるべきことを懸念し、100%回復することに専念していたから。まだそこには至っていないが、神の御恵みにより、日が経つにつれ、俺はより良く、より強くなっている。

みんな、これまでのところ、最高に素晴らしく魔法のようなツアーをありがとう。君らは最高だ。

俺からは以上だ。君らに神のご加護を。安全で元気でいてくれ。どこかで会えるのを楽しみにしている」

アイアン・メイデンは5月28日にヨーロッパで新ツアー<The Future Past>を開幕し、これまでに30公演以上を開催してきた。

アイアン・メイデンのマネージャー、ロッド・スモールウッド氏は「ニコはニコだから、騒ぎ立てたり、ツアーの妨げになるのを望んでいなかった。だが、彼は今、完治も近いと確信しており、噂になるより、自分の口から直接ファンに伝えたいと考えた」とコメントしている。5月にリハーサルを始めるまで、プレイできるのかわからなかったが、彼は強い信念と意志により成し遂げたと、マクブレインを称えている。

<The Future Past>ヨーロッパ・ツアーは8月4日に終了し、その後、9月終わりから10月初めに北米で数公演が予定されている。

マクブレインは6月5日に71歳の誕生日を迎え、その前日、フィンランドで開催された公演でバンド・メイトやファンからお祝いされていた。



Ako Suzuki
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