【インタビュー】新山詩織、10周年記念アルバムに強い意志「自分との戦いというか、吹っ切れた感もあります」

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■このタイミングでこのアルバムを出せたのが
■すごくよかったなって思います


──共作の面白さや新しさもあったり、ライブでのバンドのメンバーとの制作とか、新たなアレンジャーとのタッグなど、このアルバムではいろんな発想が広がっていったようですが、アルバムの制作を経て今、曲作りについても、ああしたいこうしたいとかいろんな欲が出てきていますか。

新山:管梓(For Tracy hyde ※先ごろ解散)さんによるアレンジの「夜の魔法」のようなシンプルだけどじわじわとくるような曲だったりを、もっと作ってみたいなという気持ちが出てきたり。「何者」や「Spotlight」のようなリズムを刻んで楽しめる曲、乗れる曲も意外とあるようでなかったので。そういう曲をもっと出せたらいいなという気持ちも湧いてきましたね。

──このアルバムを引っさげてのライブも、また新たな発見がありそうですしね。

新山:「何者」とかも…もちろん自分が歌うんですけど、ライブでお客さんがどんな形になるんだろうっていうのは、自分で楽もしみだしドキドキ感があります。このアルバムを引っさげてまたバンドでツアーを回れたらいいなと思いますし、弾き語りとかでもできたらいいなとも思っているので。今、ライブでのお客さんの声出しが解禁となって、ライブの雰囲気が変わるのかなっていうところもあるので、そのタイミングでこのアルバムを出せたのがすごくよかったなって思いますし。ライブで歌って、もっとパワーアップしていけるのかなって勝手に思ってます。


──楽しみにしています。最新アーティスト写真やジャケット写真はギブソンES-335と一緒に写っていますが、現在のライブでメインとして使っているギターですか?

新山:はい。昨年4月のツアーでも使いました。これまでテレキャスがメインだったんですけど、活動休止前の最後のライブの弾き語りの時に、初めてES-335を使って。音がすごくよかったというか、自分もセミアコの音が好きだったので。曲によってにはなるんですけど、弾き語りでもバンドでも使えたらいいなと思っています。

──そもそもES-335をセレクトした理由は?

新山:もともとはチバユウスケさん(The Birthday)への憧れから手にしたギターだったんです。本当はグレッチが欲しかったんですけど、そのそばにあったひょうたん型の赤いES-335がすごくよくて。ES-335は“いつかほしいな”と思っていので、それがやっと買えたという感じ。私のなかでは、ワインレッドのギター=チバさんなんです。

──チバさんはダークチェリーカラーのグレッチ製テネシーローズを使用してましたね。

新山:そうなんです。とにかく同じ色、同じ形っぽいものを持って歌いたいっていう。ボディーが大きいし、運ぶのも弾いてる時も重いんですけど(笑)。こんなこと言ったら何ですけど、持っているだけでもすごく嬉しいというか、気持ちが高ぶるので。今回、アルバムのジャケットでも使えてよかったなと思います。

取材・文◎吉羽さおり

■4thアルバム『何者 〜十人十色〜』

2023年7月5日(水)発売


▲10th Anniversary盤


▲通常盤

【10th Anniversary盤 (CD+特典DVD付き)】
JBCZ-9144 / 6,600円 (税込)
▼特典DVD
2022年12月に行われたデビュー10周年記念ライブから抜粋した9曲の映像を収録。
【通常盤 (CD +フォトブックレット付き)】
JBCZ-9145 / 3,300円 (税込)

▼CD収録曲 ※通常盤/10th Anniversary盤共通
1. 何者
2. Spotlight
3. 夜の魔法
4. あなたに
5. Hate you
6. Keep me by your side
7. 約束
8. Free (feat. 山崎あおい)
9. I can’t tell you (feat. 和久井沙良)
※全作詞作曲:新山詩織 (except「Free」作詞:山崎あおい)




▼レコーディング参加ミュージシャン
・大島こうすけ(pro/arr)
・小野塚晃(arr/pf)
・山崎あおい(Vo, cho)
・森光奏太(arr&b/ dawgss)
・上原俊亮(dr/ dawgss)
・和久井沙良(arr/pf)
・管梓(arr&g/ エイプリルブルー)
・村岡佑樹(b/ エイプリルブルー)
・松原”マツキチ”寛(dr)
・山崎慶(dr)
・二家本亮介(b)
・イシイトモキ (g)
etc…

■<新山詩織 Live 2023『何者 ~十年十色~』>

7月14日(金) 愛知・BL cafe’
open18:15 / start19:00
チケット:5500円(税込) /ドリンク代別 ※全席自由
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

7月15日(土) 大阪・ヒルズパン工場
open16:30 / start17:00
チケット:5500円(税込) / ドリンク代別 ※全席自由
(問)サウンドクリエーター 06-6357-4400

7月21日(金) 東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
open18:45 / start19:30
チケット:5500円(税込) / ドリンク代別 ※全席指定
(問)ディスクガレージ https://info.diskgarage.com/

▼ツアーメンバー
和久井沙良(key) / イシイトモキ(g) / まきやまはる菜 (b) / 山近拓音(dr)




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