Caramel's Guitar Kitchen、新モデルはムスタング・タイプ

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Caramel's Guitar Kitchen(キャラメルズ・ギター・キッチン)から、新作ギターYoung Chef Series(ヤングシェフシリーズ)が発売となった。ムスタング型のボディを持ち、チープなキラキラ感を保ちつつも、大音量では耳に痛い音域がカットされ、パワーあふれるバンドサウンドに心地よいギターとなっている。

Caramel's Guitar Kitchenにとって初となるショートスケールで、カラーバリエーションは4タイプが用意されているが、いずれもチェッカードステッチの縁取り塗装やシャープなVラインのピックガードデザインなど、同ブランドらしさ満載のキュートでビビッドな仕上がりが魅力的だ。







アーティストのテンションを上げ気分を盛り上げるギターでありたいと語り、「ルックス重視」と言い切るCaramel's Guitar Kitchenだけに、一瞥しただけで同ブランドのギターだと分かる他に類を見ない個性的な仕上がりを誇る。…が、当然ながら、そのサウンドとプレイヤビリティにも隙はない。5月13日、14日に開催された大阪サウンドメッセでは、その独創的なデザインとカラフルなラインナップで、多くの人がブースを訪れていた。

サウンドメッセ会場で実際に試奏した人の感想では「このルックスだからナメてました」と、弾き心地とサウンド・クオリティに驚く声が続出していた。新作Young Chef Seriesでは、ピックアップもオリジナルで開発されており、バスウッドボディとのマッチングを最良にするために細めのマグネットワイヤーで試作を重ねたアルニコVピックアップが搭載されている。結果、MG特有のハイエンドのキラキラ感は残したまま、中音域の出力に太さとパワーが加わり、バンドサウンドで本領を発揮するサウンドデザインになっているようだ。


ネックの握り心地も通常よりも細めにシェイピングされている。一方、ストラップピンは激しいライブパフォーマンスでも外れにくい一回り大きいピンをつけるなど、ステージでの使い勝手も細部にわたって配慮されている。塗装は同ブランドで一貫されたハンドメイドによるラッカー塗装で、木材本来の鳴りを大切にした薄い塗膜となっている。傷つきやすいという弱点はあるが、数知れず付くであろう傷自体もギターから醸し出される魅力の一部となる。









先立って4月に発売されたM1KはミュージックランドKEY限定カラー3タイプ(白、青、赤)だったが、今新作は新たな4色となり、黒以外にはコンペティションラインが追加され、ピックアップとヘッドシェイプが変更されている。CGKオフィシャルオンラインショップ/全国の店舗で販売されるが、すでにサウンドメッセ時に予約が入っており、現在オーダーすると約4ヶ月後の納品となるようだ。

撮影◎平野愛智



Caramel's Guitar Kitchen M1_Young Chef Series

M1 BlackOlive (ブラックオリーブ/黒)
M1 CarmineApple (カーマインアップル/赤)
M1 NavelOrange (ネーブルオレンジ/オレンジ)
M1 BasilGreen (バジルグリーン/緑)
261,800円(税込)
付属品:ロゴ入りソフトケース/保証書付き
・Body:Basswood
・Body Finish:Acrylic Lacquer
・(Base: Nitrocellulose Lacquer /Coloring:Acrylic Lacquer)
・Neck Material:Maple
・Fingerboard:Rosewood 300R
・Frets:22
・Fret Size:Medium wide
・Scale Length:610mm (Short scale)
・Nut:BoneNut
・Pickups(Front):Single-AlnicoV(CGK_Original)
・Pickups(Bridge): Single-AlnicoV(CGK_Original)
・Switching:3-position
・Controls:MasterVolume×1 /MasterTone×1
・Bridge:Chrome Tremolo Tailpiece
・Peg:GOTOH
・Strap Pin:GOTOH Ep-B3

◆CGKオフィシャルオンラインショップ
◆Caramel's Guitar Kitchenオフィシャルサイト
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