ケイン・ロバーツ、アリス・クーパー・バンドの助っ人「楽しかったが、自分が溶け込めたか疑問」

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昨年秋、ニタ・ストラウスに代わってアリス・クーパーのツアーに参加したギタリストのケイン・ロバーツは、古巣に戻ったのは楽しかったが、自分がいまのラインナップにうまく溶け込めたかは疑問だという。

◆ケイン・ロバーツ動画

ロバーツは1985~1988年にアリス・クーパー・バンドに在籍。今回、完全復帰ではなく、一時的な参加だったのは初めから承知していたという。彼は『The Shoe』のインタビューでこう語った。「彼女が去り、僕が加わったけど、僕はニタじゃないから彼らはニタを戻すことにしたって筋書きじゃない。ツアーの最中、僕が続けるって話も出たけど……僕にしたら5週間っていうのが最適だった」「何か緊急事態があったら、もう数公演やったけど……彼女が戻るっているのが大前提だ」

彼は、友人でもあるニタの才能やステージ上での彼女の存在感をリスペクトしており、「正直言って、(自分が参加したツアーの)映像を観ると、自分がどれだけ溶け込んでいたか確信できない。面白いことに、僕とアリスがステージで一緒のところは正常に見える。でも、僕が歩き回り、他のメンバーたちとプレイしているところは、どうかな。僕はちょっと場違いみたいだ」と感じたという。

とは言え、バンド・メンバー達は素晴らしく、アリスと再び共演できたのは嬉しかったそうだ。「アリス・クーパーと何かやるっていうのは、いつだって夢だよ。あのツアーで最高に良かったのは、彼と僕は80年代のときと同じレベルの友人になれたことだ。3週間後には、昔に戻ったような気分だった。そこは一番重要なとこだった。秋以降、僕はやることになっていなかったけど、もし必要が生じたら、僕は彼らのために何でもやるよ」

さらに、詳細はまだ明かせないが、今後、別の形でアリスとのコラボレーションが計画されているという。

ニタ・ストラウスが復帰し、アリス・クーパーは4月28日にアメリカで新ツアーを開幕する。


Ako Suzuki
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