井上芳雄、アルバム『Greenville』から「The Only」「天使も悪魔も」先行配信

井上芳雄が3月22日（水）にリリースする初の全曲オリジナルアルバム『Greenville』から、「The Only」「天使も悪魔も」の先行配信がスタートした。それぞれの楽曲を提供したKitri、モノンクルからのコメントも特設サイトにて公開されている。

このアルバムは井上芳雄が少年期に家族と過ごし、今の彼自身の礎となる経験を得た土地であるアメリカ合衆国ノースカロライナ州の都市「Greenville（グリーンヴィル）」の名を冠した。「人生の中で訪れる苦難や悲しみ、そんな誰もが経験する様々な場面にそっと寄り添う曲たち」という井上自身が挙げたテーマのもと、今作のサウンドプロデューサーでもあるコトリンゴをはじめさまざまアーティストが楽曲提供。各テーマをアーティストそれぞれが噛み砕き、産み落としたコンセプチュアルな10曲が収録される。

ピアノ連弾ボーカルユニット・Kitriによる「The Only」は井上芳雄らしい誠実なボーカルをストリングス・カルテットとピアノが包み込むアコースティック・ポップス。井上芳雄が提示した「比べられる」というテーマを受けて制作され、自分らしさを受け入れて未来へ向かっていくあたたかな肯定感を感じる作品だ。楽曲を提供したKitriは『完成した音を聴いた時、その慈愛に満ちた尊い歌声に心震えたことを思い出します。聴く人それぞれの人生を映し出し、そっと寄り添ってくれる力強い優しさ。歌や言葉が持つ力を何度も感じさせてもらいまし』とコメント。また、ソングライターデュオ・モノンクルによる「天使も悪魔も」はパートナーとの間の矛盾を受け入れても日々を共に生きていこうというメンタリティを描いたアコースティックでジャジーなR&B。モノンクルの吉田沙良がコーラス、角田隆太がコントラバスで参加した他、アルバムのプロデュースも務めるコトリンゴがピアノをプレイしている。井上による切なくも艶やかなボーカルが新鮮で、彼自身にとって新たな挑戦となる一曲に仕上がっている。楽曲を提供したモノンクルは『信じるものが信仰や信念のような大きなテーマであっても、もっと身近な家族や恋人とのことであっても、信じ始めた時の熱に任せているだけではきっと脆くて、矛盾を許したり、答えが出ないことを受け入れたりしながら、信じることを続けていく。そんなことをパートナーとの関係に重ねて、舞台での井上さんの独白のシーンを思い浮かべながら作った曲です。プロデューサーのコトリンゴさんをはじめ、スタッフ全員でとっても良い曲を産めたんじゃないかなと思うので、ぜひ一度(と言わず)聴いていただけたら嬉しいです』とコメントしている。

　　◆　　◆　　◆

＜アーティストコメント 全文＞
■Kitri

この度はオリジナルアルバムへの楽曲制作のオファーをいただき、大変光栄です。「こんな風に歌ってくださるのかなぁ」と想像しながら制作させていただく時間はとても楽しく、やりがいのあるものでした。完成した音を聴いた時、その慈愛に満ちた尊い歌声に心震えたことを思い出します。
聴く人それぞれの人生を映し出し、そっと寄り添ってくれる力強い優しさ。歌や言葉が持つ力を何度も感じさせてもらいました。
井上さんとコトリンゴさんによる音楽の魔法によって誕生した大切な楽曲たち。多くの方にこのアルバムが届くことを心から願っています。

■モノンクル

今回最初に曲のテーマとして頂いた「試される」という言葉について考えていく中で、人が常に試されていることって"何かを信じ続けること"なのかも知れないなと思いました。
信じるものが信仰や信念のような大きなテーマであっても、もっと身近な家族や恋人とのことであっても、信じ始めた時の熱に任せているだけではきっと脆くて、矛盾を許したり、答えが出ないことを受け入れたりしながら、信じることを続けていく。そんなことをパートナーとの関係に重ねて、
舞台での井上さんの独白のシーンを思い浮かべながら作った曲です。
プロデューサーのコトリンゴさんをはじめ、スタッフ全員でとっても良い曲を産めたんじゃないかなと思うので、ぜひ一度(と言わず)聴いていただけたら嬉しいです。

　　◆　　◆　　◆

なお、井上芳雄は明日2月14日（火）放送のNHK「うたコン」に出演。「天使も悪魔も」をテレビ初披露する予定だ。