UK最大のデジタル・ラジオ局、2022年のベスト・アルバム10作を発表
英国の公共放送BBCが運営するUK最大のデジタル・ラジオ局BBC6ミュージックが、2022年の<アルバム・オブ・ザ・イヤー>のランキング(トップ10)を発表した。
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今年は、ケンドリック・ラマーが5年ぶりに発表した新作、通算5枚目のスタジオ・アルバム『Mr. Morale & The Big Steppers』が1位に選ばれた。ソウル・グループGabrielsのJacob Luskは、「ケンドリック・ラマーはワードスミス(言葉を巧みに操る人)だと思う。彼の言葉の使い方、ストーリーの語り方は誰とも違う。彼が体験した特有の事柄であれ、生々しく真実を語るから、異なるカルチャーだったとしても世界中の人たちが共感できるんだと思う」と、ラマーの才能を称賛している。
2位には、英国リーズ出身のロック・バンド、ヤード・アクトのファースト『The Overload』が、3位には詩人でもあるケイ・テンペストの『The Line Is A Curve』が選ばれた。
イギー・ポップ、エルボーのガイ・ガーヴェイ、ドン・レッツ、ジャイルス・ピーターソン、スティーヴ・ラマックら、BBC6ミュージックの番組のプレゼンター20人以上により選出された2022年の<アルバム・オブ・ザ・イヤー>トップ10は以下のとおり。
◆ ◆ ◆
1. ケンドリック・ラマー『Mr. Morale & The Big Steppers』
2. ヤード・アクト『The Overload』
3. ケイ・テンペスト『The Line Is A Curve』
4. Charlotte Adigéry & Bolis Pupul『Topical Dancer』
5. ウェット・レッグ『Wet Leg』
6. Warmduscher『At The Hotspot』
7. フォンテインズD.C.『Skinty Fia』
8. デンジャー・マウス & Black Thought『Cheat Codes』
9. アークティック・モンキーズ『The Car』
10. Gwenno『Tresor』
◆ ◆ ◆
2021年はリトル・シムズの『Sometimes I Might Be Introvert』が首位に選ばれた。同作は今年、英国で最も誉れある音楽賞と言われるマーキュリー・プライズを受賞した。
Ako Suzuki
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