【制作記者会見レポ】UniteUp!、TVアニメ化決定で全容が明らかに「アイドル活動を二次元でも三次元でも」

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多次元アイドルプロジェクト「UniteUp!」が、2023年1月よりTVアニメ化される。9月24日(土) には本作のプロジェクト発表会見がパーナム秋葉原にて行われ、新たに4組のグループとそのキャストが紹介された。制作記者会見の模様をオフィシャルレポートにてお届けする。

◆「UniteUp!」プロジェクト発表会見 写真


9月24日に行われた『UniteUp!』制作記者会見。オープニングムービーで、『UniteUp!』に登場する4組のグループと、2023年に1月からTVアニメの放送がスタートすることが発表された。アニメーション制作を担当するのは、『約束のネバーランド』『その着せ替え人形は恋をする』などを手掛けてきたCloverWorks。

MCを務めた茂木淳一氏によって、『UniteUp!』プロジェクトで音楽をつむいでいく個性豊かな4つのグループとそのメンバーが紹介されると、PROTOSTAR(プロトスター)、LEGIT(レジット)、JAXX/JAXX(ジャックジャック)のメンバー計11人がステージに登場する。また、この日の登壇はなかったが、4組目のグループであるAnela(アネラ)のメンバー、大月 凛(CV.斉藤壮馬)と辻堂真音(CV.中島ヨシキ)も紹介された。この2人も、今後プロジェクトを盛り上げていくことになるだろう。

最初の挨拶では、自己紹介と自身が演じているキャラクターについて語っていく。


まずは歌い手がアイドルに。無限の可能性を秘めたグループ、PROTOSTARから。「PROTOSTAR、清瀬明良役の戸谷菊之介です。明良くんは歌うことが大好きな高校生で、“KIKUNOYU”という名前で歌い手活動をしています」
「直江万里を演じさせていただいている山口諒太郎です。万里くんは人懐っこくて明るい性格で、“EVAN”という名前で動画投稿をしています。彼はアイドルが好きで、僕自身も男性アイドルが好きなので、共感しています」
「五十鈴川千紘役の平井亜門です。千紘くんはPROTOSTAR最年少ながら、冷静でしっかりものです。歌い手時代は“すず”という名前で活動をしていました」


次にホンモノのパフォーマンスでてっぺんを目指す実力派アイドルLEGIT。「LEGITの高尾大毅役、助川真蔵です。大毅はパフォーマンスに妥協しないストイックなキャラクターなので、注目してください!」「二条瑛士郎役の森蔭晨之介です。瑛士郎は知的で頭が良いキャラクターなんですけど、どこか不器用なので、愛くるしいキャラクターになっています」「東郷楓雅役の坂田隆一郎です。セクシー&ワイルドが売りのキャラクターで、このグループでもお兄ちゃん的ポジションで、メンバーを引っ張っていく存在です」


最後は、自分たちの音楽を奏でるために結成したバンドアイドル、JAXX/JAXX。
「JAXX/JAXXの春賀楽翔役のmasaです。楽翔は15歳でグループ最年少、いたずら好きでわんぱくなんですけどステージに立って音楽をやるとスター性が出てくるキャラクターです」
「桂ほまれ役の下前祐貴です。ほまれはキーボード担当なんですけど、普段は面倒見が良くて物腰柔らかい癒やされるキャラクターなので、それが伝わればと思います」
「香椎一澄役の馬越琢己です。一澄はJAXX/JAXXの中でも最年長で背が高いお兄さん的存在なんですけど、緊張しいなところがあるという、人間味溢れるキャラクターです」
「若桜 潤役の坪倉康晴です。JAXX/JAXXではベースを担当しています。潤は普段は家でアニメをみたり、ゲームをしたり、音楽も大好きでおとなしめなキャラクターです」
「森ノ宮奏太を演じさせていただいております高本 学です。奏太はギターを担当していまして、明るくて元気な関西男子です。ムードメーカー的な役割なので明るく元気に盛り上げていけたらと思います」

このソニーミュージックが贈る多次元アイドルプロジェクト『UniteUp!』がどんなプロジェクトなのかについて聞かれた戸谷は「音楽にかなり力を入れているプロジェクトです。その中でアニメがあったり、YouTubeで動画をアップをしたり、いろいろなアイドル活動を二次元でも三次元でもやっていくプロジェクトになります」と答える。

また、すでにアニメのアフレコが始まっているそうで、アフレコについて聞かれた坂田は「アフレコ初挑戦のキャストが半分以上いるので、マイク前に立つとこんなに緊張するんだ、滑舌も大事だし、声で芝居をすることがすごく難しいんだな、と苦労をしながら進めています。プロの声優の方と一緒にやることがあるんですけど、あっという間に収録が終わっちゃうんです。僕たちはそれを見て焦りながら悔しがりながら、いつか追いつくぞ!という気持ちで日々、頑張っています」と素直な想いを伝えていく。

そして今後も続いていく音楽活動に関してはmasaが「僕自身シンガーソングライターとして、ソロで活動してきたんですけど、みんなとやる音楽って、こんなに楽しいんだ!と思いました。これからもずっとやっていきたいなぁと思っています」と照れながら話していた。

これまで、基本的にはグループごとでの活動や準備をしてきているそうで、それぞれのグループならではのエピソードをクロストークしていく。

PROTOSTARは、もともと顔見知りだったが、このプロジェクトでより仲を深めていったと話す。高校生が学校帰りに談笑する感じで、一緒に帰ったり、ファストフード店でハンバーガーを食べながら話したりしているそうで、キャラクターたちと同じく、青春感溢れるグループだということを知ることができた。

LEGITは「今回のプロジェクトでこのメンバーと出会ったんですけどグループチャットが活発です!」と助川。連絡は多めにとっているそうで、3人の立ち位置もすでに確立されつつあるらしく「森蔭くんは年齢的には真ん中なんだけど、末っ子感があってかわいいんです」と坂田が話していた。

最後のJAXX/JAXXは、アフレコ経験がないメンバーだったので収録前にリモートで5人で練習をしているという真面目なエピソードを披露。ただ、アフレコの練習が終わっても、ずっと夜中まで話をしているとのこと。仲の良く、家族みたいなグループだと5人で話していた。

アニメの放送前から、それぞれのグループのチームワークの良さ、仲の良さを知ることができたところで、マスコミからの質疑応答に移っていく。

今後の抱負では、「PROTOSTARは、それぞれのソロ曲が2曲ずつ発表されているんですけど、3人で歌う曲も今後出てくると思います。もともと歌い手で活動してきた3人のキャラクターなので、その声が合わさったときにどうなるのかも楽しみにしていてほしいです」と戸谷が語ると、「早くライブがやりたい! あと多次元で活動するので、僕たちの素も見てもらいたい」とLEGITの坂田が言う。JAXX/JAXXのmasaは「最近は、JAXX/JAXXとして『STORM's EYE』という曲の動画がアップされたので、ここからはバンドとしての歌が上がっていくと思う」と語ると、「僕らはバンドなので、早くライブで演奏をしたい!」と馬越。ただ、楽器の練習はしているのかと聞かれると言葉に詰まっていたので、楽器の練習はこれからになりそうだった。

また歌がメインにあるプロジェクトなので、レコーディングや音楽のことについての質問には、「PROTOSTARは、3人共レコーディング経験が少なかったですが、歌い手として活躍しているキャラが歌っているので、とても難易度が高かったです」と山口。

作詞を手掛けたというLEGITの森蔭は、「初めて歌詞を書くとなったとき、できるか不安に思いましたが、一人公園でブランコに乗りながら4時間かけて書きました」と制作の裏話を語る。

JAXX/JAXXは「STORM's EYE」の曲の中でのコーラスを急に録ることになったときに「わちゃわちゃしている声が欲しいと言われて、もともとわちゃわちゃしているメンバーなので、すぐに録れて、それがそのまま曲に入りました」と馬越がレコーディングの思い出を話していた。

その他にも、いつかプロジェクトでドームを埋めるくらいになりたい! 朗読劇や2.5次元の役者もいるので、自分のキャラクターを舞台で演じたい!フェスに出たい!など、それぞれが夢を語っていたのも印象的だった。

最後は、プロジェクトを代表して戸谷から「いろんなバックボーンを持ったキャラクターやキャストがいて、声優がアーティストをやる意味、アーティストが声優をやる意味など、いろいろなことを学ばせていただけるし、考えさせていただける素敵なプロジェクトです。これからアニメも始まりますし、歌ももっと増えていくと思いますので、楽しみにお待ちいただければ嬉しいです!」とメッセージが届けられ、制作プロジェクトを終えた。




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