ジョー・リン・ターナー、14歳のときから着用していたウィッグを取る
ジョー・リン・ターナーが、少年時代から着け続けてきたウィッグを取った姿を公開した。3歳のとき脱毛症と診断された彼は、「学校でのひどい虐めによる精神的、身体的ダメージ」に対処するため、14歳のときからカツラをかぶるようになったという。
◆ジョー・リン・ターナー画像
今月2日に71歳の誕生日を迎え、ニュー・アルバム『Belly Of The Beast』のリリースを前にこの姿を公開したことについて、ターナーは、この業界では勇気がいることとしつつ、こう言及している。「ある意味、祝福であると同時に呪いだ。俺には証明すべきことは何もない。ウィッグを着けようが着けまいが。俺は自分のしたいことを自由にできる」
「高校のアホどもが俺を痛めつけようとしたことで俺は強くなり、誰よりも上に行ってやるという必然的なモチベーションと力を得た。怒りと痛みは素晴らしいツールだ。正しく使えば、君を最良ヴァージョンの自分に成長させてくれるだろう。逃げるかわりに、俺は“目立たないように”していた」
これに対し、グラハム・ボネットは「今日、これ(ターナーの写真)を見て、俺は感極まった。ジョーはロックスターの意義を実証している。彼は驚くほど勇敢だ」と、ターナーを称えるメッセージをFacebookに投稿した。
「この業界(とくに俺らのジャンルは)容赦ない。殊のほか髪のことになると」「彼がこれを読むかわからないが、俺がどれだけ彼を誇らしく思っているか、彼の正直さに俺がどれだけ感動したか、彼に知ってもらいたい。ジョー、君は今日、先駆者となった。もしこれを読んでいるなら、俺はこの写真を見るまで君がどれだけ美しい男なのか理解していなかったってこと、知ってほしい」
ジョー・リン・ターナーの15年ぶりとなるニュー・アルバム『Belly Of The Beast』は10月28日にリリースされる。
Ako Suzuki
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