ベイビー・ブー、365日連続で歌唱動画投稿
5人組コーラスグループのベイビー・ブーが、昨年2020年3月から続けていたTwitterでの歌唱動画投稿が、昨日3月4日に公開された「仰げば尊し」で365日連続での投稿を達成した。
『今日も歌ってみた』と題したこの歌唱動画は、童謡、唱歌をはじめ、ポップス、歌謡曲、演歌といった世代を超えた幅広い楽曲を5人のアカペラコーラスでカヴァーする企画で、「聞いていただいた方が少しでも元気になってほしい」(以下、リーダー・ユースケ)という思いから、昨年の3月5日に投稿した「明日はきっといい日になる」(高橋優)からスタートした。コーラスグループでありながら、外出自粛や感染予防の観点から5人が集まり声を合わせることが困難な状況の中、メンバーそれぞれの環境からリモートで声を合わせてのレコーディングと録画、編集を繰り返し、365日一日も休まず動画投稿を続けていた。
なお彼らは、阪神大震災の翌年の1996年に神戸で結成されたアカペラコーラスグループで、震災からの復興に向かう中、定期的に路上でのストリートライブを行っていたが、「今回のSNSを通じた投稿は、あの時のストリートライブと同じようなことだと思っています。きっと誰かに届く日が来る。そして、以前のようにみんなで歌い合える日が来ると信じて続けていました」と、振り返った。
また、今年で発生から10年となる東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の町民とコラボした配信限定シングル「海の男に」と「蓬莱オーライ」が先日リリースされた。今回、各音楽配信サイトでリリースされた2曲は、岩手県沿岸部の大槌町に暮らす様々な世代が『みんなでともに笑い合いたい』という思いに共感し、震災で失われた大槌の演劇、文化を復活させようと集まった町の有志によるイベント<大槌バラエティショー>から生まれた曲で、コロナ禍以前となる2018年に大槌町の人達が上京し、ベイビー・ブーと共に歌いレコーディングを行った。
同曲に対し、「『海の男に』という曲は、大槌に暮らす若者が自分のおじいちゃんのように漁師になるか、自分の進路に悩みながらも前向きに生きているという新聞記事が元になっていて、地元で生きると決めた主人公の強くまっすぐな姿が描かれています。『蓬莱オーライ』は、“ひょっこりひょうたん島”のモデルにもなった大槌の蓬莱島が、“いつでも故郷に帰っておいで”と優しく見守る歌で、どちらの曲も大槌の皆さんのコーラスと一緒にコラボしていて、とても温かい曲になっています」とコメントしている。なお、この2曲がテーマソングとして収録された“音楽を奏でる電子絵本”「海の男に」が、3月11日にリリースされる。
■配信シングル「海の男に」「蓬莱オーライ」
「海の男に」
https://lnk.to/babyboo_D035
「蓬莱オーライ」
https://lnk.to/babyboo_D034
各配信サイトにて配信中
■音楽を奏でる電子絵本「海の男に」
予約ページURL
https://ebookstore.sony.jp/item/LT000144006001223097/