システム・オブ・ア・ダウン、新曲リリースで60万ドル以上をアルメニア基金へ寄付
システム・オブ・ア・ダウンが先週(11月6日)、15年ぶりに新曲「Protect The Land」「Genocidal Humanoidz」をリリースし、アルツァフの独立を巡る紛争を終わらせようと始めたキャンペーンは、1週間足らずで60万ドル(約6,300万円)以上を集めることができたという。
◆システム・オブ・ア・ダウン画像
バンドは水曜日(11月11日)、「君たちの素晴らしい支援には圧倒され、感謝している」と謝意を表した。寄付金は、非営利団体Armenia Fundを通じ、この紛争により苦境に立たされている市民の救済に充てられる。
また、サージ・タンキアン(Vo)、ダロン・マラキアン(G)、シャヴォ・オダジアン(B)、ジョン・ドルマヤン(Ds)が一堂に会したインタビュー映像も公開された。ドルマヤンは「1915年に起きたこと(アルメニア人虐殺)や歴史上何度も起きた悲劇が繰り返されないよう願っている」と言い、彼らにとって、そのために自分たちができることをやる──メンバー間の方向性の違いを乗り越え、新曲をレコーディングする──のが重要だったという。
バンドは、引き続きこのキャンペーンを支援して欲しいと呼びかけ、収益をArmenia Fundに寄付するマーチャンダイズの販売も開始する。
Ako Suzuki
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