パパ・ローチのジャコビー、「父へ向けた曲を作り、癒しとなった」
パパ・ローチのフロントマン、ジャコビー・シャディックスが制作中のニュー・アルバムについて語った。バンドは6月、新しいレコード契約を結び、2021年初めに新作のリリースを計画していると明かしていた。
シャディックスは今週、米ラジオ局WEBNのインタビューで、アルバムの方向性についてこう表した。「燃え上がってる。また彼らと集まり、音楽を作れるのは本当にいい気分だ。特に、ツアーができない今ね。創作──曲を作り、音楽を通じ人々と繋がるのは、俺は自分の人生の目的だって信じてる。曲のいくつはすごくアグレッシヴで尖っていて、怒りがある。そして、すごく内省的なものもあるんだ」
「昨日、1曲仕上げたとこなんだよ。“No Apologies”って曲だ。父に向けて書いたんだ。父と息子として俺らが経験したこと、通じ合えなかったことを許すって感じのね。俺にとってすごい癒しとなったよ。彼を見つけ、この曲をプレイしてみせるのが楽しみだ。俺ら両方にとって締めであり癒しとなる。それって重要なことだと思う。音楽は俺らにそういう機会を与えてくれる」
シャディックスは以前、ベトナム戦争の退役軍人だった父は世捨て人のようで、彼が子供のときに家を出た、母と継父に愛されて育ったが、常に父子問題を抱えていたと話していた。
パパ・ローチの新作は、2019年発表の『Who Do You Trust?』以来で通算11枚目のスタジオ・アルバムとなる。
Ako Suzuki