植田真梨恵、全17曲収録『ハートブレイカー』を8月発売「生きたアルバムです」

植田真梨恵が8月26日、3年8ヶ月ぶりとなるメジャー3作目のフルアルバム『ハートブレイカー』をリリースすることが発表となった。全17曲を収録した大作の完成だ。

◆植田真梨恵 画像

「この先、自分がメジャーシーンで活動を続けていくためには“植田真梨恵にしかできない音楽”を見つけて形にしなければならない」──2019年メジャーデビュー5周年アニバーサリーイヤーを全力で駆け抜けた植田自身は、そう強く感じたという。今、このタイミングで、自らの金字塔となる作品をつくるべく、制作にあたったアルバムが『ハートブレイカー』だ。

一方で、シンガーソングライターとしてこれまで一人で模索してきた“植田真梨恵像”だが、今作では他人の目を通して構築してみたいという思いが募り、植田真梨恵としては初めて、外部作曲家による提供曲も採用した。外部作曲家に伝えた前提条件は、「転調もテンポチェンジもメロディーもセオリーを取り払って、心が動くほうへ」というもの。自身の決意とアルバムにかける思いを綴った長文メールを各ミュージシャンに送り、その思いに応え、それぞれの解釈で楽曲が制作されたとのこと。17歳のインディーズデビューした植田真梨恵が、30歳を目前にすべてを注ぎ込んだ“金字塔”となる一枚だ。

前述したとおり収録曲は全17曲。ドラマ『ピーナッツバターサンドウィッチ』エンディング曲の「I JUST WANNA BE A STAR」、映画『ミセス・ノイズィ』主題歌の「WHAT'ｓ」、TV番組『ビーバップ！ハイヒール』テーマ曲に起用された「REVOLVER」など、シングル4曲が収録されたほか、それ以外の13曲はすべて新曲となる。

また、アルバムリリース同日には、2019年11月1日にZepp Diver City TOKYOで行われたメジャーデビュー5周年アニバーサリーライブの模様を収録したLIVE Blu-ray『PALPABLE! MARBLE! LIVE! –ANNIVERSARY 2019-』がリリースされることも決定した。“何が起こるかわからない”をテーマに、驚きの登場シーン、リキッドライティング、レーザーなどの色彩がまじり合った美しい照明、喉を振り絞って歌い切った全24曲に加え、舞台裏を追ったドキュメント映像が届けられる。

以下に、アルバムに関する植田真梨恵のコメントをお届けしたい。

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「『ハートブレイカー』というアルバムを作りました。

意味は“胸が張り裂ける思いをさせる人”
同じ意味である「heartbreaker」という曲ができて、このアルバムのタイトルにしました。

メジャーデビューして3作目のフルアルバムになる今作は、私が音楽をやって生きていく意義を、自分自身に今一度疑いをかけて取り組んだ一枚になります。

ちっちゃい頃から歌を追いかけ、わたしなりに歌をつくってきましたが、今作で本当に自分がやるべき音楽を作れない限り、来年や再来年、ましてや遠い未来に、私の音楽家としての未来など存在しないだろうと思いたち、今できる限りすべての情熱を懸けてつくりました。

たくさんのひらめきや、アイデアや、胸の痛みが詰まった一枚です。

わくわくすること、退屈しないこと、
胸を躍らせたり悲しみに浸ったり、そんな感情に寄り添うことを条件に、初めて作家さんに作曲して頂いた曲を提供してもらい、歌手として歌わせてもらったものも入っています。

それでいっしょうけんめい作ってみたら、一枚のテーマとして「愛と血」というものが浮かびあがってきました。

「愛と血」なんて自分には、手がつけられないほど大きなテーマだとおもっていたけれど、30歳を目前にして今、私が肌で感じている「愛とは？」「血とは？」ということ、「人間とは？」「生きていくこととは？」ということは、絶望的に壮大なようだけど、同時に日々を生きる私たちに今こそ問いかけられている身近なテーマに感じています。

サブスクリプションサービスとともに音楽の日常での在り方も変わった昨今で、まだ出会ったことのない人にもより触れやすくあり、なおかつCDディスクの内容量ぎりぎりいっぱい収録可能なだけの分量を詰めてお届けします。せっかくのCDなのだから、ふつうーに真剣に生きている今の私のすべてをCD一枚で全部伝えられるアルバムにしました。

2020年。1990年に生まれ90年代のポップスに育ててもらった私からの、歌へのラブレターであり、みなさんへお渡ししたい生きたアルバムです。

まずサブスクでいいので、ぜひ聴いてみてください。気に入ってくれたら、ぜひそばに置いておいてください」

植田真梨恵

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