【ライブレポート】GRASAM ANIMAL、“4人で演奏する最後の音”が響いた初ワンマン
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「あのぅ……今日なんですけど、口がすべって“全曲やる”と言っちゃったんですよ。いろんな人から止められたんですけど」。木屋和人(Vo,G)は少し照れくさそうに言葉を続けた。「だから皆さん、今日は全曲聴くまで帰れないんで」──。
2020年1月31日、下北沢GARAGEにてGRASAM ANIMALのワンマンライブ<GRASAMANIA〜ONE MAN SHOW〜>が開催された。花の金曜日、チケットはソールドアウト。幅広い年齢の男女がこぞって集まっていた。ライブは2017年にリリースした1stアルバム『ANIMAL PYRAMID』に収録された「インサイド!インサイド!」でスタート。次曲は2016年にリリースした1stEP『Surf Ride Monster』から「熱海でバカンス」「俺たちに夏はない」と、これまたGRASAM ANIMALの初期を彩った楽曲を演奏。すると木屋が「意外にも我々、5年くらいバンドをやってて今日が初ワンマンなんですよ。序盤で昔の曲をやったんですけど、やっぱりみんな良い曲だなって。今日はレアだと思うんで、みんなちゃんと耳に残して帰ってください」と挨拶をした。
撮影:山川哲矢
取材:真貝 聡