【ライブレポート】木暮“shake”武彦、新作『楽園の向こう側』発売記念ライブ
RED WARRIORSのギタリストで作曲家の木暮“shake”武彦が10月27日(日)、ソロとしては3年ぶり通算27枚目のオリジナルアルバム『楽園の向こう側』のリリースを記念したライブ<木暮“shake”武彦 with Big Mountain Blue 6 tour 2019 ~楽園の向こう側~>を東京・二子玉川GEMINI Theaterで行った。
◆木暮“shake”武彦 ライブ写真
1984年にデビューした木暮“shake”武彦は、レベッカの中心メンバーとして活動後、2019年に完全復活を遂げた“RED WARRIORS”を結成。1989年に渡米し、カリフォルニアで5年半の音楽活動を行った。帰国後はソロ活動と並行して、国内外で評価の高いピンクフロイド・トリビュートバンド「原始神母」のリーダーしても精力的に活動を続けている。ロック・ギタリストであり、数々の名曲を生み出して来たソングライター。まさに本物を極めるアーティストである。
この日は、彼のバンド“Big Mountain Blue”と出演。キーボードには、RED WARRIORS当時から、彼の右腕としてサウンドを支えてきた三国義貴が参加した。
オープニング・ナンバーは、Big Mountain Blueのメンバーと作り上げた初めてのアルバム『惑星にて』収録の「灼熱の惑星」だ。ラテンロックを彷彿させるサウンドにスライドギターの軽快なメロディー。光と風が爽快に駆け抜けていく。3曲目「風の丘」ではバイオリンのARIAが登場。サウンドがグッと引き締まり、ロックンロールナンバー「ロックンロールジャングル」で第1部が終了した。
第2部は“ただ君に触れていたい”と歌うロマンティックなバラード「大きな悲しみのない1日」からスタートし、ニューアルバムに収録された新曲が続いていく。
MVダイジェストも公開されたリード曲「Great Birth」が演奏されると、ライブはクライマックスに突入。ロックナンバー「Come With Me」や、RED WARRIORSを彷彿とさせるシャケのカッティングが心地よい「古い歌を歌おう」で、会場のボルテージは一気に上がる。
アンコールでは、シャケがアコースティックギターを持って登場し「冷たい朝」を歌唱。繊細につま弾くアコースティック・ギターと透明感のあるバイオリンのメロディーで春の命の芽吹きと大自然の美しさを優しい歌声で表現した。
ラストは、カントリー・ホンク調にアレンジされたRED WARRIORSのヒットソング「Casino Drive」だ。会場全体が大合唱となり興奮の内にライブは幕を閉じた。
今年の2月ごろから曲作りを始め、他のバンド活動と並行しながら制作を進めてきたニューアルバムは、シャケにとって、自分の人生への思いが詰まったアルバム。長い時間を経てもゆっくりと聞いてもらえるアルバムにしたいと語っていたシャケが印象的だった。
来年、還暦を迎えるという木暮“shake”武彦。アーティストとして彼はこれからどんな活動を見せてくれるのか本当に楽しみだ。
Photo by Koichi Morishima(森島 興一)
◆ ◆ ◆
ニューアルバム『楽園の向こう側』は11月10日(日)に発売される。同日には、三浦イズルが手掛けた「Great Birth」のミュージックビデオのフルバージョンが公開される予定だ。また、アルバムは11月20日(水)にSpotify、Apple Musicなど主要配信サイトにてデジタルリリースされることが決定した。
■<木暮“shake”武彦 with Big Mountain Blue 6 tour 2019 ~楽園の向こう側~>
出演:木暮"shake”武彦 with Big Mountain Blue 6
メンバー:key 三国義貴 / Dr,Per 丹菊正和 / Bass 山崎洋 / Cho ラヴリーレイナ / Violin ARIA
第1部
1.灼熱の惑星
2.炎と踊れ
3.風の丘
4.君の家
5.入道雲
6.ロックンロールジャングル
第2部
1.大きな悲しみのない1日
2.海岸線
3.夕日が沈んでく
4.八月の光
5.Great Birth
6.Come With Me
7.古い歌を歌おう
EN
1.冷たい朝
2.Casino Drive
■ニューアルバム『楽園の向こう側』
▲『楽園の向こう側』
・フィジカルリリース(CD)
2019年11月10日(日)
品番:CS-1160 / Clear Sky / ¥3,000(税抜)
ライブ会場・オフィシャル通販他にて販売
・デジタルリリース
2019年11月20日(水)
品番:COKM-42562
[収録曲]
1. Great Birth
2. 風の丘
3. 炎と踊れ
4. 海岸線
5. 君の家
6. 入道雲
7. ロックンロールジャングル
8. 夕日が沈んでく
9. 大きな悲しみのない1日
10. Come With Me
11. 八月の光
12. 冷たい朝
▼木暮“shake”武彦 コメント
楽園を持って日常的に帰りたい。
本能、理想、願望やノスタルジー、
様々な音とリズムに誘われてやってくる無意識の世界。
このアルバムの音と言葉のすべては、自分にとって嬉しく生きるために必要な感じ方、思い方、そして幻影。
感情のすべてを解放して、キラキラした未来を手探り寄せる音に変換したつもりです。
■<木暮“shake”武彦 with Big Mountain Blue 6 tour 2019 ~楽園の向こう側~>
18:30 open/19:00 start 前売¥4,500 当日¥5,000
2019年12月28日(土) 埼玉・西川口Live&Bar R
18:30 open/19:00 start 前売¥4,500 当日¥5,000
■<木暮“shake”武彦 solo tour 2019 ~楽園の向こう側~>
18:30 open/19:00 start 前売¥3,500 当日¥4,000
2019年12月08日(日)長野・飯田キャンバス
18:30 open/19:00 start 前売¥3,500 当日¥4,000
2019年12月09日(月)大阪・LIVE HOUSE soma
18:30 open/19:00 start 前売¥3,500 当日¥4,000
2019年12月10日(火)徳島・JIRO'SギターBAR
18:30 open/19:00 start 前売¥3,500 当日¥4,000
2019年12月11日(水)香川・高松RUFFHOUSE
19:00 open/19:30 start 前売¥3,500 当日¥4,000
2019年12月13日(金)高知・Sha.La.La
18:00 open/18:30 start 前売¥3,500 当日¥4,000
2019年12月14日(土)愛媛・Bar-STANDARD
18:30 open/19:00 start 前売¥3,000 当日¥3,500
2019年12月15日(日)広島・Cat ch.22
18:30 open/19:00 start 前売¥3,500 当日¥4,000
◆木暮“shake”武彦 オフィシャルサイト
この記事の関連情報
RED WARRIORS、<RED WARRIORS 2024 KING'S>開催決定
【ライブレポート】RED WARRIORS、初の主催フェス「ロックンロールは愛だと思ってます」
Diamond Shake、クリスマスライブでシャンパン販売決定
RED WARRIORSのユカイとshakeによるDiamond Shake、40年前に作った楽曲を配信リリース
CASINO DRIVE、『COMPLETE WORKS (1991~1994)』発売決定
木暮“shake”武彦、CASINO DRIVE作品集の商品化プロジェクト始動
RED WARRIORS、中野サンプラザでデビュー35周年記念コンサート開催決定
【ライブレポート】RED WARRIORS、3人のベテランが魅せる大人のアコースティックライブ
木暮“shake”武彦、初のRED WARRIORSセルフカバーアルバム発売