トレント・レズナー、ロックの殿堂に対する考えに変化

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ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーは、1年ほど前まではロックの殿堂に全くといっていいほど関心がなかったが、今年春、ザ・キュアーの殿堂入りのプレゼンターを務めたことで考えが変わったという。

◆トレント・レズナー画像

ナイン・インチ・ネイルズは2020年度の候補に挙がっている。2015年度、2016年度に次ぐ3回目のノミネートとなった。

彼は『Forbes』のインタビューで、こう話したという。「会場はいい雰囲気だった。僕は、レディオヘッドのメンバーと同じテーブルに着いた。彼らはスーパー・ナイスだったよ。僕ら、“どうしようもないものになるんだろう”って構えてたと思う。でも、実際にはそうじゃなかった。大好きなブライアン・フェリーとロキシー・ミュージックが殿堂入りするのを目にでき、彼らがプレイすると、会場全体が夢中になってた」

「ザ・キュアーがオーディエンスの共感を呼ぶのか、確信を持てなかったけど、僕が彼らを殿堂入りさせるために登場すると、オーディエンスは拍手喝采で彼らを迎えた。あれは本物だったと思う。ロバート・スミスが喜び、他のメンバーはビックリしている様子がわかった」

「クールな体験ができたよ。“そうか、僕が皮肉を込めて否定していたほど酷いものではないな”って思った。僕は、考えを変えたのを認めることに抵抗はない」

ただ今回、トッド・ラングレン、デペッシュ・モード、クラフト・ワークら、自分がリスペクトしてきたアーティストより先に殿堂入りすることになったら、納得いかないと感じているそうだ。

ナイン・インチ・ネイルズは、Rock & Roll Hall Of Fameのサイト上の候補紹介ページでは、メンバー欄にレズナーの名しか記載されていない。

Ako Suzuki

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