【レポート】Que SakamotoのDJツアー日記「メキシコ編・最終回」

ポスト

みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/ProducerのQue Sakamotoです。2018年2月に行ったメキシコーツアー、今回はいよいよツアー最終回。

三度、メキシコツアースケジュールはこちらです。


<Que Sakamoto Mexico Tour >

16.02 IRAPUATO-RADIO
17.02 GUADALAJARA-KIN KIN
21.02 MEXICO CITY-DEPARTAMENTO
23.02 CASA SEGUNDA-AGUASCALIENTES
24.02 TIJUANA-WHEREHOUSE
02.03 QUERETARO- RHODESIA HISTORICO
03.03 TULUM-PAPAYA PLAYA PROJECT

■海外アーティストが声を揃える
■やり甲斐のあるクラブ「Where House」

今回のツアーも終盤を迎え、いよいよ国境の街・ティファナへ。疲労も溜まっていたのでフライト間は爆睡し、あっという間に到着しました。

バー/ミュージックヴェニュー「Where House」のダミアンがピックアップ。早速ティファナの景色を見せたいとのことで、車で連れて行ってくれましたがティファナの雄大な景色に圧倒されました。

そしてオススメのアメリカンブレックファースト。いやーここティファナでもコーヒーも、パンケーキもベーコン&エッグも口に入れるものすべてが最高! 疲れが一気に吹っ飛びました。ちなみにダミアンはフォトグラファーもやっており、素敵な写真も撮ってくれましたよ。


ブレックファーストを終えて、ホテルにチェックイン。今日のプレイ時間は朝4時から10時まで。ダミアン曰く「パーティはものすごくアンダーグラウンドな内容で、“ティファナらしい”パーティだから、ゆっくり休んで」とのことで、がっつりと睡眠を取らせてもらいした。ご覧の通りフライヤーもクールでバッドボーイテイスト。ちなみにここ「Where House」はティファナの中でも、海外アーティストがやり甲斐のあると声を揃えるクラブで、アーティストからは“アンダーグラウンドのパーティで、ダーク、かつディープでコアなパーティの象徴的クラブだ”と言われています。

そんな「Where House」は文字通りの素晴らしいスペース。コアなお客さんがたくさんいて、最高な空気感を作ってくれていたので、プレイに集中できたました。選曲は一言で言うとバッドボーイテイストなディープテクノからエスニックなサイケデリックディスコでハッピーとは真逆な曲がうけたのが印象的。宇宙をイメージしたスペーシーなコズミック系も反応が良かったです。そんなこんなであっという間にクローズタイムとなりました。

ちなみにメキシコのクラブは、ラテンな血が流れているだけあり、情熱的で、しっかりと音楽を知り尽くし、クールで音楽にひたすら集中して踊り続けていること。それにDJをリスペクトしてくれて、敬意を払ってラストまで踊り続けてくれて、ピースフルでクレイジーなお客さんが多いのが特徴だと思います。


なお、朝4時からの時間からのスタートということもあり、とにかく飽きさせず、深く踊り明かしたいお客さんのムードだったので、深くハメるときはしっかりハメて、盛り上げるタイミングの時はしっかりと上げ過ぎない曲をセレクトして、お客さんと調和しながら、とにかく最後まで楽しんでもらえる様に意識して対応しました。ただこの時間帯でのギグは珍しかったし、お客さんが想像以上に素晴らしく、ダミアンもダミアンのお母さん(「Where House」社長)も凄く喜んでくれたのが印象的で、とにかく最高でした。その後、ティファナにもう1泊し、ダミアンと最高な時間を過ごしました。ということで、

「Thank u Damian」

■1,300人が踊り狂う
■「Rhodesia Histórico」

次のケレタロのギグまで日にちがあるので、フライトでメキシコシティーへ。メキシコシティーにいる友人・ビクターの家にステイさせてもらいました。携帯がなく不便でしたが、メキシコシティーはとにかく最高。ゆっくりとDiggin'や観光、それにローカルの人たちと触れ合い楽しい時間が過ごせました。


次の日。メキシコシティーからケレタロまではバスで移動します。ケレタロに着いてすぐ、その街の綺麗さに感動です。ホテルも素晴らしくて、また感動。早速アテンドの方に街の散策に連れて行ってもらいました。


ホテルにチェックインした後、ケレタロのナイトクラブ「Rhodesia Histórico」のブッキングマネージャーのJj Lugo(Acid Society)と最高に美味しいディナーに行きました。ディナー後は、僕のDJタイムの前のウォームアップをLugoにお任せし、夜の散策に出ます。ライトアップした夜のケレタロの街も最高に綺麗でした。ちなみにここケレタロはイタリアの街の雰囲気に似ていて、本当に綺麗。次回は必ず滞在日数を取って、もっとケレタロのことが知りたいなと思いました。



「Rhodesia Histórico」では、Lugoがスペーシーなハウス〜テクノよりのドラマチックなセットだったので、その流れで僕は3時間、スペーシーでエッジかかったイタロディスコから自分の曲を混ぜて、プログレッシブのハメ系の曲で自分なりの世界観を披露してみました。メキシコのギグはどこも必ず盛り上がり、他の街同様、相変わらずラテンバイブスでフロアが暖かくて最高です。ギグが終わるとLugoも喜んでくれて、「また呼ぶよ!」と微笑みながら、お別れをしました。ってことで、

「Thank u Jj Lugo.」

睡眠を数時間取り、ケレタロからカンクーン〜トゥルムまではフライトのため、車で空港へ。ちなみに空から見るケレタロの素晴らしい景色もオススメです。いよいよラストギグのトゥルムのホテル「Papaya Playa Project」で行われるフルムーンパーティーへ。共演は、、La Rouxのライヴ・バンドのキーボーディストとしても活躍するロンドンのマイク・ノリスによるプロジェクト“Fort Romeau”、加えて本プロジェクトのレジデントである“Moses&Nuno”がサポートすることになっています。

さて、カンクーンでドライバーにピックアップしてもらい、「Papaya Playa Project」に到着。エントランスボードに僕の名前があり、早速テンションが上がります。着いてすぐMosesに挨拶してから、かなり疲れていたので睡眠を。さあ、元気を取り戻しフロアに入ると、「Papaya Playa Project」らしい素晴らしいデコレーションとフルムーンで、気分はすっかりパーティモードに。Moses&Nunoがウォームアップでバッチリなムードを作ってくれていました。


僕のプレイまでは時間がなかったので、DJブースの敷地内でタコスをペロリ。今まで食べてきたタコスとはまた違った感じで(トゥルム風?)、美味しかった……。この日の自分のプレイは3時間。フルムーンパーティに来ている1300人以上のお客さんに喜んでもらうために選曲とプレイに集中して、しっかりと盛り上げられるよう、意識してプレイしました。ビーチサイドのフルムーンのお月様と海風を肌で感じながら、最高潮のフロアでパフォーマンスさせてもらって最高な思い出になったし、ベストが尽くせたと思います。ちなみにFort Romeauのクロージングも素晴らしかったことを付け加えておきます。

「Papaya Playa Project」のフルムーンパーティは、人生の中で体験したことがない最高のレイブパーティで、たくさんのお客さんと最高な時間が過ごせて幸せでした。ちなみにパーティの翌日はビーチでのんびりと過ごしてメキシコ最後の時間を満喫。トゥルムは天国でした!

「Thank u Moses,Nuno,Fort Romeau」

今回のメキシコツアーでお世話になったみんなに感謝します。メキシコ大好きです! 次は10月にアメリカ〜メキシコツアーを行う予定。メキシコの皆さん本当にありがとうございました。

「Gracias Amigo!」

この記事をポスト

この記事の関連情報