スコーピオンズ、これが50年を紡ぐ決定版
スコーピオンズの黄金期にあたる1977~1988年に発表した8枚のアルバムが結成50周年記念デラックス盤として一挙に発売されるが、その8タイトルのどこよりも詳しい収録内容が発表された。特に各ライヴ映像の収録曲、ミュージック・ビデオの曲名、ドキュメンタリー映像でメンバーが語るテーマ、DVDの収録分数や、当初の発表から若干変更となったCDボーナス音源の最終収録曲名など、まさに決定版となっている。
◆スコーピオンズ画像
当初発表された11月4日から発売日が変更となり、11月18日に4枚、12月2日に4枚と、日本は2回に分けて発売となるが、この8枚のデラックス盤には、バンドが半年かけて秘蔵アーカイヴからセレクトした様々なボーナス・コンテンツが惜しげもなく収録されており、CDには未発表音源、名曲のデモ音源、レア音源、(初来日公演の)未発表ライヴなどがボーナス・トラックとして追加収録され、DVDには、初商品化映像を中心に、未発表ライヴ、TV放送映像、初DVD化映像、ミュージック・ビデオ、ドキュメンタリー(今回撮り下ろしされた、当時のエピソードや秘話を様々なテーマで語るメンバー・インタビュー+映像インサート)などが収録されている。
また、すべてのタイトルが最新リマスターかつ日本盤は高品質のBlu-spec CD2仕様、パッケージは豪華デジパック、ブックレットにはレア写真や新規ライナーノーツ(元メタル・ハマー編集長、エドガー・クルーゼナー氏+伊藤政則氏)が掲載されるなど、50周年記念ならではの特別仕様となっている。さらに、アナログ・レコード(180g重量盤、初版復刻、ナンバリング入り)にCDが同梱されたスーパー・デラックス・ボックス・セット(輸入盤のみ/完全生産限定)もあわせて発売される。
これらを発表した約10年間で、「ハリケーン」「スティル・ラヴィング・ユー」「ビッグ・シティ・ナイツ」「ブラックアウト」「官能の夜」「免罪の日」などの名曲を生み、また伝説のライヴ・イヴェントである<USフェスティヴァル‘83><ロック・ポップ・イン・コンサート‘83(ドルトムント・フェス)><ロック・イン・リオ ‘85><モスクワ・ミュージック・ピース・フェスティヴァル '89>などへの出演を果たしてきたスコーピオンズは、まさに80年代ハード・ロックの躍進を最も体現しているバンドであり、このデラックス盤シリーズは、時代を証言するロック・ドキュメンタリーそのものと言える。
スコーピオンズ(50周年記念デラックス・エディション)
1.『暴虐の蠍団~テイクン・バイ・フォース』(77年)[CD](¥2,000+tax SICX 30010)
2.『蠍団爆発!! スコーピオンズ・ライヴ~トーキョー・テープス』(78年)[2CD](¥3,000+tax SICX 30011~2)
3.『ラヴドライヴ』(79年)[CD+DVD](¥3,800+tax SICX 30013~4)
4.『電獣~アニマル・マグネティズム』(80年)[CD](¥2,000+tax SICX 30015)
<第2弾リリース:2015年12月2日発売>
5.『蠍魔宮~ブラックアウト』(82年)[CD+DVD](¥3,800+tax SICX 30016-17)
6.『禁断の刺青~ラヴ・アット・ファースト・スティング』(84年)[2CD+DVD](¥4,500+tax SICX 30025-27)
7.『ワールド・ワイド・ライヴ』(85年)[CD+DVD](¥3,800+tax SICX 30020~21)
8.『サヴェイジ・アミューズメント』(88年)[CD+DVD](¥3,800+tax SICX 30022~23)
最新リマスター/ボ―ナス・コンテンツ付/Blu-spec CD2仕様/DVD日本語字幕付
英文ライナー対訳付/歌詞・対訳・解説付/完全生産限定盤
1.『暴虐の蠍団~テイクン・バイ・フォース(デラックス・エディション)』(1CD)
[CD]
1.スティームロック・フィーヴァー
2.空を燃やせ
3.自由への叫び
4.炎のロック・スター
5.カロンの渡し守
6.ユア・ライト
7.暴虐のハード・ロッカー
8.愛のために生きて
9.サスペンダー・ラヴ *
10.ビジー・ガイズ(デモ)*
11.ビリーヴ・イン・ラヴ(デモ)*
12.ミッドナイト・ブルーズ・ジャム(デモ)*
2.『蠍団爆発!!スコーピオンズ・ライヴ~トーキョー・テープス(デラックス・エディション)』(2CD)
[CD1]
1.オール・ナイト・ロング
2.幻の肖像
3.バックステージ・クイーン
4.暗黒の極限
5.イン・トランス
6.空を燃やせ
7.サスペンダー・ラヴ
8.安息を求めて
9.フライ・トゥ・ザ・レインボウ
10.暴虐のハード・ロッカー
11.スピーディズ・カミング
12.トップ・オブ・ザ・ビル
13.ハウンド・ドッグ
14.のっぽのサリー
15.スティームロック・フィーヴァー
16.ダーク・レディ
17.荒城の月
[CD2]
1.ロボット・マン
2.ヘル・キャット(78.04.27)*
3.キャッチ・ユア・トレイン(78.04.27)*
4.君が代(78.04.24)*
5.暗黒の極限(78.04.24)*
6.暴虐のハード・ロッカー(78.04.24)*
7.トップ・オブ・ザ・ビル(78.04.24)*
8.ロボット・マン(78.04.27)*
*ボーナス・トラック(中野サンプラザ・ホール公演の未発表音源)
3.『ラヴドライヴ』(CD+DVD)
[CD]
1.日曜の愛劇
2.アナザー・ピース・オブ・ミート
3.果てしなきロード
4.コースト・トゥ・コースト
5.キャント・ゲット・イナフ
6.瞑想のレゲエ
7.ラヴドライヴ
8.免罪の日
9.コーズ・アイ・ラヴ・ユー(デモ)*
10.免罪の日(デモ)*
*ボーナス・トラック
[DVD](約85分)
●“ライヴ・イン・ジャパン1979”(新宿厚生年金会館ライヴ映像)
1.イントロ
2.空を燃やせ
3.ラヴドライヴ
4.人生は川の如し
5.フライ・トゥ・ザ・レインボウ
6.瞑想のレゲエ
7.アナザー・ピース・オブ・ミート
8.キャント・ゲット・イナフ
9.荒城の月
●ドキュメンタリー:“ラヴドライヴ” ストーリー
(テーマごとにクラウス・マイネ、ルドルフ・シェンカー、マティアス・ヤプス、ハーマン・ラレベルが語る当時の回想録)
*「アルバム」
*「ジャケット・デザイン」
*「ギター」
*「79年日本公演」
*「日曜の愛劇」
*「アナザー・ピース・オブ・ミート」
*「果てしなきロード」
*「コースト・トゥ・コースト」
*「キャント・ゲット・イナフ」
*「瞑想のレゲエ」
*「ラヴドライヴ」
*「免罪の日」
*「最後に」(アルバム総括)
4.『電獣~アニマル・マグネティズム(デラックス・エディション)』(CD)
[CD]
1.メイク・イット・リアル
2.密約の証
3.ホールド・ミー・タイト
4.20世紀ジャングル
5.レディ・スターライト
6.フォーリング・イン・ラヴ
7.蠍の紋章
8.ZOO(背徳の街角)
9.アニマル・マグネティズム
10.ヘイ・ユー(ヴォーカル:ルドルフ・シェンカー)*
11.アニマル・マグネティズム(デモ)*
12.アメリカン・ガールズ(デモ)*
13.ゲット・ユア・ラヴ(「ヒーローズ・ドント・クライ」デモ)*
14.レストレス・マン(「20世紀ジャングル」デモ)*
15.オール・ナイト・ロング(デモ)*
*ボーナス・トラック
5.『蠍魔宮~ブラックアウト』(CD+DVD)
[CD]
1.ブラックアウト
2.キャント・リヴ・ウィズアウト・ユー
3.官能の夜
4.ユー・ギヴ・ミー・オール・アイ・ニード
5.NOW!
6.ダイナマイト
7.アリゾナ
8.チャイナ・ホワイト
9.静寂の煙
10.ブラックアウト(デモ)*
11.ラニング・フォー・ザ・プレイン(デモ)*
12.シュガー・マン(デモ)*
13.サーチング・フォー・ザ・レインボウ(デモ)*
*ボーナス・トラック
[DVD](約102分)
●“ロック・ポップ・イン・コンサート:スペシャル・ヘヴィ・メタル・ナイト”(83.12.17ドルトムント)
1.ブラックアウト
2.日曜の愛劇
3.カミング・ホーム
4.果てしなきロード
5.免罪の日
6.キャント・リヴ・ウィズアウト・ユー
7.ダイナマイト
8.キャント・ゲット・イナフ
9.メイク・イット・リアル <TV未放送>
10.ZOO(背徳の街角)<TV未放送>
●ミュージック・ビデオ
*「官能の夜」
*「アリゾナ」
●ドキュメンタリー:“ブラックアウト” ストーリー(43:38)
(テーマごとにクラウス・マイネ、ルドルフ・シェンカー、マティアス・ヤプス、ハーマン・ラレベルが語る当時の回想録)
*「アルバム」
*「ジャケット・デザイン」
*「ギター」
*「ロック・ポップ・インコ・ンサート」
*「ブラックアウト」
*「キャント・リヴ・ウィズアウト・ユー」
*「官能の夜」
*「ユー・ギヴ・ミー・オール・アイ・ニード」
*「NOW!」
*「ダイナマイト」
*「アリゾナ」
*「チャイナ・ホワイト」
*「静寂の煙」
*「最後に」(アルバム総括)
6.『禁断の刺青~ラヴ・アット・ファースト・スティング』(2CD+DVD)
[CD1]
1.バッド・ボーイズ・ランニング・ワイルド
2.ハリケーン
3.アイム・リーヴィング・ユー
4.カミング・ホーム
5.ザ・セイム・スリル
6.ビッグ・シティ・ナイツ
7.グッド・タイムズ・ロール
8.クロスファイアー
9.スティル・ラヴィング・ユー
10.カミング・ホーム(デモ)*
11.リヴィング・アット・ナイト(デモ)*
12.ファースト・スティング・ジャム(デモ)*
13.エニタイム(ユー・ウォント・イット)(デモ)*
14.スティル・ラヴィング・ユー(デモ)*
*ボーナス・トラック
[CD2]
“ライヴ・アット・マディソン・スクエア・ガーデン”(84.06.07)
1.カウントダウン
2.カミング・ホーム
3.ブラックアウト
4.バッド・ボーイズ・ランニング・ワイルド
5.日曜の愛劇
6.ビッグ・シティ・ナイツ
7.コースト・トゥ・コースト
8.スティル・ラヴィング・ユー
9.ハリケーン
10.ZOO(背徳の街角)
11.ダイナマイト
[DVD](約73分)
●ミュージック・ビデオ:「ハリケーン」 「アイム・リーヴィング・ユー」 「ビッグ・シティ・ナイツ」 「スティル・ラヴィング・ユー」
●TV放送映像:
*「スティル・ラヴィング・ユー」(“ピーターズ・ポップ・ショー”)
*「ハリケーン」(“ピーターズ・ポップ・ショー”)
*「スティル・ラヴィング・ユー」(“ナ・ゾーヴァス”)
*「ビッグ・シティ・ナイツ」(“ロック・ゾマー1986/モンスターズ・オブ・ロック:ニュルンベルク”)
●ドキュメンタリー:“ラヴ・アット・ファースト・スティング” ストーリー(36:23)
(テーマごとにクラウス・マイネ、ルドルフ・シェンカー、マティアス・ヤプス、ハーマン・ラレベルが語る当時の回想録)
*「アルバム」
*「ジャケット・デザイン」
*「ギター」
*「バッド・ボーイズ・ランニング・ワイルド」
*「ハリケーン」
*「アイム・リーヴィング・ユー」
*「カミング・ホーム」
*「ザ・セイム・スリル」
*「ビッグ・シティ・ナイツ」
*「クロスファイアー」
*「スティル・ラヴィング・ユー」
*「最後に」(アルバム総括)
7.『ワールド・ワイド・ライヴ』(CD+DVD)
[CD]
1.カウントダウン
2.カミング・ホーム
3.ブラックアウト
4.バッド・ボーイズ・ランニング・ワイルド
5.日曜の愛劇
6.メイク・イット・リアル
7.ビッグ・シティ・ナイツ
8.コースト・トゥ・コースト
9.免罪の日
10.スティル・ラヴィング・ユー
11.ハリケーン
12.キャント・リヴ・ウィズアウト・ユー
13.アナザー・ピース・オブ・ミート
14.ダイナマイト
15.ZOO(背徳の街角)
16.官能の夜
17.キャント・ゲット・イナフ(パート1)
18.シックス・ストリング・スティング
19.キャント・ゲット・イナフ(パート2)
[DVD](約83分)
●“ワールド・ワイド・ライヴ”(61:56)
*85年発売商品の初DVD化
<U.Sツアー>
1.カミング・ホーム
2.ブラックアウト
3.ビッグ・シティ・ナイツ
4.日曜の愛劇
<日本ツアー>
(荒城の月)
5.官能の夜
<ヨーロッパ・ツアー>
6.免罪の日
7.バッド・ボーイズ・ランニング・ワイルド
<ブラジル・ツアー>
8.スティル・ラヴィング・ユー
9.ハリケーン
<「ハリケーン」途中からU.Sツアー>
10.ダイナマイト
11.アイム・リーヴィング・ユー
●ドキュメンタリー:“ワールド・ワイド・ライヴ” ストーリー(20:52)
(テーマごとにクラウス・マイネ、ルドルフ・シェンカー、マティアス・ヤプス、ハーマン・ラレベルが語る当時の回想録)
*「84~85年ワールド・ツアー」
*「ライヴ」
*「最後に」(アルバム総括)
8.『サヴェイジ・アミューズメント』(CD+DVD)
[CD]
1.ドント・ストップ・アット・ザ・トップ
2.リズム・オブ・ラヴ
3.パッション・ルールズ・ザ・ゲーム
4.メディア・オーヴァーキル
5.ウォーキング・オン・ジ・エッジ
6.ウィ・レット・イット・ロック…ユー・レット・イット・ロール
7.エヴリ・ミニット・エヴリ・デイ
8.ラヴ・オン・ザ・ラン
9.ビリーヴ・イン・ラヴ
10.テイスト・オブ・ラヴ(デモ)*
11.エッジ・オブ・タイム(デモ)*
12.ファースト・アンド・フューリアス(デモ)*
13.ダンシング・イン・ザ・ムーンライト(デモ)*
14.リヴィング・フォー・トゥモロー(デモ)*
15.アイ・キャント・エクスプレイン*
*ボーナス・トラック
[DVD](約86分)
●“トゥ・ロシア・ウィズ・ラヴ・アンド・アザー・サヴェイジ・アミューズメンツ”(44:05)
*88年発売商品の日本初DVD化
1.ブラックアウト
2.リズム・オブ・ラヴ
3.免罪の日
4.ビリーヴ・イン・ラヴ
5.ZOO(背徳の街角)
6.ウォーキング・オン・ジ・エッジ
7.のっぽのサリー
8.ドント・ストップ・アット・ザ・トップ
9.ハリケーン
10.メディア・オーヴァーキル
11.パッション・ルールズ・ザ・ゲーム
12.ウィ・レット・イット・ロック…ユー・レット・イット・ロール
●ミュージック・ビデオ
*「リズム・オブ・ラヴ」
*「パッション・ルールズ・ザ・ゲーム」
*「ビリーヴ・イン・ラヴ」
*「アイ・キャント・エクスプレイン」
●ドキュメンタリー:“サヴェイジ・アミューズメント” ストーリー(26:38)
(テーマごとにクラウス・マイネ、ルドルフ・シェンカー、マティアス・ヤプス、ハーマン・ラレベルが語る当時の回想録)
*「アルバム」
*「ジャケット・デザイン」
*「ギター」
*「88年レニングラード公演」
*「ドント・ストップ・アット・ザ・トップ」
*「リズム・オブ・ラヴ」
*「パッション・ルールズ・ザ・ゲーム」
*「メディア・オーヴァーキル」
*「エブリ・ミニット・エヴリ・デイ」
*「ラヴ・オン・ザ・ラン」
*「ビリーヴ・イン・ラヴ」
*「アイ・キャント・エクスプレイン」
*「最後に」(アルバム総括)
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