キース・リチャーズ「サージェント・ペパーズはゴミの寄せ集め」
ロック史上最高傑作の1枚に挙げられるザ・ビートルズの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』(1967年)だが、キース・リチャーズは駄作だと考えているそうだ。彼には、当時のザ・ビートルズは自分たちを見失っていたように見えるという。
◆キース・リチャーズ画像
キースは『Esquire』誌のインタビューでこう話した。「あれを天才アルバムだって考える人たちもいる。でも、俺はがらくたの寄せ集めだと思ってるよ。(ストーンズが同じ年リリースした)『Satanic Majesties』も同じだ。“あいつらがクソみたいの作るなら、俺らもやるぜ”ってなもんだ」
キースは、女の子に騒がれることに疲れ、1966年にツアーを止めてしまったときにザ・ビートルズは終わったと考えているそうだ。
「ザ・ビートルズがザ・ビートルズだったときは素晴らしかった。でも、あの音楽(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)にはたいしてルーツがない。彼らは自分らを見失っていたんだと思う。そりゃそうだろ? 1960年代にザ・ビートルズにいたら、浮かれちまって当然だ。自分が何をしたかったかなんて忘れている」
キースは9月18日、23年ぶりにリリースするソロ・アルバム『Crosseyed Heart』のプロモーション中。しばらくキース節が楽しめそうだ。
Ako Suzuki
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