ナタリー・インブルーリア、6年ぶりのニュー・アルバムは『男』
1997年「トーン」の大ヒットで世界を魅了したオーストラリア出身のシンガー、ナタリー・インブルーリアが6年ぶりにニュー・アルバムをリリースする。タイトルはずばり、『男(Male)』。ナタリーが愛聴する男性アーティストたちのヒット曲を、女性目線で歌った作品だ。
◆ナタリー・インブルーリア画像
全曲カヴァー・アルバムは、彼女にとって初めて。前作『カム・トゥ・ライフ』(2009年)を発表して以降、女優業に専念していたナタリーにとって、このアルバムはシンガーとしての再出発の意味も持っている。アルバムには、ダフト・パンクからピート・タウンゼント、ザ・キュアー、ニール・ヤング、トム・ぺティ、キャット・スティーヴンスまで、ナタリー独自のテイストを貫き、幅広いジャンルからセレクトした全12アーティストの曲が収録されている。
「メロディがとても美しく、いつも斬新なものを創り出している」と、この企画を思いつくきっかけとなったダフト・パンク「インスタント・クラッシュ」、「この曲が嫌いな人なんていない。最高に楽しい曲」と太鼓判を押すザ・キュアー「フライデイ・アイム・イン・ラヴ」、幼い頃にイギリスへの憧れを募らせるきっかけとなったピート・タウンゼントやモダン・イングリッシュの曲、10代の頃初めて聴いたときから心奪われたというニール・ヤング、父親が大ファンだったので子供時代を思い出すというキャット・スティーヴンス等、いずれもナタリーの思いが深くつまったナンバーばかりだ。
プロデューサーにピンクやジョン・レジェンド等を手がけるグラミー受賞のビリー・マンを迎え、ナタリーの澄み渡る独特の声を活かしたオーガニックでシンプル、自然な音世界が完成した。また、彼の知り合いだったことから、インディゴ・ガールズのエミリー・サリアーズが「グッバイ・イン・ヒズ・アイズ」でバックコーラスとして参加している。
『メール』は7月29日、日本先行発売される(US 7月31日、EU 8月21日)。
ナタリー・インブルーリア『メール』
SICP4469 \2400+税
*( )内はオリジナル曲演奏アーティスト名
1.インスタント・クラッシュ(ダフト・パンク)
2.キャノンボール(ダミアン・ライス)
3.ザ・サマー(ジョシュ・パイク)
4.アイル・フォロー・ユー・イントゥ・ザ・ダーク(デス・キャプ・フォー・キューティー)
5.グッバイ・イン・ヒズ・アイズ(ザック・ブラウン・バンド)
6.フライデイ・アイム・イン・ラヴ(ザ・キュアー)
7.ネイキッド・アズ・ウィ・ケイム(アイアン&ワイン)
8.レット・マイ・ラヴ・オープン・ザ・ドア(ピート・タウンゼント)
9.オンリー・ラヴ・キャン・ブレイク・ユア・ハート(ニール・ヤング)
10.アイ・メルト・ウィズ・ユー(モダン・イングリッシュ)
11.ザ・ウェイティング(トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ)
12.ザ・ウインド(キャット・スティーヴンス)
【日本盤ボーナストラック】
13.インスタント・クラッシュ(ラジオ・エディット)
◆ナタリー・インブルーリア・オフィシャルサイト