ジョン・レノン殺害犯の妻「ポールはマーク・チャップマンのことを気に入る」
ジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンの妻グロリア・ヒロコが、英国の新聞『Daily Mail』紙のインタビューに答えた。ハワイに住む日系のグロリアは、事件の1年半前にチャップマンと結婚。犯行から34年経った現在も服役中のチャップマンのもとを訪れており、「これまで以上に彼を愛している」という。
◆ジョン・レノン画像
彼女は、そう見えないかもしれないがチャップマンはジョンを殺害したことを後悔していると、こう話した。「もしいま、マークがジョンとヨーコに対し何か言うことができるとしたら、彼は“これほどの痛みを引き起こし、申し訳なく思っている”と言うでしょう。“許してもらえたと願っている”と」「ジョンはいい人でした。でも、マークはあの日、そのことは考えておらず、自分本位でした。それが彼の間違いでした」
「10月にマークと面会したとき、レノンのことを話し、私たちはヨーコのために祈りました」「ヨーコの気持ちはわかります。私たちは彼女が神を見出しマークを許してくれるよう祈りました」。2人はヨーコへ手紙も書いたという。
また、最近、ポール・マッカートニーがチャップマンのことを「愚か者の中の愚か者」と評したことに対し、ポールや、ジョンのファンを激怒させるような考えを述べた。「ポール・マッカートニーには自分の言いたいことを言う権利があります。でも、もし彼がマークに会ったら、マークのことを好きになると思います。マークはとても感じがよく、愛情深い人なんです。彼はいつだって自分よりほかの人の要求を優先します。マッカートニーさんの訪問を歓迎するでしょう」
チャップマンとグロリアは一年に一度44時間、刑務所の敷地内にあるトレーラーハウスの中で一緒に過ごすことが許されているという。
『Daily Mail』紙はこのインタビューを“心がかき乱される”と称した。彼女は、チャップマンとジョンは「天国で再会すると信じている」とも話したそうだ。
Ako Suzuki
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