【インタビュー】geek sleep sheep、ライヴ<confusion bedroom>直前「すごい暴投でも、全部打ち返してくれる」
■345ちゃんの声が活きるなとか、yukihiroさんにもっと叩いてほしいとか
■お互いの曲作りのやりとりのなかで、どんどんわかってきた
▲2013.12.24@LIQUIDROOM<confusion bedroom vol.2> |
momo:やらなきゃですね(笑)。
──ちなみに新曲も期待したいところで、これまでのライヴでも2~3曲の新曲が披露されていますが、曲作りの状況はどんな感じですか。
momo:曲の作り方は、スタジオにネタを持って行って、3人で何度も何度も演奏をしながら肉付けしていくっていう感じなんですけど。4~5曲くらいは作っている感じですね。
──デビューから一年を経て、さらに自由度は広がっている感じでしょうか。
yukihiro:そうですね、曲はできてきているし、まあでも、頑張って新しい側面見せようとかは考えていないけど、やってみるとそれはそれでみんな違うアイデアを試そうとかにはなるので。そこらへんは普通にやっていますね。じゃあ、この曲は打ち込み使おうとかそういう飛躍した考えはない感じですけどね。
──このバンド、この3人だからできることっていうのは、それぞれで曲を作る過程で考えたりしていますか?
momo:歌に関して言うと、いちばんは345ちゃんと2人で歌えるっていうのがあるので。それをどう活かすかとか。あとは今の話で言うと、ちょっと絞れてきているかもしれない。1stアルバム『nightporter』に入ってる曲って、どうなるかさっぱりわからないけど、とりあえず何でも持っていってみようと思って。特に初期の頃は、方向性も固まってない状態で、結構変なフレーズをいっぱい持っていったんですけど、全部曲になっちゃったんですよ(笑)。
345:ふふふ。
momo:すごい暴投でも、全部、打ち返してくれる(笑)。
yukihiro:そんな暴投もらってないよね?
345:ないです(笑)。
momo:ほんと? すごいイヤそうな顔してなかった? こんなの歌えません、くらいの(笑)。
345:頑張りました(笑)。
momo:ははは。まあそういうお互いの曲作りのやりとりのなかで、どんどんわかってきた部分と、こういう流れだとすごくグッとくるなとかもわかって。これなら345ちゃんの声が活きるなとか、yukihiroさんにもっと叩いてほしいとか。あとは、ライヴですよね。お客さんの前でやった時の手応えとか、こうしたいというのも曲作りに入ってくるから、次にもう一枚アルバムを出せたとしたら、もうちょっと絞ってる方向にいくかもしれないなと思いますね。
──それにしても、すべての球を打ち返してくるって、すごいですね。
yukihiro:空振りもいい方向に進むときもあるんです(笑)。アルバム制作でも、最後のほうの3曲とかは、momo君はわからないって言いながら進んでいたんですけど、僕と345ちゃんはもうでき上がってると思ってたし。
momo:いいバンドだな!と思いました(笑)。
yukihiro:「Strange Circus」だけは、メロディ書き直してみませんかって言いましたけど(笑)。
momo:そうそう。ゴールが見えた!と思ったら、そのゴールがちょっと遠くなって(笑)。でも、そういうやりとりが楽しくて。そういうのがバンドだよなって。
▲2013.12.24@LIQUIDROOM<confusion bedroom vol.2> |
345:はい。
momo:早いんですよね、仕事がね(笑)。
345:え?(笑) 「ほんとにいいんですか?」っていうくらい、「いいよ」っていう感じで、すんなりと。
──いつのまにか任されちゃった感じだったんですか?
345:でも、セットリスト作れとは言われてないんですよ(笑)。
yukihiro: 345ちゃんはセットリストの話が出ると、すぐに考えてくれてるんだと思うんですよ。それで、いちばん最初に上がってきて、僕とmomo君が「いいね!」ってなって進みますね(笑)。
──で、採用、と(笑)。
momo:結構、345ちゃんの歌がメイン・ヴォーカルの曲って、演奏するのが難しい曲も多いんですよ、聴かせる曲も多いし。ってなるから、たぶん345ちゃんが考えるとそのへんの流れで作ってるんじゃないかなと。自分の歌の聴かせ具合とかで、というふうに見えたんですけど。
345:いや、結構3人のバランスを考えながら(笑)。
yukihiro:はははは。そうだよね、momo君のギターの持ち替えとかも考えて。
momo:ああそうなんだ(笑)。
──では、今回も345さんがセットリストを作るということですね(笑)。
345:まかせて下さい(笑)。
momo:初披露の曲もあると思うので、楽しみにしてもらえれば。
取材・文◎吉羽さおり 撮影◎岡田貴之(vol.1/vol.2)/石川浩章(vol.2)
■geek sleep sheep presents<confusion bedroom vol.3>
2014年10月3日(金) LIQUIDROOM
OPEN / 18:30 START / 19:30
All standing ¥4,300 (tax in) +drink ¥500
チケットぴあ 0570-02-9999
ローソンチケット 0570-084-003
イープラス http://eplus.jp
[問]DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)
◆geek sleep sheep オフィシャルグッズ購入ページ
◆geek sleep sheep オフィシャルサイト
◆geek sleep sheep オフィシャルTwitter
◆インタビュー(3)へ戻る
◆インタビュー(1)へ戻る
この記事の関連情報
【インタビュー】yukihiroが語る、2023年の音楽履歴とPetit Brabanconの新境地「インダストリアルな曲を作りたかった」
geek sleep sheep、6年ぶり始動
【ライブレポート】geek sleep sheep、THE NOVEMBERS、LILI LIMIT、<DECEMBER'S CHILDREN>最終夜「大切な人に捧げます」
geek sleep sheepとTHE NOVEMBERS、年末の<DECEMBER'S CHILDREN>に出演
【ライヴレポート】geek sleep sheep、ツアー開幕「みなさんお好きなように」
【ライヴレポート】geek sleep sheep、ノイズもポップも増幅して「ただで帰すわけにはいかない」
geek sleep sheep、9月より関東3会場にてツアー開催
geek sleep sheep、渋谷CLUB QUATTROにて2016年初ワンマン開催
【ライヴレポート】geek sleep sheep、思い出の場所で「結構な勢いじゃない?(笑)」