【ライヴレポート】geek sleep sheep、ツアー開幕「みなさんお好きなように」

momo kazuhiro（Vo&G：MO’SOME TONEBENDER）、345（Vo&B：凛として時雨）、yukihiro（Dr：L'Arc〜en〜Ciel）からなる3ピースgeek sleep sheepが9月2日、新代田FEVERにて＜tour confusion bedroom 2016＞をスタートさせた。まさに水を得た魚、300キャパのライヴハウスを縦横無尽に泳ぎ回る圧巻のステージが繰り広げられた。

◆geek sleep sheep 画像

横浜、さいたまと3公演を行うツアー＜tour confusion bedroom 2016＞は、どの会場も客席から手を伸ばせばステージに届くような小さな会場だ。初日となった新代田FEVERも、開演前から異様な熱気に包まれていた。




ライヴはほぼ定刻通りにスタート。息つく暇もなくほぼ曲間なしで数曲が演奏された後、momoがこう語った。

「ここFEVERはどんだけ騒いでも、どんだけ飛んでも許される場所ですので、みなさんお好きなように」──momo

すると一気に会場全体がヒートアップ。ノイジーなサウンドを聴かせるアップテンポチューン、momoと345がお互いの声を引き立てあうミドルテンポチューン、さらにはカバーなども交え、約1時間30分のステージを駆け抜けた。


特筆すべきはシーケンスを使う楽曲が増えたことだ。4月のワンマンライヴでは新曲2曲での使用のみだったが、今回はその2曲に加え、「この曲をこのアレンジで聴きたかった！」と思うような楽曲でシーケンスを使用してくれたのだ。

また、言うまでもなくgeek sleep sheepに寄せ集め感はゼロ。まだその偏見でこのバンドを見ていないのであれば、今すぐゴミ箱にその偏見を捨ててライヴに行ってほしい。この3人でしか作れない最強のグル―ヴを、このキャパシティのライヴハウスでぜひ味わっていただきたい。

撮影◎石川浩章


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