ブルースのレジェンド、ジョニー・ウィンターが急逝

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アメリカのブルース・シンガー/ギタリストのジョニー・ウィンターが、水曜日(7月16日)、滞在先のスイス、チューリッヒのホテルで亡くなった。70歳だった。

◆ジョニー・ウィンター画像

ジョニー・ウィンターは週末(7月12日)オーストリアで開かれたフェスティヴァルでプレイしたばかりで、来週からは全米ツアーが予定されていた。死因が特定できず、この後検視が行われる予定だと伝えられている。

1944年ミシシッピで誕生し、テキサスで育ったジョニー・ウィンターは5歳でクラリネット、その後、ウクレレやギターをプレイし始めた。1968年、マイク・ブルームフィールドのコンサートにゲスト出演したのをきっかけにコロンビア・レコーズと契約。1969年にセルフ・タイトルのメジャー・デビュー・アルバムをリリースした。

このころ、ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンとよく共演し、ジャニス・ジョプリンとは交際していたといわれている。ジョン・レノンとも交流があり、ジョン・レノンは曲「Rock And Roll People」をジョニー・ウィンターに提供している。

ブルース・ミュージシャンとして高い評価を得ただけでなく、プロデューサーとしての手腕も発揮し、彼が手がけたマディ・ウォーターズのアルバムはグラミー賞を受賞した。

4月に3度目の来日を果たしたばかり。9月にはエリック・クラプトン、ZZトップのビリー・ギボンズ、エアロスミスのジョー・ペリー、ストレイ・キャッツのブライアン・セッツァー、ジョー・ボナマッサ、ベン・ハーパー、ドクター・ジョンらがゲスト参加したニュー・アルバム『Step Back』をリリースすると発表していた。

合掌。

Ako Suzuki, London
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